山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

豊洲盛り土問題

2016-09-11 22:00:15 | 産業・技術
豊洲の実態が、深刻になってきている。
地下水の調査が終了していないだけではなく、盛り土自体をしていない部分が敷地全体の3分の1もあるという新事実が発覚した。
しかも、盛り土をしていない部分が、食品を取り扱う建物の床の真下だというのだから驚きである。

2007年から行われた専門家会議では、土壌汚染対策として敷地全体に4.5mの盛り土をすることが提言されたそうだ。ところが、東京都は独断でそれを守らず工事を進めてしまったそうだ。

ベンゼン等の有害物質は気化しやすいので、盛り土を充分にしないと、年月とともに地表に成分が出てきて、空気中に混じってしまう可能性が高いだろう。そうしたら、今後市場の中で働く人々が毎日吸いこんで、公害病になってしまう可能性もあると思う。
食品は一時的に短期間置かれるだけだろうが、そこで毎日働く人々が一番危険を被るのではないだろうか。

盛り土問題によって、移転が大幅に遅れると、様々な点で困ったことになるそうだが、もはやそんなことを言っている場合ではない。

東京都はいったいこれまで何をしてきたのであろう。
全く信じられない。

そもそも工場跡地である豊洲は、市場には最も適さない土地だったはずだ。
築地に再建設するほうがよほど理にかなっているのではないだろうか。

築地の一部は、オリンピックのための道路になるので、一刻も早く移転しないといけないそうだが、オリンピックなんか、会場設営等でも数々の問題と莫大な経費の無駄遣いが発覚しており、東京都民の生活には何の益もないのである。

なんでこんなふうに進められてきてしまったのか、納得できないことばかりである。
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