先に明らかになっていたとおり名古屋は清水との顔合わせで、なぜだか2月の開幕戦に続いて敵地でのリスタートとなりました。その後の日程を見るにつけ超のつく過酷さをあらためて実感、特に7、8月は中2、3日の連戦がほぼ毎週のように組まれております。7月のホームゲームは「無観客試合」あらため「リモートマッチ」となり、状況次第ですが観客動員は8月からとなる模様。また、ルヴァンカップについては9月に一次リーグ2試合が水曜日開催で行われ、名古屋は敵地で清水、ホームで川崎と対戦。決勝は11月7日の設定となりました。
名古屋はその後行われた検査で監督、選手、スタッフ及びクラブ関係者64人全員の陰性を確認。夢生とミッチも15日に無事退院はしたものの現在は療養段階、チームも13日から全体練習を再開しているとはいえ調整の遅れは明らかで、超過酷なシーズンに対して想定外のハンディを抱えて臨むことになりそうです。なかでも退団が秒読みともいわれるジョーの穴を埋めるはずだった夢生の出遅れは大きな痛手です。
感染が再拡大している他国の例をあげるまでもなくまだまだコロナウイルス感染は予断を許さない状態であり、それに加えて無観客試合やサポーターの数や応援の制限、試合中やその前後に求められる対応策や規制、二週間に一度行われるPCR検査等々、肉体的にも精神的にも選手たちが通常の状態で戦うことはまず不可能と考えます。
ゆえに個人的に今シーズンに限って成績は二の次三の次で、とにかく来シーズンもしくは選手生命にかかわるような怪我人を出さずに乗り切っていただければ上出来と思っています。あえて欲を言わせていただくのならば、この状況下でアピールの機会が多く与えられるであろうアカデミーを含む若手選手の活躍と台頭を多少なりとも見ることができればなによりでございます。