股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ウトヤ島、7月22日

2019年11月01日 14時49分10秒 | 映画評論ア行
製作年:2018年
製作国:ノルウェー
日本公開:2019年3月8日
監督:エリック・ポッペ
出演:アンドレア・ベルンツェン,エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン
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2011年7月22日午後3時17分、ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件が起き、8人が死亡する。さらに同日の午後5時過ぎ、オスロから40キロの距離にあるウトヤ島で銃乱射事件が発生し、32歳のノルウェー人アンネシュ・ベーリング・ブレイビクが、サマーキャンプに参加していた10代の若者たちを次々と殺害する。
『ヒトラーに屈しなかった国王』などのエリック・ポッペが監督を務め、2011年にノルウェーで実際に起きた連続テロ事件を描いた衝撃作。たった1人の犯人が77人もの命を奪ったノルウェーの大惨事を、ウトヤ島での無差別銃乱射事件に焦点を絞り、72分間ワンカットで映し出す。出演はアンドレア・ベルンツェン、ブレーデ・フリスタットら。

2011年に起きたノルウェーのウトヤ島での銃乱射テロ事件を描いた本作。たった一人の男が77人もの人たちを殺害したテロ事件。72分ワンカットで描かれている本作は助かった被害者たちの証言を元に作られています。ワンカット映像は緊張感が続きそうですが、本作ではそれが裏目に出てしまっていました。同じようなシーンの繰り返しで物足りない。銃声の音と若者たちの走って逃げるシーンが最初から最後まで繰り返されるので淡々としていて、せっかくのワンカット演出が上手く活かされていないのです。実話の部分は変えようがないが、登場人物たちのドラマに関しては映画らしい演出を加えても良かったのではないだろうか。それでも犯人の姿はほぼ映さず、主人公の女性視点で描かれていることで被害者の恐怖感はひしひしと伝わってきました。まぁこの主人公、ちょっと声出し過ぎのような気もしましたが…。
犯人の男は逮捕されましたが、ノルウェーの法律では大した罪にならなかったことが衝撃でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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