本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
3月9日(日)のつぶやき
お昼ごはん。
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も少し温かい頃合いだったら、北野まで足を伸ばすのに。今日の三宮は、道行く人々はみな真冬の装いで、かく言う私もよ。
だーなさんのカキフライ定食から、カキフライもらう♪
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@rinakko 14:04
カキフライは善。
公魚の天ぷらと、新子おろしいただく(二軒目)。
しばし、ヒロシに釘付けだった。もう終わりがけだったけれど。
@kyatzbee そうそう、ふっと笑ってしまいますね。たまには顔を出して欲しい。いや、“たまに”じゃなくてもいいのですが(笑)。
3月8日(土)のつぶやき(読んだ本、『書物愛[日本篇]』)
【書物愛 [日本篇] (創元ライブラリ)】を読んだ本に追加
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もう、表題からして憎い。憎いよ。表紙のオブジェも美しくて、くうう…。そも題材が題材であるからして、派手やかな話なんぞは期待していなかったが、まさにいぶし銀の味わいのじんわりくる作品が揃っていた。筋金入りの本好きだとか、書に憑かれた人々のディープな話ばかりなのかと思いきや、そうでもなく、目先を変えてきてるのかな…という印象の作品もある。本をめぐりつつも、趣向の偏っていないところがよかった。
好みで言えば、「楽しい厄日」が一等お気に入り。こういうもんやりした話は堪らないなぁ…と。「本盗人」は再読で、『愛についてのデッサン』を読み返したくなる。
縁があって吹奏楽のコンサート。音がずんずんっ、楽しいよう。もうすぐ2部。
串カツ待ちつつ感想おしゃべり。
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3月7日(金)のつぶやき(読んだ本、『歌手たちはどこから』)
【歌手たちはどこから (1979年) (ラテンアメリカ文学叢書〈10〉)/S.サルドゥイ】を読んだ本に追加
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キューバ濃ゆい! なるほどこれは実験的、なるほど祝祭だ…などと唸りつつ、読み進んでいったら凄く面白かった。何だろう…この、行き過ぎた感じの賑々しさ。言葉もイメージもめくるめきまくって、幾らなんでも自由奔放過ぎる。虚も実も綯い交ぜみたいな話で筋を追いにくかったけれど、翻弄される読み心地にご満悦なのだから世話がない。
役柄も姿もどんどん変えていく二人のコーラスガール、〈蓮の花〉を恋い求める将軍、政治家モルタル、高級娼婦で一日だけ詩人だったドローレス…といった人物たちが入り乱れる先に、キューバ文化とキリスト教の関わりの歴史までもが、メタファーたんもりで描かれる。
3月6日(木)のつぶやき(読んだ本、『ヴァーミリオン・サンズ』)
【ヴァーミリオン・サンズ (ハヤカワ文庫SF)/J.G. バラード】を読んだ本に追加
好きなのよね、このシリーズ。てなわけで、やっと纏めて読めた。くうう、やっぱりいい…。例えば今回初めて読んだ「風にさよならをいおう」は、極端に感じやすい(!)活性織物によるドレスやらスーツ、ガウン…たちが狂乱に追い込まれて末枯れてしまう辺りの描写が、すこぶる面白くて印象深かった作品。そこからの話の内容もよかった。既読作の再読も楽しめたし、久しぶしのバラードを隅々まで堪能した。満足。
再読といえば、昨日は「花曝れ首」も読んだ。しびれた。…おはよございまず。
「花曝れ首」の前に入っている、竹内健の「紫色の丘」も素晴らしかった。わなわなした。>リテラリーゴシック・イン・ジャパン
2月に読んだ本
2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6212ページ神々の指紋―ギリシア神話逍遥 (平凡社ライブラリー)の感想
素敵…。ねぶねぶと読み返したい。
読了日:2月28日 著者:多田智満子逃亡派 (EXLIBRIS)の感想
やはり…不思議な小説で、とても好みだ。始めは取り留めなさに惑い、気持ちが漂いそうになる。でも、茫洋として掴みどころがないように見えて、116もの断章をゆるゆると繋ぎ合わせていく“旅”と“移動”の主題は、いつしかこちら側を掴んでいた。隣り合う断章同士の不連続性(それこそ移動に酔う)、ばらばらに進んでいくプロットの奇妙な味わい。こんな形の旅もあるのか、これもまた一種の移動なのか…と、意表を突かれ幾度も思いを巡らした。物体として切り刻まれていく人体と、複製されて朽ちない身体のこと。巡礼のこと、逃亡派のこと。など
読了日:2月27日 著者:オルガトカルチュクもの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:2月25日 著者:アガサクリスティーひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:2月24日 著者:アガサクリスティー対岸 (フィクションのエル・ドラード)の感想
読み終えて、どれも好きだったなぁ…と思う中でも、とりわけ「天文学序説」はすこぶるツボで面白楽しかった。
読了日:2月23日 著者:フリオコルタサル従兄ポンス〈下〉 (岩波文庫)の感想
死臭を嗅ぎつけた…というよりか、本来ならまだ助かりそうな病床のポンスを食い物にせんとて、わらわらと寄り集まってくる醜き輩どもの、その企みの恐ろしいことと言ったらもう…。話としてはそこからの“ガリガリ亡者”たちの腹の探り合い、だまくらかし合いは、読みどころじゃがね。せめて、たったひとりのポンスの友人で穢れない天使のような(てか、清らか過ぎ)シュムケだけでも、彼らの毒牙から逃れられますように…と、はらはら頁を繰るのであった。(身分や地位が上がるほどに、驕慢の罪はのっぺりと塗り隠される。ぞわっ…。)
読了日:2月21日 著者:H.バルザック従兄ポンス〈上〉 (岩波文庫)の感想
貧しい老音楽家のポンスは、骨董美術品の愛好家にして、実は人知れぬ優れた目利きだった…。まず、蒐集家に特有な性がどんな風に描かれているのかなぁ…とか、そんなところに関心もあって手にとった作品。己が見出した美(必ずや、掘り出し物のそれでなければならない)への執着ぶりも、その矜持も、蒐集の為に僅かな収入を注ぎ込む生活ぶりも、その結果として傑作のコレクションを持つことになったという話も、親戚筋を渡り歩いてご馳走にありつく習慣も(おい)、話の導入の部分で触れられていてとても面白かった。のだが…。
読了日:2月20日 著者:H.バルザックパンタレオン大尉と女たち (新潮・現代世界の文学)の感想
いやはや面白楽しかった! こういうリョサも大好きだ。ふふふ。大尉へと昇進して張り切る陸軍士官パンタ、彼が言い渡されたあらたな任務は、国境守備隊の為の“婦人巡察奉仕機関”を組織し、極秘で運営することだった(なんと)。と、話は始まるわけだが、温和で生真面目な主人公は、すこぶる有能に仕事をこなして軍の期待以上の成果を上げる。上げて、しまった…。やたらと鯱張った報告書の内容がいちいち可笑しくて、何回吹き出したことか。あと、“人情味に溢れる”ラジオ番組とか、勢いを増す新興宗教集団の存在とか、脇の配置まで心憎いことよ
読了日:2月19日 著者:M.バルガスリョサ世界幻想文学大系〈第38巻 B〉西の窓の天使 (1985年)の感想
下巻に入ると、ルドルフ2世や「高位のラビ」レーヴも登場するしで歴史小説としても面白い。生まれ変わりから二重の生…?という、揺らぎに酔う感覚も効いてくる。どうしても、馴染み薄い神秘思想には戸惑うけれど(試練の先の“高次の結婚”とはなんぞ…)、それでもぐんぐんひき込まれた。
読了日:2月17日 著者:グスタフ・マイリンク世界幻想文学大系〈第38巻 A〉西の窓の天使 (1985年)の感想
錬金術師ジョン・ディーの波瀾に富んだ人生と、その日記を読み進んでいくことで過去に取り込まれていく末裔の数奇な行く末を描く、オカルトあり転生あり…の驚異の物語。女王エリザベスのお気に入りにして偉大な碩学だったディーは、グリーンランド征服の野望にとり憑かれていた。やがて、“正真正銘のグリーンランド”を求めることを天命と思い定めた彼は、英国宮廷を離れヨーロッパへと旅立つ…。
読了日:2月14日 著者:グスタフ・マイリンク深読みシェイクスピア (新潮選書)の感想
なんて奥が深いのだろう…とわくわくする話ばかり、濃ゆい内容でとても満足だ。たった一言、呼びかけの解釈の違いでジュリエットがめちゃめちゃ可愛くなる!とか、リア王が歓ばしい悲劇であるのは何故か…とか。マクベスの「私たち」については、ちょっと背筋がそそけるような話まで。
読了日:2月13日 著者:松岡和子ザンジバル・ゴースト・ストーリーズの感想
底知れぬ夜の漆黒に思いを馳せ、闇の力や死者を畏れる心の生み出す怪異に、無性に心魅かれた。滞在中に出会ったアンソロジーを、編纂翻訳して紹介します…という体裁のこの本、頁を繰れば次から次へ、ほとんど骨子のみの幽霊譚が続く。そこにあるのは原初からの恐怖でも、話は昔話ではない。話者自身やその知り合いが、実際に体験したこととして語られる。ゴーストの存在も呪術も彼らにとっての現実なのだ。ということは、興味深くもありつつ、落ち着かない気持ちにさせられる。社会に浸透するゴースト信仰とは、こちら側から見たらまさに不思議の国
読了日:2月12日 著者:飯沢耕太郎ギリシャ棺の秘密 (角川文庫)
読了日:2月11日 著者:エラリー・クイーンウィーン世紀末文学選 (岩波文庫)の感想
解説にある言葉の通り、“時代を横に切る”とても興味深いアンソロジーだった。一つ、また一つと続けて読んでいくことで、重過ぎず軽過ぎない絶妙な豊かさをより感じやすく、より幅広く堪能できる内容になっている。辛辣な皮肉も、嘲弄、憂鬱、幻想、厭世、優雅に怠惰に滅びゆく貴族の姿も…。頽廃の色濃く、いささか毒が強めな作品が揃っているところは流石だ。
読了日:2月9日 著者:池内紀殺人者と恐喝者 (創元推理文庫)の感想
