股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

消えない罪

2021年12月16日 16時19分22秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年12月10日
監督:ノラ・フィングシャイト
出演:サンドラ・ブロック,ヴィンセント・ドノフリオ,ヴィオラ・デイヴィス

暴力を働いて刑務所に送られていた、ルース・スレイター (サンドラ・ブロック)。刑期を終えて出所した彼女だったが、犯罪を犯した者を決して許そうとはしない社会の冷たさを感じる。故郷に戻るものの、そこでも人々からの厳しい批判や叱責を受けたルースは、犯してきた罪を償う意味も込めて、やむを得ぬ理由で置き去りにして離れ離れになったままの妹を見つけ出そうとする。
『バード・ボックス』などのサンドラ・ブロックが主演を務めるドラマ。刑務所から出所した女性が、元犯罪者へ向けられる人々の冷たい視線に耐えながら離れ離れになった妹を捜す。『バーズ・オブ・パラダイス』などのヴィンセント・ドノフリオ、『ロスト・マネー 偽りの報酬』などのヴィオラ・デイヴィスほか、ジョン・バーンサル、リチャード・トーマス、リンダ・エモンドらが出演する。

刑務所に服役していた女性が出所後に、離れ離れになった妹を捜す物語。保安官を殺してしまったことで歯車が狂い始めた人生。加害者、被害者、加害者家族、被害者家族。様々な視点から物語は描かれています。自分がだったらどう行動するか…。観ている側は自然と考えてしまう。罪を犯した人間に対して、罪を償ったとしても世間は厳しいのだと感じさせるが、後半になって真実を知った時には何とも言えない切なさを感じました。ただ、思うことは「大切な人を守りたい」という気持ちは皆同じだということ。そのためには時に、自分を犠牲にしてでも守りたいと思ってしまうのかもしれない。悲しみの連鎖が続く話ではあったけど、最後にルースの気持ちが救われて安心しました。
サンドラ・ブロックの抑えた演技が上手すぎる!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キャラクター | トップ | 街の上で »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画評論カ行」カテゴリの最新記事