バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

特殊人工ペプチドを用いた交互積層法を開発

2006年02月20日 | NEWSクリッピング
~半導体ナノ粒子多層化に成功~
  癌研究会癌研究所の芝清隆蛋白創成研究部長、佐野健一JST研究員らのグループは、生物が無機物を含んだ固い構造体をつくるのを模範し、特殊な人工ペプチドを用いた交互積層法(BioBL法)を開発、多種の半導体ナノ粒子を多層化することに成功した。知財情報局 2006/02/20(月)

プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子

2006年02月20日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-226164 出願日 : 2004年8月2日
公開番号 : 特許公開2006-42645 公開日 : 2006年2月16日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 外1名 発明者 : 西川 諭 外4名

発明の名称 : プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子

【課題】 正常型プリオンから異常型プリオンへの変化に必要と推測されるオクタリピートを含む正常型プリオン蛋白質(PrPc)のN末端23-89はグリシンに富み、安定な3次構造を構成しているとは考えられず、N末端23-89の部分のみを薬剤のターゲットとすることは困難である。プリオン病の診断、予防および治療に使用しうる、プリオン蛋白質に特異的に結合する分子を選択する際には、全長プリオン蛋白質を標的とする必要がある。
【解決手段】 プリオン蛋白質を識別可能な核酸分子の同定および分離のための方法、ならびにこの方法により得られる核酸分子を記載する。さらに、プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子を含む医薬組成物および診断用組成物、ならびに係る分子を用いる診断方法が記載される。

出願番号 : 特許出願2003-206862 出願日 : 2003年8月8日
公開番号 : 特許公開2005-61833 公開日 : 2005年3月10日
出願人 : キヤノン化成株式会社 外1名 発明者 : 武井 哲也 外1名

発明の名称 : 異常プリオンたんぱく質の検査装置

【課題】異常プリオンたんぱく質を簡単な操作で安全に高感度に検出する。
【解決手段】図は検査機本体に装着可能な検査キットを示し、この検査キットは試料の導入手段21と、異常プリオンたんぱく質を濃縮する濃縮手段22、検出する検出手段23と、廃液を保存する保存手段24を持ち、試料から異常プリオンたんぱく質が検出された場合は、検査機本体から外して検査キットごと廃却し、試料を外気に露出させることなく無害化処理を行う。

出願番号 : 特許出願2003-54198 出願日 : 2003年2月28日
公開番号 : 特許公開2004-264134 公開日 : 2004年9月24日
出願人 : 伊藤 照明 発明者 : 伊藤 照明

発明の名称 : 牛海綿状脳症の検査前処理方法及び検査前処理システム

【課題】異常プリオンを迅速かつ的確に検出可能ならしめる、検体が大量でも対応可能である、等の利点を持つBSE検査前処理方法及びシステムを提供。
【解決手段】採取した親検体Mの細胞をホモジネートする第1工程と、ホモジネートされた親検体Mから所定量分取し子検体Nとする第2工程と、酵素材プロティナーゼKを試薬Aとして所定量注入し混和する事により蛋白質を分解する第3工程と、第1レベルの温度で加温する第4工程と、試薬Bを所定量加え溶液が青くなるまで混和する第5工程と、遠心分離処理し上澄みを廃棄する第6工程と、試薬CLを所定量注入して濃縮化する第7工程と、比較的高い第2レベルの温度で加温する第8工程と、希釈用試薬Dを所定量注入して混和する第9工程と、マイクロプレートのウエルに所定量分注吸着させ異常プリオン検出用のサンプルを作成する第10工程とを備えたことを主たる特徴としている。


プリオン病関連微量因子同定へ向けての抗体工学的戦略

2006年02月20日 | 医療 医薬 健康
古田 大ほか
「脳を知る」・「脳を守る」合同シンポジウム要旨 脳の機能とその異常 53-53

細胞膜マイクロドメイン“Lipid Rafts”にはプリオン病関連因子の局在が強く示唆されている。我々はその個々の構成タンパク質を同定、解析する目的で、二次元分離タンパク質に対して直接特異抗体を取得するTwo-dimensional electrophoresis/phage panning(2D-PP)法を開発した。また、これに関連して高効率抗体スクリーニングを実現するため、新しい概念に基づく完全合成型“Sequence-arrayed scFv library”を作製した。現在のところ、このシステムの効果を示すいくつかのデータが得られている。
J-Stage  (登録が必要)

