山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

連棟建て

2009-03-01 16:16:38 | 日記
このあいだ、道を歩いていたら、たまたまそこで中古住宅の販売をしていて、中の見学ができるというので、見せてもらいました。

その家は、南東角地で、中2階のリビングは非常に日当たりがよく、その上の居室2部屋も同様で、その点はなかなかいいのですが、とにかく一軒家としては狭いのです。

つまり、中2階は玄関とトイレとキッチンとリビングルームのみ。キッチンとリビングで12畳くらいでしょうか。そして、半地下は車庫になっていて、中2階から階段を下りたところが暗いお風呂・洗面所です。そして、2階(3階?)が和室6畳・洋室6畳・納戸といった作りでした。また、収納は半間の押入れとその納戸(1.5畳くらい?)のみです。つまり2LDKですね。
団地に住む私としては、一戸建てというものにあこがれていて、一戸建てに住む人は皆広々とした家に住んでいると思いこんでいたのですが、このような家だと、まだ集合住宅のほうがいいのではないかと思いました。

この家は、隣の家と「連棟建て」になっていて、コンクリートの土台は共通のため、1軒ずつ別々に建て直すことはできないそうです。だから、建て直すなら、隣と相談して同時に建て直すしかないし、その後、別々の家を建てるとしたら、建ぺい率や容積率の関係で今と同じ大きさの家はできません。ということは、さらに小さくなってしまうので、もはや1軒の家を建てられる大きさではなくなってしまうでしょう。

もう築20年以上たっているので、どう考えてもこの家を買う人はいないのではないかと思いました。
賃貸だったら夫婦か子ども1人くらいまでなら大丈夫そうです。賃貸として貸すほうがいいかもしれません。でも、賃貸にしろ、収納も少ないしベランダもおそろしく狭いので、それならマンションでも借りたほうがいいと思う人も多そうです。

どっちにしても、困ったものを建ててしまったもんだね、というのが感想です。
なんで、こんな家建てたんでしょうかね。
普通なら隣のぶんと一緒で1軒の家を建てればいいんでしょうが、そうすると、かなり大きくて高いものになってしまうんでしょうね。
だったら、フロアごとに違う世帯が住む形のほうがマシのようです。
買うとしたら隣の人が買って、壁をぶち抜いて住めばいいかな。

この家は、このように難点が多いために、普通の銀行は融資をしないそうです。
お値段は、連棟建てでない家にくらべると1000万くらい安いんじゃないかと思いますが、やはり後々のことを考えると対処に窮しそうですね。
銀行が融資しないということは、やっぱりそれなりのものなんでしょうね。
よくわかんないけど、これを抵当にとったところでどうにも運用のしようがないから、お金は貸さないってことかな。
角部屋のリビングはいい感じなんだけどね~。

ところで、この家とは別に、もっと新しくて連棟建ての建売住宅を知っているんです。新築で売り出された時に見に行きましたが、外観はステキなもので普通の一軒家と同じくらいの金額でした。ここは、半地下じゃなくて、本当の地下室があって、その周囲はドライエリアになっているので、地下室とは言っても普通に窓があります。でも、公道から空き缶でも投げ込まれたら落っこちてくるかなという感じですね。酔っ払いが生垣に向って立ちしょんしたら、オシッコが雨になって降ってくるでしょう。地下室、1階・2階と屋上という作りで、そういう家が何軒も連なっているわけで、これは本当に建て直しとなったら、いっせいに全部取り壊しとなるんでしょうね。どうするのかな~。

その住宅、しょっちゅう引越しの大きなトラックが止まっています。同じ敷地内に20軒くらい建ってると思いますが、年中どこかが引っ越しているってことかな。
それに、やはり中古の売り出しで、広告が貼ってあったりします。まだ、建ってから10年もしてないのに、売りたくなっちゃうんでしょうかね。
隣と壁がくっついているし、上下に部屋があってもなんか平面的には狭苦しいですね。

これだったら、普通の建売住宅を半分の数だけ建てて売ったほうがよかったんじゃないかな。

家ってのも、変なもん建てちゃうと大変ですね。