バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

万能細胞、日本の論文「万能選手」 参考文献に列挙

2007年12月24日 | NEWSクリッピング
人間の万能細胞(iPS細胞)をめぐって24日、英科学誌ネイチャー(電子版)に載る米ハーバード大の論文で、参考文献20本のうち日本の研究チームのものが7本を占めた。論文そのものも京都大の山中伸弥教授らの成果を確認するもの。この分野における日本の存在感を示している。

 ハーバード大のチームは、山中教授らと同じ4種類の遺伝子を胎児、新生児、成人の細胞に導入してiPS細胞をつくった。成人の場合、山中教授らが研究用の皮膚細胞だったのに対し、男性ボランティアの腕から採取した細胞で成功した。 Asahi.com., 2007年12月24日 関連情報・資料>>バイオ塾情報創庫DB 2007-12-24

植物によって生産される組換え前十二指腸リパーゼおよびペプチド誘導体

2007年12月24日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平8-531529 出願日 : 1996年4月19日
公表番号 : 特許公表平11-504207 公表日 : 1999年4月20日
出願人 : ビオセム・ソシエテ・アノニム 外1名 発明者 : レン,フィリップ 外5名

発明の名称 : 植物によって生産される組換え前十二指腸リパーゼおよびペプチド誘導体、それらの取得方法およびそれらの用途

本発明は、組換え前十二指腸リパーゼもしくはポリペプチド誘導体を取得するための、前十二指腸リパーゼをコードするcDNAを含有する組換えヌクレオチド配列、もしくはこのcDNAから誘導される任意の配列の植物細胞の形質転換用の用途に関する。本発明はまた、遺伝的に改変された植物もしくはその一部、またはそれらの植物からの抽出物の用途、あるいは組換え前十二指腸リパーゼもしくは得られたポリペプチド誘導体の食料品における用途、あるいは薬剤の製造のための、あるいは工業における用途にも関する。

RNA干渉技術による乳がん幹細胞の抑制に成功

2007年12月24日 | 細胞と再生医療
 2007年12月17日付けの「科技日報」の記事では、ポイントとして以下のようなことが記されています。

 このほど、中山大学付属第二病院の宋爾衛教授はRNA干渉技術による乳がんの癌幹細胞抑制に成功し、当該研究成果は2007年12月13日号の「Cell」誌に掲載された。

 宋爾衛教授によると、「がん幹細胞」の存在はがん発生、悪化、転移、再発につながることから、がん治療におけるキーポイントとされる。本研究グループは「let-7」というマイクロRNAの特性を利用して、がん幹細胞の自己複製、分化などの能力を抑制することに成功した。これにより、マイクロRNA干渉技術は乳がん幹細胞の発見、抑制における重要な治療手段と考えられる。

 宋爾衛教授はRNA干渉分野における著名な科学者でもあり、2003年にRNA干渉技術によりマウスの急性型劇症肝炎の実験に成功したことが評価され、米国の科学誌「Science」において「2003年度世界十大科学ブレークスルー」の第4位として選ばれたことがある。http://crds.jst.go.jp/watcher/data/328-004.html

不可欠な遺伝子は2つ 万能細胞作製で米チーム

2007年12月24日 | 細胞と再生医療
 京都大の山中伸弥教授が、皮膚細胞に4つの遺伝子を組み込む方法で作製した万能細胞(iPS細胞)について、作製に不可欠な重要遺伝子はそのうち2つだとする研究を、米ハーバード大などのチームが英科学誌ネイチャー電子版に23日付で発表した。
 ハーバード大などは今回、3遺伝子のうちiPS細胞の作製に本質的に重要なのは「OCT4」「SOX2」の2つと特定。さらに、作製の効率を高めるためには、がん遺伝子か、残り1つの遺伝子かのいずれかが必要なことも突き止めた。東京新聞 2007-12-24 関連情報・資料>>バイオ塾情報創庫DB 2007-12-24

ヒトMCM7遺伝子プロモーター

2007年12月24日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平10-257461 出願日 : 1998年8月7日
公開番号 : 特許公開2000-50880 公開日 : 2000年2月22日
出願人 : 財団法人阪大微生物病研究会 発明者 : 石橋 正英

発明の名称 : ヒトMCM7遺伝子プロモーター,それを用いる発現ベクターの構築方法,及びこれより得られる発現ベクター

【課題】従来の動物細胞用の発現ベクターは,主に動物ウイルスに由来のプロモーター,エンハンサー等を組込んでいるので,ヒト由来細胞でのその発現は,細胞周期に依存せず,また,変調され,更に,これ等が引き金となり,為害作用の生じる可能性がある.従って,ヒト由来細胞やヒトへの適用は危険である.
【解決手段】細胞分裂下で機能するハウスキーピング遺伝子であるヒトMCM7遺伝子のプロモーター領域をクローニングし,その領域を組込んだ発現ベクターを構築し,これを提供する。この発現ベクターは,ヒト由来細胞での発現が,細胞周期に依存し,変調されない.従って,人体用ワクチンや診断用の抗原の量産に好適である.また,前記の為害作用を回避できるので,ヒトのガン治療を含む遺伝子治療の手段として,また,人体用DNAワクチンの有効成分として有用である.


