股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

パピヨン

2019年12月18日 11時57分19秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ/セルビア/モンテネグロ/マルタ
日本公開:2019年6月21日
監督:マイケル・ノアー
出演:チャーリー・ハナム,ラミ・マレック,イヴ・ヒューソン
映画『パピヨン』公式サイト|6月21日(金)ロードショー

胸にチョウの入れ墨があることから「パピヨン」と呼ばれる金庫破りの男(チャーリー・ハナム)は、身に覚えのない殺人罪で終身刑を宣告され、南米ギアナの絶海の孤島にある監獄に入れられる。厳しい強制労働と看守たちの暴虐に、脱獄を決意したパピヨンは、紙幣偽造で逮捕されたドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、ドガの身を守ることを条件に逃亡費用を稼ごうとする。
作家アンリ・シャリエールの実体験に基づく小説を映画化した脱獄映画『パピヨン』をリメイク。孤島に送られた終身刑囚の脱獄劇を描く。監督は、第31回東京国際映画祭審査委員特別賞を受賞した『氷の季節』などのマイケル・ノアー。主人公を『パシフィック・リム』などのチャーリー・ハナムが演じ、『ボヘミアン・ラプソディ』などのラミ・マレックらが共演した。

実話を基にした男たちの脱獄劇を描いた本作。1973年に公開された『パピヨン』のリメイク作です。チャーリー・ハナムとラミ・マレック、泥だらけの汚い恰好なのにイケメン臭が溢れ出ている姿に「こんな美しい囚人いないだろ!?」とツッコミたくなる。脱獄を描いてはいますが派手な脱獄劇やアクションは無く、人間が持つ欲望や希望が地味ながらリアルに見せていて、これはこれでとても見応えがありました。何度失敗しようとも何年経とうとも自由を求めて困難に立ち向かっていくパピヨンとドガの決意は凄かった。殺されてもおかしくない状況でも友を信じて友を助けてからのラストシーンの別れは切なかったです。男の友情は素敵ですね。目を覆いたくなるような暴力や裏切りが横行していた、あの時代の収容所。これを小説として世界に発表したアンリ・シャリエールの勇気は後世に語り継がれるだろう。旧作の「パピヨン」は観ていませんが、ドガがどれだけの大金持ちだったのかが少々気になるところでした

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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