バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

鬱病患者の脳に磁界を作用させる新療法

2006年02月06日 | 医療 医薬 健康
鬱(うつ)病の新しい療法が臨床試験段階にある。患者の脳に磁界を作用させ、神経細胞に刺激を与えるという療法で、今までのいわゆる「電気ショック療法」や薬物療法よりも副作用が少なく効果が高いとされるが、神経回路に及ぼす影響を正確に把握しないままに事を進めすぎているのではと懸念する声もある。
前編WiredNews2006-02-01
後編>>WIRED News 2006-02-07

動植物プランクトンの無菌化方法及び当該無菌化方法

2006年02月06日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2003-382155 出願日 : 2003年11月12日
公開番号 : 特許公開2005-143329 公開日 : 2005年6月9日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 発明者 : 菅 向志郎 外3名

発明の名称 : 動植物プランクトンの無菌化方法及び当該無菌化方法を用いたワムシの培養方法

【課題】本発明は、海洋性,陸上性の如何を問わず、飼育段階において発生し得る細菌を効率的に除去し高い無菌状態を付与する無菌化方法、及びこれを用いたワムシの培養方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の動植物プランクトンの無菌化方法は、次亜塩素酸ナトリウム、メルチオレート、グルタールアルデヒド、過酸化水素、塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)からなる群から選択される少なくとも1種により処理した後、作用機序の異なる複数の抗生物質により処理することを特徴とする。また、本発明のワムシの培養方法は、上記本発明の無菌化方法を使用して、無菌ワムシを培養するワムシの培養方法であって、ワムシ耐久卵を次亜塩素酸ナトリウム、メルチオレート、グルタールアルデヒド、過酸化水素、塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)からなる群から選択される少なくとも1種により洗浄し、当該次亜塩素酸ナトリウムなどを除去し、次いで、耐久卵をふ化させ、前記作用機序の異なる複数の抗生物質の存在下、培養することを特徴とする。

ワムシの増殖特性について 

2006年02月06日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
-ワムシの増殖率は300%以上!-
能登島栽培漁業センターでは,海産魚の種苗生産に有用な餌料生物の培養に関する技術開発を行っており,今回,種苗生産に用いられている主な4種類のワムシについて,異なる培養水温と塩分における増殖特性を調べましたので,その結果を紹介します。能登島栽培漁業センター

出願番号 : 特許出願2004-106160 出願日 : 2004年3月31日
公開番号 : 特許公開2005-287380 公開日 : 2005年10月20日
出願人 : 林 雅弘 外2名 発明者 : 林 雅弘

発明の名称 : 動物プランクトン用飼料及びそれを用いた動物プランクトンの培養方法

【課題】本発明は、ω-3系高度不飽和脂肪酸で栄養強化せずに生産できる、ラビリンチュラ目に属する微生物を含有する動物プランクトン用飼料、及びそれを用いた動物プランクトンの効率的な培養方法を提供することを目的とする。
【解決手段】動物プランクトンを栄養強化するのに有効な量の、ω-3系高度不飽和脂肪酸、そのエステル、及びそれを含む油脂のうちの少なくとも一つを含有するラビリンチュラ類に属する微生物を、ビタミンB12とビタミンEの少なくともいずれか一方で栄養強化し、動物プランクトン用飼料とする。

世界の乳酸菌研究の最前線

2006年02月06日 | 菌類 細菌
第8回乳酸菌シンポジウム(オランダ)に出席して
  横田 篤(北海道大学大学院・農学研究科)
  化学と生物 44(2)128-134(2006)
 Hrringtonら(Inst.Food Res.,UK)の研究グループから、糞便サンプルの菌叢をハイスループットで解析できるDNAマイクロアレイの開発について報告があった。

ポリペプチドの生体内安定化配列及びその利用

2006年02月06日 | 海洋 水産
出願番号 : 特許出願2002-294200 出願日 : 2002年10月7日
公開番号 : 特許公開2004-121180 公開日 : 2004年4月22日
出願人 : 独立行政法人 科学技術振興機構 発明者 : 吉崎 悟朗 外4名

