股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

はい、泳げません

2022年12月24日 17時44分07秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年6月10日
監督:渡辺謙作
出演:長谷川博己,綾瀬はるか,伊佐山ひろ子,小林薫,阿部純子,麻生久美子

映画『はい、泳げません』公式サイト

長谷川博己×綾瀬はるか 映画初共演!泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。

映画『はい、泳げません』公式サイト

 


大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川博己)は水に顔をつけるのも怖いほどのカナヅチだった。あれこれ理屈をこねては水を避けてきた彼は、プールの受付で薄原静香(綾瀬はるか)に強引に入会を勧められ、水泳教室に通い始める。コーチの静香に毎日泳ぎを習いにくる主婦たちに混じって練習する中で、雄司は過去のさまざまな出来事を振り返る。
高橋秀実のエッセーを原作に描くヒューマンドラマ。泳ぐことができない哲学者と、彼に水泳を教えるコーチの歩みを描く。監督と脚本を手掛けるのは『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。『セカンドバージン』などの長谷川博己、『今夜、ロマンス劇場で』などの綾瀬はるかをはじめ、小林薫、阿部純子、麻生久美子らが出演する。

泳げない大学教授と、水泳コーチの女性の交流を描いた本作。キャストも豪華だし、面白そうと思って期待していました。泳げない哲学者・小鳥遊雄司が一生懸命に泳ぎをマスターしようとする姿と、怖いけど芯があるコーチのやり取りが微笑ましかったです。コメディ映画かと思ってしましたが、途中からは意外な過去が明らかになっていき、ドラマ要素が強くなっていきます。主人公が過去にトラウマを抱えて、苦悩しながらも克服しようとする姿は感動的でした。人間の再生ドラマを水泳に例えたのは良かったです。水泳教室に通うおばさんたち、シングルマザー、授業中に居眠りする大学生たちと触れ合う中で“生きるとは何か”の答えを出そうする展開に心温まりました。ただ、コメディ要素、シリアス要素、どちらかに舵を振り切っていればもっと観やすかったかなと思います。深いい話なのに、いらない部分が多くて感情移入とまではいかなかった。麻生久美子の顔全面に納豆チューブってのは斬新だけど笑えないです…。全体的には良い話であることは間違いないのですが、何かもう一つ物足りないような印象。静香の過去も掘り下げてくれればなぁ。静香の過去は小鳥遊さんよりも深刻そうな気がするのは僕だけか…。小鳥遊さんと静香が恋愛に発展するのかと思ってしまったが何も無いんかーい!
リハビリの語源は「再び自分らしく生きること」。素敵!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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