股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

サンクタム

2011年10月14日 11時15分50秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年9月16日公開
監督:アリスター・グリアソン
出演:リチャード・ロクスバーグ,リース・ウェイクフィールド,ヨアン・グリフィズ
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神秘的な自然が広がるパプアニューギニアの密林地帯。ケープ・ダイビングに長けたベテラン探検家フランク・マクガイアは、この地にある世界最大の洞窟体系エサ・アラの洞窟に潜り、全体像を解き明かす調査チームを率いていた。しかしバディを組んでいたジュードにエア漏れが発生し、彼の懸命の救出もむなしく、彼女は帰らぬ人となる。チームのフランクへの不信感は高まり、地上との通信状態の悪化もあり、フランクは前線基地からの撤退を決断する。彼らが撤退の準備をする間もなく、突如巨大サイクロンが上陸し、逆流した川の鉄砲水が洞窟内に流れ込んでくる。
ジェームズ・キャメロンと共に映画製作を手がけてきた水中探検家・映画作家のアンドリュー・ワイト。かつて彼がある洞窟に閉じ込められた経験を基に、壮大なドラマに仕上げた。自然が作り上げたサンクタム(聖域)の中に閉じ込められた人間たちが、手持ちの装備のみでケイブ・ダイビングやケイブ・クライミングに挑み、活路を見出そう姿を、臨場感たっぷりの3D映像で描き出す。

映像の迫力はさすがジェームズ・キャメロン製作といった感じ。しかし話に工夫も何もなく使い古された展開の映画でした。とにかくこの映画、人が次々と死んでいくこんなに上手い具合に死んでいくものだろうか??最後は男女1人ずつ生き残るのが定番だと思っていたので予想外でした。しかも死に方が事故死のように見えて、ほとんど他殺か自殺のような気がします。もう助からない人を溺死させてるけど本人はかなり苦しんでますけど。息子が親父を沈めて楽にさせてあげるなんて…ボンベなしに飛び込んだり、潜水病で助からないから1人隠れて死を待ったり…ちょっと可哀想すぎます…
地底人でも出てきてくれれば面白くなるのにと思ったのに、大袈裟に水の恐怖からひたすら逃げるだけの話。押し寄せてくる水に追われてどんどん鍾乳洞の奥に進んでいく。シンプルっちゃシンプルだけど物足りなさもある。これが震災で延期になった理由も分かる。う~ん潜水が好きな人は楽しめるのかも。どんどん死者が出る展開にするなら、逆に全員が助け合って生き延びる展開にしてくれた方が感動的だったかも

これなら同じような作品で「ディセント」の方がよっぽど怖くて面白い!
そもそも、サイクロンが発生することを予測できなかった調査隊に疑問を感じます。プロなんだから天候ぐらい予想できるでしょ!!急にサイクロンが発生して「そこから早く逃げてくださ~い!」ってあまりにも遅すぎて不自然さがあり過ぎです。
親子の絆だって無理やりに繋げた感じだ。実話を基にした作品ではありますが、実際には全員助かったそうです。実話じゃねぇじゃん!!(笑)

極限状態の中でこれほど動けるのかと考えたら、運動オンチの僕は早々と諦めると思います(笑)
あっ、閉所恐怖症の人は絶対に観ちゃいけませんよ


この作品の評価・・・・62点
コメント
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