バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝子組み換えに代わるバイオ品種改良法

2006年02月24日 | NEWSクリッピング
植物の突然変異を誘発し、そのなかから望ましい性質を生み出す遺伝子変異を特定していく『TILLING法』という技術で、栄養価の高い品種や、アレルゲンを持たない品種を作り出す研究が進められている。遺伝子組み換え技術とは異なり、別の生物種の遺伝子を取り込まないため、現在のところ環境保護団体の反発は招いていない。WiredNews 2006-02-24

脂肪含量を低減させた魚粉の製造方法

2006年02月24日 | 飼料 水畜産
出願番号 : 特許出願2004-233967 出願日 : 2004年8月11日
公開番号 : 特許公開2006-50928 公開日 : 2006年2月23日
出願人 : 独立行政法人水産総合研究センター 発明者 : 矢野 豊 外2名

発明の名称 : 脂肪含量を低減させた魚粉の製造方法

【解決課題】魚介類及び/もしくはその残滓又はこれらから製した脂肪含量が10%を越える魚粉を主原料として、脂肪含量を10%以下に低減させて抗酸化力を高めた魚粉(フィッシュミール)を製造する方法、及び、介類及び/もしくはその残滓又はこれらから製した脂肪含量が10%を越える魚粉に炭素源となる原料を一切添加せず、タンパク質含量の低下を抑えて微生物発酵させ、タンパク質含量の高い良質の魚粉を製造する方法を提供する。
【解決手段】魚介類及び/もしくはその残滓又はこれらから製した脂肪含量が10%を越える魚粉を原料とし、加熱した後水分含量を60~75%に調整し、酵母菌ヤロウイア・リポリティカ又はその培養液もしくはその濃縮菌液を添加して室温を10~37℃に維持しながら通気発酵を続け、脂肪含量を10%以下に低減させた魚粉を製造する方法。原料中に炭素源となる原料を加配しないことが好ましく、また、ヤロウイア・リポリティカの発酵生成物である先の回の製造工程で製した魚粉及び/又は先の回の乾燥前の発酵魚肉を加配してもよい。

抗生物質存在下における微生物回収のための培地

2006年02月24日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2005-227531 出願日 : 2005年8月5日
公開番号 : 特許公開2006-51028 公開日 : 2006年2月23日
出願人 : ミリポア・コーポレイション 発明者 : キヤスリーン・ソーザ

発明の名称 : 抗生物質存在下における微生物回収のための培地

【課題】抗生物質のバイオバーデンもしくは無菌テスト用又は抗生物質製造区域における環境試験用の培地及びこのような培地を用いる方法を提供する。
【解決手段】抗生物質、抗菌剤、抗真菌剤等の存在下での微生物の存在を検出するために、上記薬剤等の効力を無力化することを主要な解決手段として検討を行った。本培地は、1種類又は複数種の2価又は3価の陽イオン成分、好ましくは、抗生物質が残留している状態でも微生物の増殖が可能となる、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム及び鉄を含有する。

新規なアミダーゼ遺伝子

2006年02月24日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2005-256734 出願日 : 2005年9月5日
公開番号 : 特許公開2006-51034 公開日 : 2006年2月23日
出願人 : 三菱レイヨン株式会社 発明者 : 中村 哲二 外1名

発明の名称 : 新規なアミダーゼ遺伝子

【課題】α-アミノ酸アミド及びα-ヒドロキシ酸アミドを立体選択的に加水分解するアミダーゼ活性を有する新規なタンパク質及び該タンパク質をコードする遺伝子を提供する。
【解決手段】該タンパク質は、エンテロバクター・クロアッセイ由来の(a)特定な配列で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、又は(b)特定な配列で表されるアミノ酸配列において1個若しくは複数のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を含み、且つ、α-アミノ酸アミド及びα-ヒドロキシ酸アミドを立体選択的に加水分解するアミダーゼ活性を有するタンパク質である。
【効果】遺伝子組換の方法でクローン化されたアミダーゼ遺伝子を菌体内に多数存在させることが出来る為、従来の方法に比して飛躍的に触媒能力を増大させた微生物の提供ができ、α-アミノ酸アミド及びα-ヒドロキシ酸アミドから効率的に光学活性なα-アミノ酸やα-ヒドロキシ酸を製造できる。

拒絶反応抑制に新手法 京大グループ、動物実験へ

2006年02月24日 | 医療 医薬 健康
小柴助教授らは、京大医学部付属病院で生体肝移植を受けた患者の中から、拒絶反応が抑えられて免疫抑制剤が必要なくなった患者の血液を調べた。その結果、免疫抑制剤が必要な患者と比べ、免疫にかかわるT細胞の1つの制御性T細胞が増えていることを見つけた。制御性T細胞が攻撃的なT細胞の働きを抑えることで、免疫寛容が導かれるらしい。 京都新聞2006-02-23