高麗で朝鮮建国を前に国家の印章が消失した事実をヒントに、印章をめぐり海賊、山賊、開国派などがバトルを展開するアクションアドベンチャー。高麗の武家出身でありながら山賊の頭になった主人公を『美人図』などのキム・ナムギルが、海賊団の女親分を『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』などのソン・イェジンが演じる。海上で繰り広げられるアクションや、クジラなどの迫力ある映像に圧倒される。
<感想>先週観賞したのですが、物語は、朝鮮国の証である「国璽(こくじ)」を飲み込んでしまったクジラをめぐって、海賊と山賊と官軍が三つ巴の激戦を繰り広げるというアクション・アドベンチャーになっている。
これは韓国版の「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですから。ジョニデを演じているのが、山賊の頭のキム・ナムギル。ペネロペ・クルスの女海賊には、「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンが演じる。
時は1388年、高麗から朝鮮へと時代が移る激動期。軍兵のサジョン(キム・ナムギル)は、民をないがしろにする上官に背き、軍を捨てて山賊の頭になる。その頃、宮廷では、王の使臣が明の皇帝から玉璽を授かるも、帰途の海上でクジラに「国璽(こくじ)」を飲み込まれてしまう。というか、船の上でのんびりしていると、クジラが現れてそのクジラを捕獲しようと網を投げたり、槍を放ったりして、とうとう舟にクジラが体当たりしてきて、船は真っ二つになり海に沈んだ。
慌てた使臣は、海賊にクジラを捕獲させようと画策。選ばれたのが、凶悪な船長ソマ(イ・ソクフン)を倒した女船長となったヨウォル(ソン・イェジン)だった。
船酔い体質のために海賊から山賊に転向した手下のチョルボン(ユ・ヘジン)この俳優さんはコメディ専門。チョルボンの話を聞いた、サジョン(キム・ナムギル)は、クジラを捕獲すれば金銀財宝が手に入ると勘違いをした彼が、仲間と共に海を目指すのだが。
途中の港町で、気の強い女船長となったヨウォルと衝突し、火花を散らす山賊と海賊たち。
やがて、大海原でクジラ探しが始まるが、そこに現れたのはかつてサジョンと敵対した軍隊長のフンガフ(キム・テウ)。しかも彼が手を組んだのは、ヨウォルに倒されながらも九死に一生を得て憎しみに燃えるソマ船長だった。このソマ船長はいぶし銀の渋さで、貫録があり強いて言えば、イアン・マクシェーン演じる史上最強の敵“黒ひげ”を演じているように見えた。山賊と海賊、そして彼らを狙う官軍。大海原で繰り広げられる決戦の行方は?・・・。
いかにもな展開の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二番煎じかと思いきや、どうしてどうして、大きなクジラに子供のクジラが大海原に泳いで、凄いド迫力で船を襲ってくる。このクジラは、ヨウォルが網に絡んで困っているクジラを助けたものだった。だから、子クジラと一緒の母クジラを捕獲するのは忍びなかった。ですが、山賊や官軍とソマ船長たちは、なんとしてもクジラを仕留めて金を貰おうと考えている。
中盤の港で、山賊のサジョンと女海賊のヨウォルが出会い、女海賊のヨウォルの屋根の水上シーソーのような場面とか、巨大な水車が街を横切り破壊するシーンとか、海ではクジラが海面を通り過ぎては、巨体を見せつけ人間ごときに捕まるかとでもいうような。
サジョンを演じたイケメンのキム・ナムギルの肉体美と、見目麗しい美女ソン・イェジンの勝気な女海賊の剣舞にワイヤーアクションの妙技に惚れ惚れしました。CGとVFXを駆使した壮大なるアドベンチャーでもあり、コメディ満載の喜劇でもあるところがいいですね。
ちなみに、本家のジョニー・デップが主役を務める『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッド・メン・テル・ノー・テールズ(原題) / Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』第5作の撮影がちょうど終わった!!!
