2月が始まりました。泣いても笑っても、今月、私の勤める会社が移転する月がややってきたわけです。
それも、いまのところより遠くなっていくわけで、あまりうれしい報告ではありません。
人間も会社も「不老長寿」を夢見て活動しているものです。そして、いつの日か、最初があり、終わりがある…という法則が生きているうちはついて廻ってくるもので、仕方がないことに気がつくのです。
むしろ、どんなことが「起きる」のか楽しく考える方が楽なのだと思います。(実際には、多くの問題がありますが…)
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さて、寒い日が続きますね。乾燥しているせいか、カゼも流行っているそうです。職場の人も「カゼでダウン」状態で休んでいます。
この寒さ、いま日本中をかけまわっている様子です。寒さも1月より2月の方が本物です。事実、日本の雪所の北海道や東北では大雪による被害のニュースもよく報道されています。
1日のニュースに、秋田県の玉川温泉で雪崩がおきて、岩盤浴をしていた宿泊客が雪崩に巻き込まれ、死者もでています。
雪崩に遭う…観光で宿泊しているお客さんには想像もつかぬ出来事だったにちがいありません。楽しむはずの温泉で悲しい出来事です。
日々の疲れを癒すためのものが、自分の死に場所になってしまう、この事実も「想定外」。本当にそうなのかな…と思います。だいたい「想定外」は言い分けのように思えますが…。
どこへいっても「想定外」という便利なお言葉がつくられ、それにすがっていいわけしている「経営者」のように聞こえるのです。
こんなことで「消費者」はいつも、くもに巻かれて、忘れていくように思えます。そして「風化」してしまって、また、事故がおきると、あたかも初めてのような言い分けの言葉が作られていくように思えました。
忘れていいのは、忘れたい被害者で、経営者は忘れてはいけないことなのです。
昨年、食肉「ユッケ」事件という、食中毒があり、死者もでていました。経営者が謝罪したのが印象に残っています。
そして、強烈に残っているのは「原発事故」でした。
いつからか、人間の安全よりも「○○マネジメント」という言葉が呪文のように最優先されて、一生懸命働いていても、いつのまにこの○○マネジメントに組み込まれて事故が起きている。
ときどき、その問題が「内部告発」で明らかになったりする事件も多くなってきました。
どこの会社でしたか「内部告発」をして嫌がらせやパワハラを受けていた事件もありました。粉飾決算で問題になったオリンパスという一流会社もありましたね。常に会社はもうけている…という偽装のうえに運営されていたということでしょうね。
なぜ、こうなるのか、という本質はいま一つ明確でないです。(実際、いま会社で起きている事件の本質をつきつめていけば、私たちの働いている経済がわかるのですがね。そして、今生きている資本主義経済のバックボーンがわかるような気がします。)
本当に「消費者」がバカにされている状況が日々、多くなってきたように思えてしまうのはなぜなのか…と気がつきます。
でも消費者側にもバカにされる原因もあることに、気がついていると思いますが…。
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※「人間は自らが帰属する会社というものに対して影響力を行使することができるが、同時にその会社によって影響を受けている(「株式会社という病」平川克美・文春)
「ス久ラップ2012」はしばらく、お休みします。
ひたすら切り抜く日々です………………………*
「ノスタルジー」
休日の午後
冬の陽射しを浴びて
私の歩いてきた後ろを振り向いた
私は今日も元気で働いている
今日も私は悲しんでいる
明日は静かに笑っている
自分の姿を映してしてきた
歩いていきた
どこまで続くのか…遠い国
半世紀
デモがあった
足もとで死者がひきずられた道があった
権力のわがままにつきあってきた時代
「流した汗がむくわれる社会」
そん街角を汗をかいて歩いていた
ひたすら歩いて気がつけば
空気のように
「クールジャパン」があった
汗もかかずにむくわれる時代か…
気がつけば
放射能がこの都市も降り始めた
去年から…今年も見えない恐怖がつつむ
政治がいまだに反省がないことに
口をつぐみ
時代を忘れたかのように
白くおおきな建物を眺めている
私は若者にあかをなめてもらって
社会という横道に目をむけながら
今日を生かされていたと思える一日
いま!
心も身体も整理がつかず
今日をむかえている
思えば
わたしも誰かのあかをなめて
今日をむかえたのだろう
どんな味だったのか
苦かったのか、甘かったのか
今日をみつめて
「いく時代かありまして…」を口ずさみ
今日をむかえている
31年目のノスタルジー
※休日に「ポスター展」(田中一光展示)をみに行くついでに街を散歩していたとき、浮かんだ言葉を並べてみました。詩なんておこがましいものではありませんが、まっ、読んでみてください。
振り返って、ポスター展が年代別に展示してあって、その時代に「私は何をしていたんだろう…」と思いました。1960~1985年…です。
時は流れて、いやなものは「風化」されて、人々の「欲望と「羨望」に時代が流れていくようです。そんな、一瞬を止まって思う事をならべるのもいいですよ…。
休日を利用して、自分が働いていた周りを友達と歩いてきました。
「こんな近くに、政治があった」とは、いまさら遅すぎたことが思い出されます。この周辺で、私たちの生活が決まり、日本のすすむ道が決まっていいたんだ…と思いました。
それにしても、建物は年々きれいになっていくのですが、残念なことに、こと政治(人々の暮らしを考える)は、いまだにコップのなかの「ちわけんか」みたいに、批判しあっているのにはあきれてしまいます。
とくに、昨年起きた原発事故や大震災の討論かと思いきや「解散」を目論んでいるような動きです…。
あいかわらず、税金はあがるし、賃金はあがらないし、非正規社員は増えるし…、さらには子どもは減るし、高齢化は進む。いくらでもあるのに…。
「歴史は繰り返す…」といいます。
いまある歴史は、いつの時代を繰り返そうとしているのでしょうか。
「ヒーロー待望論」ということも聞きます。これは、まずい兆候かもしれません。
今月は、休日出勤が続きますので休みます。また、来月にはじめたいと思います。また、元気であれば、2月下旬ごろにはじめたいと思います。
さてさて、どうなることやら…。まずは「心の整理」そして、物の整理…
最近、インフルエンザがはやっています。読者の皆さんも、かからないように頑張ってください。
それでは!また
*読んでくださった方、ありがとうございました。