麺喰いの日々 その7 (東海楼、ベルドマーニ…)

11月24日、土曜日。晴れ。
 今日は各々の用事があったので、出先で落ち合ってからお昼ご飯となった。先に家を出ただーさんに遅れること20分、私もハイヒールで落ち葉踏み踏み出かけたとさ。 

  落ち合ったのは阪神電車の久寿川駅。私の所用が久寿川駅周辺だったので、改札を出たところでだーさんを待っていたらば、通りすがりの見知らぬ老嬢に、しきりと靴を褒められたので楽しくなった。その褒め方がちょっとユーモラスで、「良い靴ねぇ、ビューティよ、ビューティフルよ」とか「足も綺麗に見えてよ、グッジよ」とか(グッジって何だ?)。小柄で杖をついていたけれど、お洒落好きな老嬢なのかな。いや、人懐っこくて飄軽なだけかも。だーさんが着いたらさっそく報告しようと思って、その通りにした。

 駅から歩いて向かったのは、中華料理の老舗「東海楼」。 
 営業中の札を横目で確認してドアを押すと、予想もしなかった綺麗なお姉さん(いや、薹は立っていた)に迎えられたので、ちょっと吃驚した。吃驚しつつ、小奇麗な店内の奥のテーブルに落ち着く。 
 車ではないので、さっそくビール。 
 実は私の今日の所用は完全に空振った。しかも、我ながら馬鹿馬鹿しいが道を間違えて真逆へ驀進し、交番に駆け込んでお巡りさんに道を訊いたりしたのであった。とほほ。ああ、私の方向音痴なことと言ったら…。

 「餃子はどーする?」「一つでいいんじゃない?」。一皿にしておいて正解だったね。
 皮がモチモチ。

 だーさんが頼んだのは、人気メニューの“レタス炒飯”。
 上にのっかっているのは、そぼろ状になった焼き豚らしい。

 そして今日の私の大正解と言ったら、この“五目焼きそば”だよ。今日は絶対にコレ!と決めていたのだものね。
 おおお、美味しかった…。
 餡の味が凄く旨くて、蒸した後で焼いてパリッとさせた麺によく絡むのじゃよこれが。目玉焼きは、片面を焼いてから裏返してあるだけ。黄身がトロトロなのだし…! 海老と貝柱に、豚肉も。
 頑張ってもりもり頂いたけれど、最後にだーさんに助けてもらった。そしたらばお店を出てから、餡かけ焼きそばを喰わず嫌いだっただーさんも、「あなたの選択は正しかった」と絶賛(?)。

 昼食後は船場へ移動し、だーさんのお買い物に付き合う。革のコートを新調。グレーのハーフ丈購入。 
 歩き疲れたのでカフェで休憩。カフェと言っても、ビールを頂く。私はエールにしたのだけれども、その名も…“禁断の果実”。 ちょっと笑ってしまった。味わいが濃過ぎて重かったかな。

  そして昨日のお昼も、やっぱり麺。
 やっぱりビール。
 以前から気になっていた、兵庫区の「ベルドマーニ」というお店。
 いくつかのランチセットの中から前菜付きを選んだ。パンがかなり美味であった。
 チーズのパンと、トマトのパン。ハーブも香る。
 前菜。


 五種類の本日のパスタからだーさんが選んだのは、“ハーブ入りソーセージと秋茄子のトマトソーススパゲッティ”。
 ほのかに湯気も写る。

 私が選んだのは、“サンマと春菊のスパゲッティ”。
 サンマの塩加減が絶妙で、美味しかったなぁ。 
 何しろ狭い店内なので、聞くともなしに他のお客さんたちのオーダーも聞こえてしまうのだけれど、“ソーセージと秋茄子”が一番人気で、“サンマと春菊”を頼んでいたのは私だけだった。そりゃあやっぱり“ハーブ入りソーセージと秋茄子のトマトソーススパゲッティ”なんて、名前を聞いただけで美味しそうだものねぇ。

 でもやっぱり、私はこれが美味しかった。
 パスタがかなり、もっちり。もしかしたら手打ちなのかなぁ?  
 ああ、三連休は食べ過ぎる…。

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