面白く読んだ。なるほど…。H・Mの自叙伝は、削除なしで是非読みたひ。
読了日:2月7日 著者:カーター・ディクスン詩人と狂人たち (創元推理文庫 M チ 3-8)の感想
再読。これは忘れがたい本。初読時の戸惑いたるや如何ばかりでしたろう…なんて言いつつ、またあらためて驚嘆の繰り返しだった。逆立ちをよくする詩人で画家のガブリエル・ゲイルは、相当に特異な探偵でもある。何となれば、理に適った事件は苦手。狂人の気持ちならばわかる。故に、狂人による犯罪であれば解いてしまう、とな。「孔雀の家」は、ゲイルの視界に突如現れた孔雀の描写といい、その孔雀のいる庭と建物との際立った対比といい、話の導入からして見事。「ガブリエル・ゲイルの犯罪」と「紫の宝石」は、動機の説明で非常に唸らされ印象深い
読了日:2月6日 著者:G.K.チェスタトン注文の多い注文書 (単行本)の感想
これは素敵な本。「バナナフィッシュの耳石」と「肺に咲く睡蓮」が、とりわけ好きだ。
読了日:2月5日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會ヴァルーナ (1979年) (ジュリアン・グリーン全集〈3〉)の感想
ジュリアン・グリーン、読むのは4冊目。これもまた陶然とひき込まれた。作者自身の言葉によると、“一個の鎖の物語”である。長い時間をめぐる輪廻の話でもある。それと気付かぬ男女の手から手へ、時を越えて渡されていく不思議な鎖の存在。だが、その鎖の示す運命の絆には禍々しい一面があり、それ故にか、彼らが相手を恋うる思いはすれ違い続け、そして悲劇を招いてしまう…。物語は三つの章からなり、各々中心人物の名(ホエル、エレーヌ、ジャンヌ)が章題になっている。ジャンヌの章への繋がりとその意外な展開が、私はとても好きだった。
読了日:2月4日 著者:ジュリアン・グリーンある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)の感想
とてもよかった。“なんというロバだ、おまえは!”
読了日:2月3日 著者:ナタリアギンズブルグ
3月4日(火)のつぶやき(読んだ本、『胸の火は消えず』)
三毛さん、もふもふだなぁ。>猫歩き
昼ビール部です。たどり着いた「しぇからしか」。阪急住吉駅から歩いたわよ。
@rinakko 12:41
バリカタでおいじい。臭くない豚骨なんて、おとといおいで。
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@rinakko 17:35
【胸の火は消えず (創元推理文庫)/メイ・シンクレア】を読んだ本に追加
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沁みる、沁み入る…怪奇譚の11篇で、どの話もとても好きな1冊だ。女性ならではの鋭い眼差しに透徹し、怖くて皮肉で容赦のない展開が続く。丹念な心理描写に説得力があるので、突きつけられるように切なくなってしまう話が多い。そういうところもひっくるめ、“死”のこちら側と向こう側とを如何に描き、描き分けているか…という点にも、とても感嘆した。
幽霊たちは、実は優しい。心残りと哀しみを抱えて、ただ淋しいばかり…。それなのに、彼らを目にした(或いは気配を感じた)生者達は、どうしても恐れ慄いてしまう。まるで死者たちの姿に、己の内の闇を投影させずにはいられないかの如く…。
3月3日(月)のつぶやき
おはよございまず。桜餅。
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3月2日(日)のつぶやき(読んだ本、『ドン・カズムッホ』)
【ドン・カズムッホ (光文社古典新訳文庫)/マシャード・ジ・アシス】を読んだ本に追加
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美しく成長した幼馴染との恋を守り、人生の絶頂へと上り詰める道のりも、その先の顛末も、ベント(ベンチーニョ。甘やかされた坊や…)一人の視点のみで語られる。辛いし、痛いし。
苺を呑み込んでにょろにょろ過ごす。
この不調はPMSかな。だったら心配は要らないか。(けれど、けれどなぁ…ぶつぶつ)
タイ料理を食べたいだなんて、だめよだめよ。(←お腹も不調)
お昼ごはん。お腹に優しいうどん。ていっても焼きうどん。
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うかうかと買ったわ、桜餅とよもぎ餅二人分。明日のごはん(おい)。
2月28日(金)のつぶやき
いつしか頭の中で、
“オルガと 軽く チュ” になっていた。
オルガ・トカルチュク、惜しい(違
【神々の指紋―ギリシア神話逍遥 (平凡社ライブラリー)/多田 智満子】を読んだ本に追加
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素敵…。ねぶねぶと読み返したい。
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