バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

糸状菌(カビ、病原菌)の認識に関わる植物免疫受容体を発見

2007年12月03日 | 植物&農業
 植物が糸状菌を認識し、防御応答を引き起こすために不可欠な植物タンパク質と、それを作る遺伝子を同定。将来、幅広い病害に抵抗性を示す作物の開発につながることが期待される。
[農研機構 生物系特定産業技術研究支援センター、明治大学、理化学研究所](PDF)

グルタミン酸脱炭酸酵素が発現可能な形態で導入された微生物、グルタミン酸脱炭酸酵素の製造方法

2007年12月03日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-31487 出願日 : 2007年2月13日
公開番号 : 特許公開2007-117099 公開日 : 2007年5月17日
出願人 : 国立大学法人島根大学 発明者 : 赤間 一仁

発明の名称 : グルタミン酸脱炭酸酵素、グルタミン酸脱酸素酵素をコードするDNA、グルタミン酸脱炭酸酵素が発現可能な形態で導入された微生物、グルタミン酸脱炭酸酵素の製造方法、および、トランスジェニック植物

【課題】酵素活性の高いグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)を提供すること。
【解決手段】下記(A)又は(B)に示すタンパク質。(A)イネ由来GADのアミノ酸配列からカルモジュリン結合ドメインを欠失させたアミノ酸配列からなるタンパク質。(B)上記GADのイソ型のアミノ酸配列からカルモジュリン結合ドメインを欠失させたアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、グルタミン酸脱炭酸酵素活性を有するタンパク質。

アレルギー反応を制御する重要分子「STIM1」を発見

2007年12月03日 | 創薬 生化学 薬理学
- 細胞外からのカルシウム流入が、アレルギー反応を引き起こす -
肥満細胞からの顆粒放出には、細胞質内のカルシウム濃度が関係するとされていましたが、そのメカニスムは不明のままでした。理研免疫・アレルギー科学総合研究センター分化制御研究グループは、この顆粒放出には、細胞外から細胞質内にカルシウムを流入させる働きをもつタンパク質「STIM1」が、必須であることを明らかにしました。実際、STIM1の発現を低下させたマウスでは、アレルギー反応が抑えられていました。STIM1が関与する新たなアレルギー発症の分子メカニズムが発見されたことで、STIM1をターゲットとするこれまでにない治療法が開発できると期待されます。 理化学研究所 プレスリリース 2007-12-03

エピジェネティックな遺伝情報発現の制御機構を発見

2007年12月03日 | 生命科学 生物誌
- 三毛猫や遺伝子刷り込みのメカニズムの謎を解く -
◇ポイント◇
遺伝子発現を調節する「DNAメチル化」の分子機構を発見
タンパク質Np95がメチル化酵素Dnmt1を修飾部位へ誘導
Np95は遺伝子発現や遺伝子刷り込みなど遺伝情報を広範に制御
理化学研究所プレスリリース 平成19年11月30日

植物の免疫レセプターの安定化制御機構を解明

2007年12月03日 | 植物&農業
- 耐病性作物の作出や動植物共通の免疫システムの理解へ大きく貢献 -
◇ポイント◇
免疫レセプターに関わるタンパク質SGT1に焦点をあて立体構造を解明
免疫レセプターの安定化制御にはタンパク質SGT1のHSP90への結合が必須
免疫レセプター機能の強化を狙った、病気の新規薬剤設計が可能に
理化学研究所 プレスリリース 平成19年11月27日

アポトーシス細胞を選択的に標的化する方法、および、それらに用いられる低分子物質リガンド

2007年12月03日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2006-516808 出願日 : 2004年6月17日
公表番号 : 特許公表2007-528359 公表日 : 2007年10月11日
出願人 : エヌエスティー・ニューロサバイバル・テクノロジーズ・リミテッド 発明者 : ズィブ,イラン 外1名

発明の名称 : アポトーシス細胞を選択的に標的化する方法、および、それらに用いられる低分子物質リガンド

本発明は、死プロセス、特にアポトーシスを受けた細胞、および、血液凝固の際の活性化血小板へ、化学物質を選択的に標的化する新規の方法を提供する。本発明はさらに、医療、診断剤および治療目的のための、前記方法で用いることができる化合物を提供する。