発明の名称 : ポリペプチドの生体内安定化配列及びその利用

【課題】ホルモンのような生体内ポリペプチドの生体内での安定化を図る方法を提供すること、及び、該方法を魚類に適用して、魚類の生体内生理機能の調節のために投与されるペプチドの安定化を図る方法を提供すること。
【解決手段】胎盤性性腺刺激ホルモンのカルボキシ末端領域からなるポリペプチド、その変異体、及び該ペプチドをコードする遺伝子を用いて、生体内ポリペプチドの生体内における安定化を図ることよりなる。本発明の方法は、魚類における性腺刺激ホルモンや成長ホルモン等の生体内導入に適用して、魚類の産卵誘発や産卵調節のような成熟調節、或いは魚類の成長調節における投入ポリペプチドの安定化を図る。

魚の卵で薬をつくる

2006年02月06日 | 医療 医薬 健康
魚の卵で薬をつくる
 低温下で短期間にタンパク質生産が可能
  森田哲朗ほか
  化学と生物 44(2)81-2(2006)
 ニジマス卵を使い、生理活性を持つ組換え黄体形成ホルモン(LH)、ヒトα1-アンチトリプシンの生産に成功した。

魚類の生殖腺刺激ホルモンに関する話題
-最近の研究成果と将来の資源生物学への応用-
  清水 昭男 中央水研ニュースNo.31
   
トランスジェニック魚による組換えペプチドの製造
発明者:マックリーン,ノーマンet.al.,(ユニバーシティー オブ サウサンプトン)
  特表2001-501482
【要約】
本発明は、ポリペプチドを魚中で発現するための発現構築物を提供するものであり、該構築物は前記ポリペプチドをコードする核酸コード配列と、それが機能可能なように結合した、魚の細胞中で前記コード配列の発現を起こすことができる調節配列とを含む。そのような構築物を使用して、トランスジェニック魚中で組換えポリペプチドを製造する方法も提供される。

魚におけるトランスジェニック癌モデル
 発明者:ルック エイ. トーマスet.al.,(ダナ ファーバー キャンサー インスティテュート)
【要約】
本発明は、そのゲノム全体がプロモーターに機能的に結合した腫瘍遺伝子を安定に組み入れているトランスジェニック魚を提供する。トランスジェニック魚を作成する方法およびその使用法も同様に提供する。一つの態様において、トランスジェニック魚は、腫瘍遺伝子による新生物もしくは過形成形質転換を調節する、または化学療法もしくは放射線療法に対する感受性を調節する薬物もしくは物質をスクリーニングする方法において都合よく用いられる可能性がある。もう一つの態様において、トランスジェニック魚は、腫瘍遺伝子による新生物もしくは過形成形質転換を調節する、または化学療法もしくは放射線療法に対する感受性を調節する変異を同定する方法に用いてもよい。





トランスジェニックメダカ

2006年02月06日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2003-95463 出願日 : 2003年3月31日
公開番号 : 特許公開2004-298093 公開日 : 2004年10月28日
出願人 : 株式会社アムサイト 発明者 : 井内 一郎 外2名

発明の名称 : トランスジェニックメダカ

【課題】本発明は、メダカを用いる毒性評価システムに使用し得る、トランスジェニックメダカ、及び上記トランスジェニックメダカを対象物と接触させる工程、及び上記トランスジェニックメダカの生物学的応答を検出する工程を含む対象物の毒性を評価する方法を提供する。
【解決手段】グロビン-発光タンパク質融合遺伝子を有する、トランスジェニックメダカ、及びこのトランスジェニックメダカを用いる毒性評価方法であって、メダカを対象物と接触させる工程とメダカの生物学的応答を検出する工程とを含む対象物の毒性を評価する方法。

◇蛍光タンパク質Fluorescent Protein
唐澤智司: BTJジャーナル(PDF版)創刊号p.8-11(2006)