ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

永遠のライバル

2006-02-10 23:55:03 | Weblog
いとこ(♀)に会う。
10年ぶりの再会だった。
待ち合わせ場所に行くと、
そこはバレンタイン特設会場になっていた。

やばい。。。
彼女はケータイを持っていない。

しばらくたつと私の背中をたたく人がいた。
彼女だった。
「後姿でわかったよ
でも、10年前と体重も違う。
今も昔も姿勢の悪さが同じってこと?

彼女は昔より少しやせたか?
二児の母だからハードな日々を
すごしているのだろう。

彼女は私の日々のことを聞いてくる。
仕事をしていると伝えると
「偉いね」と誉めてくれる。
そして、「あなたなら仕事なんでも
できちゃうでしょ?」という。

彼女は専業主婦。
近所では深い友達もできないし、
働きたくてもパソコンもできないし、
なにも技術がない。
家にいたら自分がだめになるといいつつ
新しいことにチャレンジすることが
できないという。
ケータイもパソコンも持たないという。
だから、単調な日々を過ごしているのか
あまり自分のことを話さなかった。
そして、昔よりもゆったりした口調で
言葉を選ぶように話すようになっていた。


ちょっとさびしかった。
同い年のいとこ。
スポーツ万能、成績優秀、好奇心旺盛で
私は彼女をライバルといつも目標にしていた。
自転車に乗れるようになるのも、
25m泳げるようになるのも全部彼女が先だった。

高校はいっしょになった。
成績もなにもかもまったく目立たなくなっていた彼女。
幼きころの輝きはどうしてなくなってしまったかは
わからない。

彼女は
「結婚しなくても仕事して好きなことを
しているほうがいいよ。
髪型も今風でいいね。」という。

という感じで話も弾まずに別れた。
(私の体のことはぜんぜん触れなかった。
病気は治ってしまったと思っているような
感じだった。。。。)

幸せはみんな違う。
でも、あなたには幼きころの好奇心旺盛の
活発な人のままでいてほしかった。
今もライバルでいてほしかった。



さて、元旅行会社お勤めの彼女に
旅行相談をする。
計画の立て方などを教えてもらう。
道後温泉に行こうとしたが、
飛行機の便の都合でいけなくなった話
をしたら、
「道後温泉はいいところでいったけれど
海もきれいだよ。
だけど、あそこと城之崎温泉は
わけありの人が
旅行にいくところ
だよ。」という。
「??????」
伊豆とか北海道、沖縄とかの
観光地はだれかに遭う可能性が大。
東北はつまらない。
となると行き先は道後温泉になり
「目立たないところありますか?」
という不倫旅行の計画を
何度も立てたことがあるという


今回の道後温泉ツアーは
天命に誓っても不倫旅行ではない。
女の子同士で
「愛媛はいい」と自慢する会社のオヤジの
"愛媛"に表敬訪問して、坊ちゃんの足跡を
見に行くだけだから

今後「道後温泉」は禁句だ。
コメント
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