股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~

2024年05月07日 13時42分39秒 | 映画評論サ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年8月4日
監督:大根仁
声の出演:小林由美子,ならはしみき,森川智之,鈴木もぐら,松坂桃李

ある晩、宇宙から飛来した暗黒の光と白い光が埼玉県カスカベ市の住宅に降下し、白い光が夕飯を待っていたしんのすけに命中する。その瞬間から彼の体全体に不思議な力がみなぎり、しんのすけが力に身をゆだねてお尻に意識を集中すると、おもちゃが宙に浮くのだった。一方、暗黒の光を浴び、超能力を手に入れたある男が暴走を始める。
臼井儀人の原作によるアニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第31作。シリーズ初の3DCG作品として『バクマン。』などの大根仁が監督などを手掛け、不思議なパワーを手にしたしんのすけの活躍を描く。3DCGアニメーションを担当するのは『STAND BY ME ドラえもん 2』などの白組。ボイスキャストはおなじみの小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、真柴摩利らが務めている。

シリーズ初の3DCG作品。しんちゃんを3Dで見る日が来るとは!映像としては斬新で良かったですが内容を考えると、わざわざ3Dした意味があったのかは疑問です
。内容的には今回は大人向け。頑張っても報われない…夢なんてない…良い事なんてない…何で自分だけこんな目に合わなきゃいけないのか…。そんな男の物語です。暴力シーンやイジメ、孤独、親との溝など重い内容が続きます。怪獣のビジュアルが怖すぎる。「この国に未来なんて無い!」なんて子供向けの映画とは思えない(笑)、そしてそれに対する明るいメッセージ性が弱いのが残念。辛い経験ばかりしてきた若者に向けて「仲間となら乗り越えられるよ!」とか「頑張れ!」といった軽めの答えでは物語が締まらない。しんちゃんやひまわりが世界規模の危機に立ち向かう姿は良かったですが大人向けにし過ぎたせいか、いつものクレヨンしんちゃんの良い意味での“バカバカしさ”が薄まってしまったのが残念でした。非理谷充の声を担当した松坂桃李の声があまりハマってなくてずっと違和感を感じてました。

次回作は2D!やっぱりクレしんは2Dが良いと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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