バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

変異型イソプロピルマレートシンターゼをコードするDNA、L-ロイシン生産性微生物

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2000-198835 出願日 : 2000年6月30日
公開番号 : 特許公開2001-37494 公開日 : 2001年2月13日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : グシャチネル ミハイル マルコヴィッチ 外4名

発明の名称 : 変異型イソプロピルマレートシンターゼをコードするDNA、L-ロイシン生産性微生物、および、L-ロイシンの製造法

【課題】 L-ロイシン生産能に優れた微生物を提供し、そして安価かつ効率的なL-ロイシンの製造法を提供する。
【解決手段】 L-ロイシン生産能を有し、かつL-ロイシンによる阻害が解除されたα-イソプロピルリンゴ酸シンターゼをコードするDNAにより形質転換された微生物を培地で培養し、該培地中にL-ロイシンを生成蓄積せしめ、該培地からL-ロイシンを採取することによって、L-ロイシンを製造する。

2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼ活性を有する新規耐熱性タンパク質

2006年02月10日 | 菌類 細菌
2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼは、L-ロイシンの生合成に関与している酵素であり、ロイシンを工業的に生産する場合にも重要になると考えられている。

出願番号 : 特許出願2005-80334 出願日 : 2005年3月18日
公開番号 : 特許公開2005-296010 公開日 : 2005年10月27日
出願人 : 国立大学法人大阪大学 発明者 : 倉光 成紀 外1名

発明の名称 : 2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼ活性を有する新規耐熱性タンパク質

2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼ活性を有する新規耐熱性タンパク質を提供する。
【解決手段】 超好熱性古細菌であって、好気性thermoacidophilic crenarchaeonの1種であるスルホロブス・トコダイイ(Sulfolobus tokodaii)種7(JCM10545)由来の2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼ活性を有するタンパク質を該たんぱく質をコードすると推定される遺伝子をクローニングし、これを大腸菌を用いて発現させることにより得た。

7-アミノセファロスポラン酸の酵素的製造方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平3-282343 出願日 : 1991年8月2日
公開番号 : 特許公開平6-90746 公開日 : 1994年4月5日
出願人 : アンティビオティコス ソチエタ ペル アチオニ 発明者 : クリスチャン クロウクス 外3名

発明の名称 : 7-アミノセファロスポラン酸の酵素的製造方法

【目的】 高収率でグルタリル-7ACA-アシラーゼを産生し、最終生成物たる7-アミノセファロスポラン酸を分解するβ-ラクタマーゼ活性を実質的に有しないE.coliリコンビナント株を得る。
【構成】 7β-(4-カルボキシブタンアミド)セファロスポラン酸から7-アミノセファロスポラン酸の酵素的製造に関する組換えDNA技術;E.coli中での7β-(4-カルボキシブタンアミド)セファロスポリンアシラーゼ活性酵素をコードする遺伝子のクローニング;ハイパニプロダクション;酵素抽出及び固定化による遺伝子の単離。

D(-)-酒石酸の製造方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平7-49744 出願日 : 1995年3月9日
公開番号 : 特許公開平8-245497 公開日 : 1996年9月24日
出願人 : 三菱化学株式会社 発明者 : 山岸 兼治 外3名

発明の名称 : D(-)-酒石酸の製造方法

【目的】安価に大量供給可能なマレイン酸または無水マレイン酸から公知の方法で容易に合成できるシスエポキシコハク酸を、特定の微生物を用いて立体特異的に加水分解し、化学工業用原料として重要なD(-)-酒石酸を高収率で製造する方法を提供する。
【構成】シュードモナス属に属しシスエポキシコハク酸のエポキシ環を加水分解してD(-)-酒石酸を生成しうる能力を有する微生物の培養物またはその処理物とシスエポキシコハク酸とを溶液中で混合して反応させ、シスエポキシコハク酸を酵素的に変換してD(-)-酒石酸を生成させることにより、D(-)-酒石酸を製造する。

新規微生物およびそれを用いたエリスリトールの製造方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-250299 出願日 : 1998年7月31日
公開番号 : 特許公開2000-41662 公開日 : 2000年2月15日
出願人 : サラヤ株式会社 発明者 : 五十嵐 敬祐

発明の名称 : 新規微生物およびそれを用いたエリスリトールの製造方法

【課題】安価な原材料から高収率でエリスリトールを生成する微生物およびそれを利用したエリスリトールの製造方法を提供すること。
【解決手段】エリスリトール産生能を持つ微生物カンジダ・ハイドロカーボフマリカ MK-01株を環境中より分離した。この菌株をグルコースあるいはスクロースを主炭素源とした液体培地に接種・培養することにより、培地中にエリスリトールが高収率で生成・蓄積された。

微生物をもちいるヒト成長ホルモンの分泌生産方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平11-194510 出願日 : 1999年7月8日
公開番号 : 特許公開2000-78989 公開日 : 2000年3月21日
出願人 : 三井化学株式会社 発明者 : 本城 勝 外4名