新規蛋白質脱アミド酵素、それをコ―ドする遺伝子、その製造法並びにその用途

2007年12月24日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平11-158703 出願日 : 1999年6月4日
公開番号 : 特許公開2000-50887 公開日 : 2000年2月22日
出願人 : 天野製薬株式会社 発明者 : 山口 庄太郎 外1名

発明の名称 : 新規蛋白質脱アミド酵素、それをコ―ドする遺伝子、その製造法並びにその用途

【目的】蛋白質中の側鎖アミド基に作用して、側鎖カルボキシル基とアンモニアを遊離する作用を有する新規蛋白質脱アミド酵素、それをコードする遺伝子、その製造法並びにその用途を提供する。
【構成】シトファガレス(Cytophagales)或いはアクチノマイセテス(Actinomycetes)に分類される細菌に属し、蛋白質中のアミド基を脱アミドする性質を有する酵素生産能を有する菌株を培地に培養し、該酵素を生産せしめ、培養物より該酵素を採取する酵素の製造法、蛋白質中のアミド基に直接作用する新規な酵素を用いた蛋白質の修飾方法、並びに該酵素をコードする遺伝子、該遺伝子を含有する組換えベクター、該ベクターを導入した形質転換体、および、該形質転換体を培地に培養し、蛋白質脱アミド酵素を生産せしめ、培養物より蛋白質脱アミド酵素を採取する方法。

D-ソルビトールから2-KGA又はその塩を製造するための効率的な方法

2007年12月24日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平11-201262 出願日 : 1999年7月15日
公開番号 : 特許公開2000-50892 公開日 : 2000年2月22日
出願人 : エフ・ホフマン-ラ ロシユ アーゲー 発明者 : マルクス・リュッケル

発明の名称 : 連続発酵法

【課題】 D-ソルビトールから2-KGA又はその塩を製造するための効率的な方法を提供する。
【解決手段】 微生物を用いる発酵によりD-ソルビトールから2-ケト-L-グロン酸又はその塩を連続生産する方法であって、D-ソルビトールを含有する栄養培地を、第1の発酵容器中で、D-ソルビトールをL-ソルビトールに変換することができる微生物と共にインキュベートし、次にL-ソルボースを含有する生じた発酵ブロスを第2の発酵容器に移送し、そこでL-ソルボースを2-ケト-L-グロン酸に変換することができる微生物と共にインキュベートすることを含む方法。

発酵生産物の製造法及びストレス耐性微生物

2007年12月24日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-227436 出願日 : 1998年8月11日
公開番号 : 特許公開2000-50894 公開日 : 2000年2月22日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 菊池 慶実 外3名

発明の名称 : 発酵生産物の製造法及びストレス耐性微生物

【課題】 アミノ酸等の有用物質の発酵生産において、微生物の生育及び/又は発酵生産物の生産を抑制するストレスの影響を減少させ、生産性や収率を改善する。
【解決手段】 微生物を培地中に培養し、その培地中に発酵生産物を生成蓄積させ、該発酵生産物を採取する、微生物を利用したアミノ酸等の有用物質の発酵生産において、超好熱始原菌KOD-1株由来のヒートショックタンパク質をコードする遺伝子が導入されることにより細胞細胞内においてヒートショックタンパク質を発現した微生物を用いる。 詳細>>バイオ塾情報創庫DB 2007-12-24


抗腫瘍性物質BE-70016及びその製造法

2007年12月24日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平10-236416 出願日 : 1998年8月7日
公開番号 : 特許公開2000-53660 公開日 : 2000年2月22日
出願人 : 萬有製薬株式会社 発明者 : 下川 春樹 外5名

発明の名称 : 抗腫瘍性物質BE-70016及びその製造法

【構成】本発明は新規な構造式[I]



【化1】
で表される化合物に関する。
【効果】本発明の化合物は、マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用である。

アルデヒド脱水素酵素、その遺伝子、組み換え体DNA及びアルデヒド脱水素酵素の製造法

2007年12月24日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平10-236691 出願日 : 1998年8月24日
公開番号 : 特許公開2000-60563 公開日 : 2000年2月29日
出願人 : 財団法人地球環境産業技術研究機構 発明者 : 黒澤 恵子 外1名

発明の名称 : アルデヒド脱水素酵素、その遺伝子、組み換え体DNA及びアルデヒド脱水素酵素の製造法

【解決手段】 以下の理化学的性質を有するアルデヒド脱水素酵素、(1)作用:ハイドロキシピルブアルデヒド+NAD+ →ハイドロキシピルビン酸+NADH+H+(2)基質特異性:ハイドロキシピルブアルデヒド等の2-オキソアルデヒドに特異的に作用し、n=3~5の直鎖アルデヒドにもわずかに作用する。
(3)至適pH:約10付近(4)安定pH範囲:5~9(5)作用適温の範囲:10~80℃以下の(a)又は(b)のアルデヒド脱水素酵素、特定のアミノ酸配列からなるアルデヒド脱水素酵素、これをコードする遺伝子、該遺伝子をベクターDNAに挿入した組み換え体DNA、該組み換え体DNAを含む形質転換体又は形質導入体、これによるアルデヒド脱水素酵素の製造法、及びシュードモナス属に属しアルデヒド脱水素酵素生産能を有する微生物を培養してアルデヒド脱水素酵素を製造する方法。
【効果】 新規なアルデヒド脱水素酵素を効率よく生産することができる。