股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-

2021年01月06日 21時10分16秒 | 映画評論ハ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年11月24日
監督:ロン・ハワード
出演:エイミー・アダムス,グレン・クローズ,ガブリエル・バッソ,ヘイリー・ベネット

イェール大学に通い、望んでいた職業に就こうとしていたJ・D・ヴァンス(ガブリエル・バッソ)。だが、その矢先に家族の問題が持ち上がり、消し去ってしまいたい思い出しかなかった故郷に戻らざるを得なくなってしまう。故郷で薬物依存症に苦しんでいる母親のベヴ(エイミー・アダムス)と向き合う中で、小さかった自分を育ててくれた明朗で聡明だった祖母マモーウ(グレン・クローズ)のことを思い出すヴァンス。自分のルーツを尋ねながら、やがて彼はかねてから抱いていた夢をかなえようとする。
J・D・ヴァンスの回顧録を原作にしたヒューマンドラマ。つらい思い出しかない故郷に戻った青年が、問題を抱えた母との再会などを通じて自身を見つめ直す。メガホンを取るのは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などのロン・ハワード。『アメリカン・ハッスル』などのエイミー・アダムス、『天才作家の妻 -40年目の真実-』などのグレン・クローズをはじめ、ガブリエル・バッソ、ヘイリー・ベネット、フリーダ・ピントらが出演する。

巨匠ロン・ハワードが描く、実在するJ・D・ヴァンスの回顧録を原作にした親子の物語。2021年1本目の鑑賞作品です。自分の夢と、家族の生活の狭間で苦しむヴァンス。彼の家族は様々な問題を抱えていました。アメリカの低所得者の家庭。お金も無ければ仕事も無い。薬物依存も犯罪も犯してしまう。自分勝手でワガママばかり言う母親のせいで、ヴァンスの人生は上手くいかない…。「子供は親を選べない。でも自分次第で人生はどうにでも変えられる」という言葉がが、まさにその通りだと感じる映画でした。でも、どれだけ嫌いでも、どれだけ憎くても血の繋がった家族を見捨てることはできないものなのか…。母親の身勝手な行動に観ていてイライラしましたが、人間ってみんな弱い生き物だなと考えさせられる映画でもありました。お母さんもおばあちゃんも強く見せていて本当は弱い部分だってあるんだな。辛いときに支えてくれるのもまた、家族なのだろう。
最後にヴァンスの努力が報われたことが救いでした。おばあちゃんの肝っ玉ぶりが好きです(笑)おばあちゃんがいたからヴァンスも強くいられたのかな。
おばあちゃん役のグレン・クローズの怪演が見事で、完全に主演のエイミー・アダムスよりも目立っていました。エイミー・アダムスもグレン・クローズもオスカー獲ったことが無いから意外だわ!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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