動物トランスジェニック幹細胞の単離、選択、および増殖

2007年12月03日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2007-139498 出願日 : 2007年5月25日
公開番号 : 特許公開2007-252387 公開日 : 2007年10月4日
出願人 : ザ・ユニバーシティ・コート・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・エディンバラ 発明者 : スミス,オースティン ゲラルド 外1名

発明の名称 : 動物トランスジェニック幹細胞の単離、選択、および増殖

【課題】動物幹細胞を単離するおよび/または濃縮するおよび/または選択的に増殖する方法、該方法に用いる遺伝学的に改変された動物細胞および動物、このような細胞の供給源を提供するトランスジェニック動物、ならびに遺伝学的に改変された細胞およびトランスジェニック動物の生産のための選択マーカー構築物の提供。
【解決手段】 動物幹細胞が、ゲノムに選択マーカーを含む細胞を培養することにより得られそして維持される。この選択マーカーの特異な発現は、非幹細胞と比較して所望の幹細胞の選択的な生存および/または分割を可能にする。この選択マーカーは、抗生物質耐性遺伝子であり得る。


細胞増殖阻害活性、腫瘍細胞浸潤阻害活性、血管新生阻害活性等に優れた新規低分子化合物およびその製法

2007年12月03日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2006-81671 出願日 : 2006年3月23日
公開番号 : 特許公開2007-254391 公開日 : 2007年10月4日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 発明者 : 菅原 一幸 外2名

発明の名称 : 新規低分子化合物およびその製造方法

【課題】細胞増殖阻害活性、腫瘍細胞浸潤阻害活性、血管新生阻害活性等に優れた新規低分子化合物およびその製造方法、前記化合物を用いた薬学的組成物および医薬を提供する。
【解決手段】オキサジン構造、ベンズイソキサゾール構造、トリアゾール構造等を分子中に含む化合物を複数合成し、それらが細胞増殖阻害活性、腫瘍細胞浸潤阻害活性、血管新生阻害活性等に優れていることを見出した。薬学的組成物および医薬は、細胞の増殖に関わる疾患の治療、症状の軽減、予防等に好適であり、例えば抗癌剤または制癌剤として使用可能である。


神経細胞の細胞死抑制剤等

2007年12月03日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2006-139813 出願日 : 2006年5月19日
公開番号 : 特許公開2007-308614 公開日 : 2007年11月29日
出願人 : 愛知県 外1名 発明者 : 大平 敦彦 外3名

発明の名称 : 神経細胞の細胞死抑制剤等

【課題】神経細胞の細胞死を効果的に抑制するために用いることができる神経細胞の細胞死抑制剤、及び当該細胞死抑制剤を用いた細胞死抑制方法、並びに、上記の細胞死抑制剤を応用することにより細胞死耐性を獲得した神経細胞及びその製造方法を提供すること等。
【解決手段】二糖分析によって決定されるΔDi-diSEの含有率が30~100%であるコンドロイチン硫酸を有効成分とする神経細胞の細胞死抑制剤、コンドロイチン硫酸Eを有効成分とする神経細胞の細胞死抑制剤、これらを用いる細胞死抑制方法及び細胞死耐性を獲得した神経細胞の製造方法、並びに上記製造方法によって製造される細胞死耐性を獲得した神経細胞等。


カチオン性ペプチドの製造方法

2007年12月03日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願平8-527425 出願日 : 1996年3月13日
公表番号 : 特許公表平11-503006 公表日 : 1999年3月23日
出願人 : ユニバーシティー オブ ブリティッシュ コロンビア 発明者 : ハンコック,ロバート,イー.ダブル. 外3名

発明の名称 : カチオン性ペプチドの製造方法

抗菌活性を有するカチオン性ペプチドの微生物による産生方法を提供する。その際、カチオン性ペプチドは最初にカチオン性部分の抗菌活性を抑制するためのアニオン性部分を有する融合タンパク質として産生される。また、抗菌活性およびLPS結合活性を有する新規なカチオン性ペプチドも提供する。かかるペプチドは細菌の増殖を抑制するために、また内毒素血症関連疾患の治療に有用である。