ゆったりん旅 福井県「恐竜博物館」編

 福井での二日目。この旅での目的その2! 
 今回、なぜ日帰りに出来なかったのかというと、私が「行きたいー!」と騒ぎまくった福井県立の恐竜博物館まで足を伸ばすためであった。はい、100%私の趣味。だーさんには付き合ってもらうのじゃ…。
 国内一の恐竜博物館かと思いきや、それどころか世界三大恐竜博物館の一つ…という福井の恐竜博物館は、実際の発掘現場がある勝山市にあり、福井駅からえちぜん鉄道に乗り換えて片道小一時間…。
 一両編成のえちぜん鉄道には、にこやかな女性アテンダントがいらして、私たちに目的地を訊いてバスの時刻を調べてくれたりするという行き届きぶり。 

 そう、えちぜん鉄道からさらにバス移動なのだ。途中、列車の窓からも見えていて、「もしかしてあれ?」と囁いていた建物が近付いてくる…。画像でお見せ出来なくて残念だけれど、こんもりとした森の上に、巨大な恐竜の卵が産み落とされているかのように見えなくもない…そんなぎんぎらぎんな建物であったよ。眩しかった。
 ←駐車場のオブジェ…。
 バスの運転手さんがうっかりスルーしそうになって、二人できょとんとしていたら、まわりの高齢な方たちがわやわやと声をかけてくれたという微笑ましい一幕も。

 わくわくしながら建物に入ると、いきなり長ーい下りのエスカレーター(いささかくらくらした)。卵の下部の方へ向って、潜り込んでいくみたいな造りになっていた。
 そして化石の展示(ここも良かったよ)などを観ながら奥へと進んでいくと、そこは…恐竜の世界ゾーン、骨骨骨…! あ、もちろん実物骨格はホンの一部なのだが、そんなことはいいのだー。

 …という訳で、やっぱりアイドルのティラノサウルス・レックス。ぎゃおーう。
 最近の研究では、子供の頃は羽毛が生えていたとか、群を作って親子で狩りをしていたらしい…ということがわかってきているそうな(NHKスペシャルより)。そうよね、こんなに立派な顎を持っていながら、死肉しか食べられなかったなんて哀しいものね。

 これは誰だったかな…。


 実物大のオメイサウルス。うっとり、口を開けて見上げていた私。


 これは2階へと続くスロープからの眺め。青い空に恐竜、なんてファンタスティックなのかしら。そして、ノスタルジックですらある(どうして私が恐竜を懐かしむのかは不明)。
 

 本当は骨格よりも肉付けされた姿が好きなのじゃが、見ていて少しも飽きなかったよ。
 何てったって、多様だし。

 どうしてこんなに不思議な姿にまで進化してしまったの…? と思いながら見つめていると、あまりにもかけ離れた存在なのに切なくなる。とうのとうの昔に滅びてしまったことも。 
 これは誰だったかな…。ほぼステゴサウルス(?)。

 帰りのバスの時間ぎりぎりまでビデオライブラリー(『研究の歴史』が面白かった)なども堪能して、大満足なのであったー。ぎゅるるん♪

 戻りもえちぜん鉄道に揺られ、福井駅にてお昼ご飯。駅舎の中の「おそばだ うどんだ 越前」(どんな名前だ)で、“越前おろしそば”とビール。
 大根おろしがたぷーりな出汁でいただくお蕎麦。つるっとしていて割と長めで、こしのあるなかなか美味しいお蕎麦だった。伝統の二皿盛り、なのだそうな。

 さらにさらに、お土産売り場で焼き鯖寿司を購入。車内での食事は滅多にしないけれど(アルコールは呑んでもね)、今回は珍しく旅先で駅弁気分ときめ込んでみたわけ。
 以前だーさんがお土産に買ってきてくれた焼き鯖寿司よりも、ちょっぴりレベルアップかな。

 もちろん食べ過ぎだ…。でも美味しくてついついぱくぱく(また太るー)。
 旅の締めくくり。
 二日間にわたって、案じていたほど寒くなくてよかった。一つだけ残念なのは、だーさんがあまり蟹を好きじゃあないことかな(越前蟹…)。でもまあ私たちは、これでいいのかも知れないね…。

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