木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

映画「はじまりのみち」&ホタル

2013年06月18日 | 映画
映画「はじまりのみち」を観てきました



映画監督 木下恵介生誕100年プロジェクトのひとつとして制作されたそうです

第二次世界大戦中制作した映画「陸軍」のラストシーンが「女々しい」と陸軍からクレーム
 次回作の制作をキャンセルされた

撮りたい物が撮れない 落胆した監督は辞表を提出し故郷に帰る

帰った故郷も空襲に遭うことが多くなり
 病気のお母さんを疎開させることになり その手段を皆で相談

黙々とリヤカーを引いたり押したりして険しい峠の山道を登る
 その道中の場面が続く…長い…でもその場面から…行間と言うか
いろいろなものが伝わってきます

映像も音楽も良い 

観始めてすぐ
 あっ そういえば木下監督は浜松出身だったわ

遠州弁がポンポン飛び交って

クスッ!

特にトロッコ列車に乗る前に泊まる旅館の夫婦(濱田マリ 光石研)のやり取りは懐かしい 

映画監督を辞めて帰郷したはずの恵介も自然の風景 人の営みなどを見るにつけて
 ふと気がつくと「どんな風に撮ろうか?」としている

陸軍から女々しいと言われたラストシーンも
 映画を観たと言う 濱田岳演じる名無しの便利屋さん
あのラストシーンはすごく良かったと言う…
 濱田岳さんがとってもいい味出して光ってます 

その「陸軍」のラストシーンが流れるのですが
 田中絹代扮する母親 子供を戦地に送る辛さがひしひしと伝わってきます

家族 両親の在り方を通じて
 なんだかしみじみしたものが伝わってくる映画でした
  

そしてその夜
 思い立って 孫のhonちゃんta君を連れてホタルを見に行ってきました

主人の実家からもう少し奥 新東名高速道路 引佐インターよりもう少し奥



真上に高速道路が走るところ 

小さな川が流れ せせらぎの音
 辺りに灯りは無く 真っ暗闇

ふわ~っと小さな光が点いたり消えたり

いました いました 

あっちにもこっちにも 



ホタルは掌に乗せたら 直ぐにふわ~っと飛んでいってしまい

この時期でないと見られない蛍
今年はみられてhonちゃんもta君も大喜び
 …去年は時期がちょっと遅かったのか 乾燥したお天気のせいか見られなかったんです

ホタルが見られる自然がいつまでも残ってほしいものです 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しらほ)
2013-06-27 22:38:48
映画鑑賞に縁遠くなってしまいました。
たまには妻を誘って,人情味ある映画を鑑賞してみようかと思うところです。

>ホタルが見られる自然がいつまでも残ってほしいものです 
>>全く同感です…。自然の蛍,いったい何年見ていないか思い出せないくらいです。水が綺麗なところに生息するとも聞きましたが,なかなか出会えない現状です。
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こんばんは (Rグレイ)
2013-06-28 22:58:09
しらほさんこんばんは

この映画クスッと笑ったり グッときてウルッ
 家族愛あり人情味あり良かったですよ

ホタル 昔は家の中にも飛んできたんですが…
 それでも最近は綺麗な水を保つ努力もされ見られるところも増えてきたように思います

季節の風物詩 いいものですね 
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こんにちは (ケセラセラ)
2013-06-30 15:58:17
気づけば早いもので6月も終わり。
もうすぐホタルの季節。
うちのすぐそばの小さな川にもホタルがいるんですよ。
って、どんだけ田舎なんだか..(^m^)

「はじまりのみち」は、こっちでは来月に上映されるようなので行こうかな。
>映画クスッと笑ったり グッときてウルッ
そうなんですね。ハンカチ忘れずに持って行きます。(^^)
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おはよう~ (Rグレイ)
2013-07-01 07:57:35
ケセラセラさんおはようございます

そちらでは7月がホタルの季節なんですね
 こちらは6月半ばくらいかしら?
あのほわ~っとした光にはゆったりした時間の流れを感じ癒されます
うちの近くの川にも昔は居たんですよ
地域でも川を綺麗にしてカワニナを育てる努力をしています

便利な世の中と引き換えにあまり見なくなっちゃいましたね

「はじまりのみち」しみじみとして 気持ちが伝わってくる映画でしたよ
木下作品を観たくなりました
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