ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

たかがプールされど。

2005-10-16 18:14:25 | Weblog
すごい目覚めの悪い夢をみた。
悪夢にうなされたので、起き上がれないくらい目覚めが悪い。
内容は私のHPの「掲示板-ら族と話そう-」を参照願います。

今日は大好きなプールの日。
しかし、この夢のおかげで身体はだるい。。。。
休もうかと思うくらいだるい。

でも、行った。

今日は3カ月ぶりにプールにきた人がいた。
大きな手術をして15kgもやせたとか。
先生は「ぼちぼちやってくださいね。」と
声をかけていた。
ついでに私に
「がんがん泳いでくださいね」といった。
私は「できません。時には温泉状態を許してください」と
笑っていった。
透析患者は一見元気そうに見えるからつらい。

プールに入ってかなり経った頃、先生に捕まった。
先生に捕まると、泳ぎ方の指導がある。
ゆったりと身体に負担がない泳ぎ方の指導をしてくれる。
しかし、肺活量がなく、脂肪のない私は、
この泳ぎ方で幾度となくおぼれた。。。。
だから、先生が寄ってくるのはある意味で恐怖である。

今日は違っていた。
「最近体調どうなの?」と聞いてきた。
温泉状態希望が気になったんだろう。
貧血がひどく、無理すると後で頭が酸欠状態になって
ぼーっとすることを話した。
「じゃあ。無理をさせちゃいけないな。
見た目じゃわからないな。
でも、透析をして生きておれること、
仕事にいけること、プールに来れることを感謝しなくちゃ
いけないよ」という。

確かに、昔は腎不全でとっくになくなっていた命だし、
透析の技術力のアップでふつうにちかい生活ができるようになった。

プールに来ていて、感じる。
ほかの参加者で去年できたことができなくなっていったり、
先月言えた言葉を失っていたりと
何らかの衰えを見ることがある。
病気の進行や健康な人に比べ一気に身体が衰えたりと。

本当に元気だからプールに来れる。
意欲があるから来れる。
元気になる。
私にとって気持ちいい時間なのである。
きっとみんなの前向きなエネルギーを
感じることができるからだと思う。

たかが、プールされどプールなのである。
きっとみんな同じ気持ちで参加していると思う。
障害者にとって、大切な時間なのである。
(福祉制度が変っても残してもらいたい教室である)
この時間を大切にしなくてはと切実に思った。

で、先生との温泉状態が長かったので
一度も水に顔をつけることなく終わり、
あまり体は疲れなかった。
いいことのなのかはわからない。。
コメント
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