股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW

2011年10月27日 18時43分57秒 | 映画評論ア行
製作年:2010年
製作国:韓国
2011年2月19日公開
監督:ソン・ヘソン
出演:ソン・スンホン,チュ・ジンモ,チョ・ハンソン,キム・ガンウ
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数年前、仲の良い兄弟が北朝鮮から脱出を試み、生き別れになる。その後、兄ヒョクは脱北に成功し、コリアン・マフィアの世界に入る。現在は、北朝鮮出身の元特殊部隊員ヨンチュンとともに、釜山を拠点とする武器密輸組織の大物になっていた。父親のようにヒョクの世話をしているパク警部が、生き別れた弟チョルが見つかったと連絡してくる。チョルは収容所で母を失った後、脱北し、タイ、ミャンマー、モンゴルを経て韓国に入国した。チョルは、家族を裏切ったヒョクを憎んでいた。そんな弟の姿を見たヒョクは、組織を離れる決意をする。
香港映画史上の傑作『男たちの挽歌』が、リメイクを超えたリウェイク版として韓国で甦った。オリジナル版は、今やハリウッドと中国を股にかけて活躍しているジョン・ウーの出世作。今作でウーは製作総指揮を務めている。監督は「力道山」のソン・ヘソン。出演は、「ゴースト もういちど抱きしめたい」のソン・スンホン、「カンナさん大成功です!」のチュ・ジンモ。

オリジナルは香港映画史上、伝説的な作品だそうです。男同士の熱いドラマを期待していましたが、感動も泣けもしなかった!オリジナル版を観ていないので分かりませんが、韓国風に濃い味付けにしてしまったのかな??始まって数分間は登場人物が誰が誰だが分かりませんでした(笑)だって韓国人ってみんな同じ顔に見えるんだもん!
ヒョクとチョル、この作品の主軸である兄弟の関係の描き方も薄っぺらい。過度な演出は良くないですね。互いを憎しみ合っていた2人がだんだんと歩み寄っていく。そしてラストの銃撃シーン…迫力があり兄弟の深い絆がよく描かれていて良かったのだけど感動するほどじゃなかったのが残念!展開もよくあるものなので王道と言えば安定感はあるが、新鮮さが感じられません。疑問に思ったところは、ヒョクやチョル側が2~3人で、相手の敵の数が数十人はいるのに敵が撃たれまくるっていうのは、さすがに不自然です!
そして出てくる登場人物たちが皆さんイケメンっていうのも引っ掛かるなんだか“韓流ブームに乗っかりました”と思われても仕方ない。イケメンが悪いとは言いませんが、イケメンを全面に出し過ぎるとこの作品に必要な男臭さが半減してしまいます。

主題歌を歌っているCHEMISTRYの「a better tomorrow」。正直エンドロールでこの曲が流れた時が一番感動したかも(笑)

この作品の評価・・・・62点
コメント
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