発明の名称 : ヒト成長ホルモンの分泌生産方法

【課題】 微生物を用いた20KhGHのより効果的な分泌生産方法を提供し、ペリプラズム抽出溶液中に夾雑する不純物蛋白質がより少ない、微生物を用いた20KhGHの分泌生産方法を提供する。
【解決手段】 大腸菌OppA蛋白質の分泌シグナルまたはその改変体をコードする遺伝子の直後に20KhGHをコードするDNAを結合したDNA配列及びシグナルペプチダーゼ1をコードするDNAを含む組換えプラスミドを構築し、該プラスミドで大腸菌を形質転換し、該大腸菌形質転換体を培養して20KhGHを大腸菌のペリプラズム中に分泌生産させる。
【効果】 20KhGHが大腸菌のペリプラズムに従来の方法に比べ効率よく分泌できる。また、得られるペリプラズム抽出溶液は夾雑蛋白質が少ないため20KhGHの精製が容易である。

ヌクレオシド5’-三リン酸の製造方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2000-53434 出願日 : 2000年2月29日
公開番号 : 特許公開2001-238691 公開日 : 2001年9月4日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 冨田 房男 外1名

発明の名称 : ヌクレオシド5’-三リン酸の製造方法

【課題】 ヌクレオシド5’―三リン酸(NTPという)を効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】 ネオマイシンに対する耐性を有し、かつ最少培地中グルコースを単一炭素源とした場合生育し乳酸およびコハク酸を単一炭素源とした場合生育しない微生物の培養液または該培養液の処理物をNTP生成のための酵素源として用いることを特徴とする、該酵素源、NTPの前駆物質、リン酸源およびエネルギー源を水性媒体中に存在せしめ、該水性媒体中にNTPを生成蓄積させ、該水性媒体中からNTPを採取することを含む、NTPの製造方法、ならびにその方法に使用するための微生物株。

微生物によるコハク酸の製造方法

2006年02月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-157652 出願日 : 2004年5月27日
公開番号 : 特許公開2005-333886 公開日 : 2005年12月8日
出願人 : 昭和電工株式会社 発明者 : 藤田 一郎 外1名

発明の名称 : 微生物によるコハク酸の製造方法

【課題】 従来の微生物によるコハク酸の製造方法における発酵から分離精製までの全工程を包括的に改良し、高純度に精製されたコハク酸を効率的に得ることができるコハク酸の製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明のコハク酸の製造方法は、好気的に微生物を培養する工程(1)、嫌気的にコハク酸塩を生産する工程(2)、コハク酸塩をコハク酸に転化する工程(3)、コハク酸を結晶化して固液分離することにより、コハク酸の結晶および濾液を回収する工程(4)を含むことを特徴とする。さらに、工程(4)で回収した濾液にアルコールを添加することにより、コハク酸を主に含む上層と、反応液由来の糖および無機アニオンを主に含む下層とに二層分離する工程(5)、および上層液を減圧濃縮することにより、コハク酸濃縮液とアルコールとを分離して回収する工程(6)を含むことが好ましい。

出願番号 : 特許出願平10-20361 出願日 : 1998年1月16日
公開番号 : 特許公開平11-196888 公開日 : 1999年7月27日
出願人 : 三菱化学株式会社 発明者 : 小林 幹 外3名

発明の名称 : ピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子組み換え菌体による有機酸の製造法

【課題】 効率よく、かつ 高収率でコハク酸等の有機酸を製造する方法を提供する。
【解決手段】 ピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子で組み換えた好気性コリネ型細菌あるいはその調製物を、炭酸イオンもしくは重炭酸イオンまたは二酸化炭素ガスを含有する反応液中で嫌気的に有機原料に作用させ、有機酸を生成させることを特徴とする有機酸の製造方法。

出願番号 : 特許出願平10-20360 出願日 : 1998年1月16日
公開番号 : 特許公開平11-196887 公開日 : 1999年7月27日
出願人 : 三菱化学株式会社 発明者 : 小林 幹 外3名

発明の名称 : ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子組み換え菌体による有機酸の製造法

【課題】 PEPC遺伝子で組み換えた好気性コリネ型細菌を用いた培養法あるいは酵素法により、効率よく、かつ 高収率でコハク酸等の有機酸を製造する方法を提供する。
【解決手段】 PEPC遺伝子で組み換えた好気性コリネ型細菌あるいはその調製物を、炭酸イオンもしくは重炭酸イオンまたは二酸化炭素ガスを含有する反応液中で嫌気的に有機原料に作用させることを特徴とする有機酸の製造方法。

出願番号 : 特許出願平3-258662 出願日 : 1991年9月11日
公開番号 : 特許公開平5-68576 公開日 : 1993年3月23日
出願人 : 三菱油化株式会社 発明者 : 生田 ミキ 外3名

発明の名称 : コハク酸の製造法

【構成】 ブレビバクテリウム属に属し、コハク酸生成活性を有する微生物菌体又はその処理物を、フマル酸又はその塩を含有する水性反応液に作用させ、該反応液よりコハク酸を採取する方法及び、該反応液中にNADH又はNADを添加して作用させ、さらに効率良くコハク酸を製造する方法。
【効果】 安価なフマル酸より、効率良くコハク酸を製造することができる。

シックハウスなどたんぱく質で防止、実用化研究へ

2006年02月10日 | 環境 自然  生態
研究対象になるのは、有害物質を分解する効果のある各種たんぱく質。具体的には、ホルムアルデヒドやトルエンを無害化するたんぱく質を空気清浄機に組み込むシックハウス症候群対策や、硫化水素を分解する細菌から取り出して量産したたんぱく質を下水処理施設で活用することなどが考えられている。読売新聞2006-02-08