ホソバヒメトラノオ

山野草
　昨日早朝から出かけていたくせに今日もまた同じことをしました。植物観察会があるので行きませんかと誘いを受けていたのです。近くの山ですし、たいした歩きじゃないのでと思っての参加です。歩く距離は短かったのですが、暑さに参りかけました。なんと３６度にも温度が上がったのです。秋に山野に咲く花を楽しむのですからもう少し涼しいと思っていたのですが・・・
　花はたくさんあり充分楽しんできました。その中のとっておきの「ホソバヒメトラノオ」ゴマノハエグサ科ルリトラノオ属（先日ＵＰした伊吹山の中のルリトラノオとは近い植物です）
　　　　
大陸系遺存植物といわれる多年草で山地の草原に咲きます。草原自体高知では少ないのでここは貴重な場所だそうです。昔は一面咲き誇っていたそうですが他の植物が茂り激減しているそうです。里山に咲くこのような植物は人の手（刈り払い・焼き払い）が入ることにより残るので何か手立てを立てねば絶滅するということです。
　　　　　　　
すらっと伸びた茎に小さい涼やかな青紫の花がさいていました。
　　　　　　　
青い空と笹原、ここは市街地からすぐの山です。右手のカメラの先にはホソバヒメトラノオ、画面下にはコマツナギ・中央にはオガルカヤが見えます。人の手を入れて何とか昔のようにこの花が咲く場所確保してを残せることは出来ないものだろうかと考えつつ山を降りました。