ホタルの酵素でBSE迅速検査 道立畜産試験場が開発 

2006年02月20日 | NEWSクリッピング
 北海道立畜産試験場(十勝管内新得町)が、牛海綿状脳症(BSE)の原因とされるタンパク質の一種の異常プリオンを、現行の検査より1時間以上早く検出する方法を開発した。全頭検査の1次検査時間が短縮されればより早く市場に食肉を出荷できる。米国産牛肉の輸入再開問題などで「食の安全」に対する関心が高まっており、実用化が期待される。 北海道新聞2006-02-20

米国バイオベンチャーの最近の動向

2006年02月20日 | 医療 医薬 健康
  新医療創生に挑戦するベンチャーたち
  大和総研・新規産業調査部 浅野信久

米国のバイオベンチャーの事業モデルも様変わりしている。新興株式市場やベンチャーキャピタル投資の世界では、バイオの基盤技術(プラットフォームテクノロジー)系バイオベンチャーから、先端バイオテクノロジーによる創薬や、痛みや手術による患者の負担の少ない低侵襲型の治療用機器などバイオメディカル系ベンチャーが主役の座にとって変わっている。中でも創薬系バイオベンチャーの躍進が目立つ。
レポートのダウンロード>>PDF Download 637.97KB

バイオメトリクス認証の現状と今後の展望

2006年02月20日 | NEWSクリッピング
  ~研究開発段階から普及段階へ~
「新規産業レポート(旧 経営情報サーチ)」2006冬季号より
     2006.01.09大和総研 新規産業調査部 小坂大輔

バイオメトリクス認証とは、人の生体的な特徴・特性を用いて行う本人認証方式である。従来からのパスワードなどの記憶による方式に比べ、失念、漏洩、偽造などのリスクが軽減できるため、パスワードなどにかわる安全度の高いセキュリティとして注目されている。 レポートのダウンロード>>PDF Download 701.4KB

バイオベンチャーにおける利益相反マネジメント

2006年02月20日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
「新規産業レポート(旧 経営情報サーチ)」2006冬季号より
 ● 
   2006.01.09 大和総研・産学連携調査部 岸田将人
 日米のバイオベンチャーにかかわる利益相反(COI)の議論が活発である。利益相反は、「責任ある地位に就いている者の個人的な利益と当該責任との間に生じる衝突」であり、大学等の研究者はその当事者となる可能性がある。バイオベンチャーの多くは、なんらかの形で大学等の研究機関とかかわりをもつことが少なくない。さらに、被験者の倫理面に対する配慮という特殊な視点も必要となる。このため、COI の問題は避けて通れなく、むしろマネジメントすべき事項である。 レポートのダウンロード>>PDF Download 559.0KB

バチルス・ズブチリスの発現及び分泌組換えベクター

2006年02月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平6-66642 出願日 : 1994年3月10日
公開番号 : 特許公開平7-75581 公開日 : 1995年3月20日
出願人 : エニリチェルヘ・ソシエタ・ペル・アチオニ 発明者 : グィード・グランディ 外4名

発明の名称 : バチルス・ズブチリスの発現及び分泌組換えベクター

【目的】 バチルス・ズブチリスにおいて単一分子形抗体を細胞外生産する手段を提供する。
【構成】 中性プロテアーゼの遺伝子のプロモーター、新しい分泌配列(I)及び所望の抗体scFvをコードするDNA配列を包含してなる組換えを使用する。

抗4N1Kペプチド抗体を用いた癌進行度の検出・測定方法

2006年02月20日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2002-237532 出願日 : 2002年8月16日
公開番号 : 特許公開2004-77268 公開日 : 2004年3月11日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 神田 滋 外1名

発明の名称 : 抗4N1Kペプチド抗体を用いた癌進行度の検出・測定方法

【課題】癌組織における血管新生の状況を把握して、癌の進行度(予後)を測定・判定或いは診断する方法を提供すること。
【解決手段】TSP-1タンパク質のカルボキシル末端の一部を構成するアミノ酸配列であり、血管内皮細胞の管腔形成を特異的に阻害して抗血管新生作用を示す4N1Kペプチドの癌組織内の存在を検出することにより、癌の進行(予後)の測定・判定を行い、癌をもつ患者の生命予後の診断を行う。本発明において、癌組織内のこの4N1Kペプチドの存在を検出するには、この4N1Kペプチドに特異的に結合する抗体を作製し、その抗体の免疫反応を利用して行う。本発明の方法は、ヒトに発生した癌の、手術により摘出した標本、あるいは診断目的で試験切除された腫瘍組織で、最も一般的なホルマリン固定、パラフィン包埋された組織の顕微鏡観察用切片を用いて実施することができる。