バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

βカロテンをカーボンナノチューブに内包し安定化

2006年02月08日 | NEWSクリッピング
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)ナノテクノロジー研究部門【部門長 横山 浩】自己組織エレクトロニクス研究グループ 片浦 弘道 研究グループ長、柳 和宏 研究員は、光機能性有機分子であるβカロテンを単層カーボンナノチューブ(SWCNT)に内包させて、βカロテンの光劣化を抑制することに成功した。産業技術総研プレスリリース2006-02-08

発毛因子の産生を高めて男性型脱毛を改善する新規育毛成分『アデノシン』を開発

2006年02月08日 | 医療 医薬 健康
~厚生労働省から医薬部外品の有効成分として承認~
資生堂プレスリリース
出願番号 : 特許出願2000-99522 出願日 : 2000年3月31日
公開番号 : 特許公開2001-288042 公開日 : 2001年10月16日
出願人 : 株式会社資生堂 発明者 : 中沢 陽介 外2名

発明の名称 : 頭皮頭髪用組成物

【課題】 養毛効果に優れ、フケ・カユミ防止効果が相乗的に高められており、かつ、安全性にも優れる頭皮頭髪用組成物を提供すること。
【解決手段】 グリチルレチン酸等の消炎剤と、アデノシン等のアデノシン類とを含有する頭皮頭髪用組成物を提供することにより、上記課題を解決し得ることを見い出した。

出願番号 : 特許出願2000-99526 出願日 : 2000年3月31日
公開番号 : 特許公開2001-288043 公開日 : 2001年10月16日
出願人 : 株式会社資生堂 発明者 : 中沢 陽介 外2名

発明の名称 : 頭皮頭髪用組成物

【課題】 養毛効果および脱毛防止効果に優れ、フケ、カユミ防止効果にも優れている、安全性の高い頭皮頭髪用組成物を提供。
【解決手段】 毛包賦活剤、並びに、アデノシン、アデノシン5′-リン酸およびアデノシ5′-リン酸の塩からなる群のアデノシン類から選ばれる1種または2種以上を含有する頭皮頭髪用組成物。毛髪賦活剤は、ニコチン酸アミド、ビタミンB6およびその誘導体、ビオチン、パントテン酸およびその誘導体、セファランチン、モノニトログアヤコール(Na)、6-ベンジルアミノプリン、ジイソプロピルアミンジクロル酵酸、ヒノキチオール、ペンタデカン酸モノグリセリド、シチジン5′-三リン酸、パントテニルエチルエーテル、サンショウ抽出物、コリアンダー抽出物ならびにヒレハリソウ抽出物から1種または2種以上選ばれる。

発酵法によるアデノシンの製造法

2006年02月08日 | 菌類 細菌

出願番号 : 特許出願平4-282770 出願日 : 1992年10月21日
公開番号 : 特許公開平6-125781 公開日 : 1994年5月10日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 山本 晃隆 外3名

発明の名称 : 発酵法によるアデノシンの製造法

【構成】1)アデノシン生産能を有する微生物を培養する際に、液体培地中溶存酸素分圧を0より大きく0.20atm以下の範囲になるように制御しつつ培養を行い、培養液中にアデノシンを生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする発酵法によるアデノシンの製造法。
2)溶存酸素分圧を制御する手段が、培養初期の適当な時期に培養温度を変更する事により、微生物の酸素消費量を変化させて制御を行なう、前記発酵法によるアデノシンの製造法。
【効果】 本発明の方法により、従来法より工業的に安定的且つ有利にアデノシンを製造することができる。

ε-ポリ-L-リジンの製造法

2006年02月08日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2003-205674 出願日 : 2003年8月4日
公開番号 : 特許公開2005-52010 公開日 : 2005年3月3日
出願人 : チッソ株式会社 発明者 : 川合 隆博 外1名

発明の名称 : ε-ポリ-L-リジンの製造法

【課題】発酵法に比べて副産物の生成が少なく、製造装置が簡便でエネルギー消費量も少ないε-ポリ-L-リジンの製造法を提供する。
【解決手段】ε-ポリ-L-リジン生産能を有する微生物から得られた酵素液に、L-リジン、アデノシン三リン酸、並びにマグネシウムイオン及び/またはマンガンイオンを加えて混合することを特徴とするε-ポリ-L-リジンの製造法。

発酵法によるヌクレオチドの製造法

2006年02月08日 | 菌類 細菌
ヒトの味覚に訴える天然成分の一つに「核酸系」成分がある。50年程前に遡ってリボ核酸をアオカビ(Penicillium)の酵素による分解法が国中明・坂口謹一郎先生たちにより工業化へと一歩を踏み出した。イノシン酸、グアニル酸というリボ核酸の構成成分「プリンヌクレオタイド」の2成分。のちに国中博士(ヤマサ醤油OB)らは、プリンヌクレオチドと、アミノ酸系呈味成分「グルタミン酸」との相乗効果を見出し、1960年代後半からの食卓の必須調味料の登場へとつながる。
 この時期の私は、国立栄養研究所応用食品部長の井上憲政博士のもとで習得した発酵技術をもとに旭化成工業のスタッフの一員として「グルタミン酸発酵生産」の研究と取り組んでいた。友人の福島政雄さん(在USA)とのコンビで、板橋の技術研究所で少ない情報をもとに、核酸分解酵素について勉強をはじめた。この流れが、やがて旭化成→JTフーズの核酸調味料「ミタス」につながる。
 以下の2編の特許技術は核酸系調味料「プリンヌクレオチド」を直接発酵で生産する菌株の遺伝子工学手法で得ようと言う最新の技術。

出願番号 : 特許出願2001-181573 出願日 : 2001年6月15日
公開番号 : 特許公開2002-355087 公開日 : 2002年12月10日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 筧 雅博 外3名

発明の名称 : 発酵法によるヌクレオチドの製造法

【課題】 エシェリヒア属細菌を用いてIMP、GMP等のヌクレオシド-5’-リン酸エステルを製造する方法を提供する。
【解決手段】 ushA遺伝子及びaphA遺伝子が正常に機能せず、かつ、ヌクレオシド-5’-リン酸エステル生産能を有するエシェリヒア属細菌を培地に培養し、培地中にヌクレオシド-5’-リン酸エステルを生成蓄積せしめ、同培地からヌクレオシド-5’-リン酸エステルを採取することにより、ヌクレオシド-5’-リン酸エステルを製造する。

出願番号 : 特許出願2000-23779 出願日 : 2000年2月1日
公開番号 : 特許公開2000-295996 公開日 : 2000年10月24日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 高野 裕 外2名

発明の名称 : プリンヌクレオチドの製造法

【課題】 同一発酵槽内で効率よくヌクレオチドを製造するためのプロセスの開発を課題とする。
【解決手段】 本発明によれば、プリンヌクレオチドの前駆物質を生産する能力を有し、かつ該前駆物質よりプリンヌクレオチドを合成可能な酵素を誘導発現することのできるDNAを導入した微生物を培地に培養し、該培養物中にプリンヌクレオチドの前駆物質を生成蓄積させた後、該前駆物質よりプリンヌクレオチドを合成することのできる酵素を誘導発現させ、該培養物中に該前駆物質よりプリンヌクレオチドを生成蓄積させ、該培養物中より該プリンヌクレオチドを採取することを特徴とする、プリンヌクレオチドの製造法および該製造法において用いることのできる微生物を提供することができる。