シリーズ第5弾となる本作では、ジョニーがおなじみのジャック・スパロウ役を続投するほか、若手女優のカヤ・スコデラーリオがヒロインを演じ、オスカー受賞俳優のハビエル・バルデムが悪役として登場する。
本作のストーリーは、ジャックがバミューダトライアングルから脱出した強敵・サラザールが率いる呪われた海賊たちに命を狙われることになってしまい、ジャックは唯一の希望として、持った者に海を統べる能力を授けるという伝説のポセイドンの矛を探すというもの。
監督はノルウェーの海洋アドベンチャー『コン・ティキ』で、第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたことのあるエスペン・サンドベリとヨアヒム・ローニング、脚本は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のジェフ・ナサンソンが担当した。2017年7月7日の全米公開を予定している。
2015年劇場鑑賞作品・・・158映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
<感想>先週観賞したのですが、物語は、朝鮮国の証である「国璽(こくじ)」を飲み込んでしまったクジラをめぐって、海賊と山賊と官軍が三つ巴の激戦を繰り広げるというアクション・アドベンチャーになっている。
これは韓国版の「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですから。ジョニデを演じているのが、山賊の頭のキム・ナムギル。ペネロペ・クルスの女海賊には、「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンが演じる。
時は1388年、高麗から朝鮮へと時代が移る激動期。軍兵のサジョン(キム・ナムギル)は、民をないがしろにする上官に背き、軍を捨てて山賊の頭になる。その頃、宮廷では、王の使臣が明の皇帝から玉璽を授かるも、帰途の海上でクジラに「国璽(こくじ)」を飲み込まれてしまう。というか、船の上でのんびりしていると、クジラが現れてそのクジラを捕獲しようと網を投げたり、槍を放ったりして、とうとう舟にクジラが体当たりしてきて、船は真っ二つになり海に沈んだ。
慌てた使臣は、海賊にクジラを捕獲させようと画策。選ばれたのが、凶悪な船長ソマ(イ・ソクフン)を倒した女船長となったヨウォル(ソン・イェジン)だった。
船酔い体質のために海賊から山賊に転向した手下のチョルボン(ユ・ヘジン)この俳優さんはコメディ専門。チョルボンの話を聞いた、サジョン(キム・ナムギル)は、クジラを捕獲すれば金銀財宝が手に入ると勘違いをした彼が、仲間と共に海を目指すのだが。
途中の港町で、気の強い女船長となったヨウォルと衝突し、火花を散らす山賊と海賊たち。
やがて、大海原でクジラ探しが始まるが、そこに現れたのはかつてサジョンと敵対した軍隊長のフンガフ(キム・テウ)。しかも彼が手を組んだのは、ヨウォルに倒されながらも九死に一生を得て憎しみに燃えるソマ船長だった。このソマ船長はいぶし銀の渋さで、貫録があり強いて言えば、イアン・マクシェーン演じる史上最強の敵“黒ひげ”を演じているように見えた。山賊と海賊、そして彼らを狙う官軍。大海原で繰り広げられる決戦の行方は?・・・。
いかにもな展開の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二番煎じかと思いきや、どうしてどうして、大きなクジラに子供のクジラが大海原に泳いで、凄いド迫力で船を襲ってくる。このクジラは、ヨウォルが網に絡んで困っているクジラを助けたものだった。だから、子クジラと一緒の母クジラを捕獲するのは忍びなかった。ですが、山賊や官軍とソマ船長たちは、なんとしてもクジラを仕留めて金を貰おうと考えている。
中盤の港で、山賊のサジョンと女海賊のヨウォルが出会い、女海賊のヨウォルの屋根の水上シーソーのような場面とか、巨大な水車が街を横切り破壊するシーンとか、海ではクジラが海面を通り過ぎては、巨体を見せつけ人間ごときに捕まるかとでもいうような。
サジョンを演じたイケメンのキム・ナムギルの肉体美と、見目麗しい美女ソン・イェジンの勝気な女海賊の剣舞にワイヤーアクションの妙技に惚れ惚れしました。CGとVFXを駆使した壮大なるアドベンチャーでもあり、コメディ満載の喜劇でもあるところがいいですね。
ちなみに、本家のジョニー・デップが主役を務める『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッド・メン・テル・ノー・テールズ(原題) / Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』第5作の撮影がちょうど終わった!!!
シリーズ第5弾となる本作では、ジョニーがおなじみのジャック・スパロウ役を続投するほか、若手女優のカヤ・スコデラーリオがヒロインを演じ、オスカー受賞俳優のハビエル・バルデムが悪役として登場する。
本作のストーリーは、ジャックがバミューダトライアングルから脱出した強敵・サラザールが率いる呪われた海賊たちに命を狙われることになってしまい、ジャックは唯一の希望として、持った者に海を統べる能力を授けるという伝説のポセイドンの矛を探すというもの。
監督はノルウェーの海洋アドベンチャー『コン・ティキ』で、第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたことのあるエスペン・サンドベリとヨアヒム・ローニング、脚本は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のジェフ・ナサンソンが担当した。2017年7月7日の全米公開を予定している。
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