蕎麦日和に♪ 「そば処 卓」

8月31日、日曜日。晴れ後曇り。 
 いよいよ8月を見送る今日は、昨日とはうって変わって暑かった…! ここ最近めっきり涼しい日が多いので、すっかり夏が過ぎ去ってしまったような気分でいたのに。
 こんな晩夏の晴れの日には、粋に蕎麦でもどうでしょうか。いや、あらかじめ決まっておりましたけれどねー。  

 これはだーさんが言ったことだけれど、私たちにとっての理想的なお蕎麦屋さんとは、とりあえずちょっとした肴でお酒がゆるゆる楽しめて、それからのんびり、じゃあそろそろいただきますかね…とお蕎麦を頼んで、〆の蕎麦湯までしっかり堪能した後に、大満足でノンシャランと店を去る…と、そんな粋な(?)時間を過ごせるようなお店である、ようだ。
 駄菓子菓子、メニューは潔く蕎麦のみというお店は存外多く、サイドメニューは夜のみというお店も、これまた意外と多い。 

 そんな訳で、我がままな私たちの願いに叶うお蕎麦屋さんを、是非とも開拓したいと日々思っていた私が、ネットで見つけ出したのが本日のお店である。お手柄♪ 
 元町駅からしばし歩き、いつもは足を伸ばさないようなところまでいくと、目指すお店が見えてきた。
 はい、そこは元町の「そば処 卓」でっす。 

 店内はほぼ満席。しばらく待って案内されたのは、奥のテーブル席だった。一見そんなに奥行きがあるとは思えなかったのに、店内の家具類がパーテーションの役割を担っていて、奥の方が隠れていた。

 事前情報で知っていたけれど、蕎麦茶じゃなくってあっつあつの蕎麦湯が出てくるの…!
 まるで糊のようにどろどろ。

 まずはビール。今日はヱビス♪


 そして、蕎麦屋さんなら先ずはこれ…の、出し巻き。
 ほぐし過ぎていない玉子が、嬉しい。なんか…美味しそうに撮れなかったけれど(残念ー)。

 そして、久々“そばずし”。
 予想以上にしっかりした蕎麦寿司で、海苔の噛み応えも凄くよかった(良い海苔なのかな)。巻かれているのはキュウリと椎茸。山葵の効き具合もグーよ。

 ビールが乾せたところで、ぼちぼちメインへいきますか…。
 だーさんが頼んだ、“きのこごはん”。
 香のものが秀逸だった模様。

 そして二人とも、“田舎もりそば”を黒でいただいた。こちらのお蕎麦には、黒と白(更科かな?)の二種類がある。
 ううむ、色と言い太さと言い見るからに美味しそうな蕎麦切り。

 そんなに多く見えなかったけれど、実際にいただき始めるとなかなかの食べ応え。。
 口の中で跳ねそうな、こしと香りを堪能した。

 もう一度、タイミングを見計らって蕎麦湯。
 たぷーり。どろどろで美味しくて、全部つゆに入れていただいてしまった…。

 蕎麦湯で終わりと思っていたのに、デザートが。ランチタイムのサービスかしら? す、西瓜って…私は苦手なの…。
 でも、折角なので残さないようにしなければ。100年ぶりの西瓜の味。西瓜の味、としか言いようがない…(虫っぽい気分かも)。
 〆の西瓜には意表を衝かれたが、二人とも大満足でお店を後にした。よいお店を見付けたなぁ。ごちそうさまでした。 

 お蕎麦と軽ーくお酒をしたためた後の、日曜の午後の気だるいそぞろ歩きはよい気分。
 腹ごなしに散策をしたら、「元町ヱビス」にて休憩。私はいつもの“赤玉ポートハイボール”。
 このあとは、先に帰宅するだーさんを駅前で見送って、私はさらに鯉川筋などを探索気分で散策し、雑貨屋さんなどを冷やかして、ジュンク堂に立ち寄って気が済んだ。暑かったー。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )