パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ホーンテッド・キャンパス ★★★

2016年07月05日 | アクション映画ーハ行
19回日本ホラー小説大賞・読者賞に輝いた櫛木理宇の人気小説を映画化。臆病なのに霊が見えてしまう大学生が片思いの後輩を追ってオカルト研究会に入り、仲間たちと一緒に呪われたキャンパスで巻き起こる怪事件の謎を解決する。主演はテレビドラマ「SMOKING GUN 〜決定的証拠〜」などの中山優馬、ヒロインにはAKB48の島崎遥香がふんする。オカルト研究会のメンバーとして『黒執事』などの大野拓朗、『映画 みんな!エスパーだよ!』などの高橋メアリージュン、ジャニーズJr.の安井謙太郎らが出演。

<感想>大学の合格発表の日に、屋上から飛び降り自殺をする女子高生がいた。まずはそのことで驚いた。しかし、すぐに中山優馬くん演じる八神森司が、好きな女の子の灘こよみが受ける大学に自分も合格。常に彼女から目が離せません。だから、彼女がオカルト研究会に入ったので、いやいやながらも八神森司も入部する。しかし、彼には霊感が強くて、踏切で小学生の女の子が事故死したらしく、その幽霊が見えるのだ。
臆病でヘタレな八神森司は、本当はオカルト研究会になって入りたくなかったのに、彼女といつも一緒に居たいために入部したわけ。こよみ役の島崎遥香さん、細くて透明感のある綺麗さがいいですね。

この映画では、幽霊の姿が結構「貞子」みたいな女性の幽霊がおどろおどろしく出てきて、誰にも見えないのに何故か八神森司にしか見えないのが不思議。
そこへ1番のりでやってきた依頼人、アパートの部屋の壁に女性の染みが出てくるというのだ。いくら部屋を引っ越ししても、その壁の染みの女性の顔は付いてくるというのだ。その壁の染みの原因を突き止めるべく、みんなでその依頼者のマンションへと。壁の染みはまさに女性の顔で、その顔がまるで「貞子」みたいに壁から出てきて、その女の幽霊が見えるのは八神森司だけ。
その依頼者の男がアンテーク雑貨が好きで、古びた缶を買ったらその中に人形が入っていた。実はその人形に秘密があったわけで、雑貨屋へ行きその人形のことを話すと、雑貨屋のご主人がこの人形にまつわる悲しい女性の話をする。

雑貨屋のご主人が高校時代に好きになった女性とのエピソードが、その娘に片思いをして、その女子高生は悩みを抱えていた。彼は悩みを聞いてあげて力になってあげれば良かったのに。その女子高生は母親と住んでいたが、母親が再婚をして義理の父親と3人で暮らし初め、直ぐに母親が病死をしてしまい、義父と女子高生の2人で暮らすようになる。それからが、義父が夜な夜な女子高生を襲い、幼児性虐待の毎日で、ついに彼女は妊娠をしてしまい、学校へも不登校になり、ふろ場で子供を産むも赤ん坊はすぐに死んでしまう。

そして、その後に女子高生は夜に寝ている義父を包丁で刺し殺し、自分も首つり自殺をして亡くなってしまったという話を聞くのだが、霊が見える八神森司には、その女子高生が父親を包丁で何度も刺し殺し、赤ん坊を座敷の床下へと隠したのだ。その赤ん坊を彼女は自分のお墓に一緒に弔って入れて欲しいと願う。それが古びた小さい布人形に込められた怨霊みたいなもので、その人形を持った人間に取り憑いたようですね。
もう、その床下から出てくる、段ボール箱に入った腐敗した赤ん坊の姿にドッキリですから。結構ホラー度が強いですよ。

その次が、大学教授の大和田伸也の娘が同じ大学に入学したのに、部屋に閉じこもって出てこないというのだ。教授の娘と合格発表の日に自殺した女の子キリコとは仲良しだったという。オカルト研究会の部室で始める降霊会。西洋のコックリさんみたいな木版「ウイジャ盤」に、みんなで輪になって手を繋ぎ、呪文を唱えて、すると教授の娘に自殺をした女が取り憑いている。だから引き籠り状態で、顔にはブツブツの吹き出物が出て、本当は綺麗な顔だったのに。つまり飛び降り自殺をした女キリコは、好きな男子生徒に告白して断られ、挙句に大学受験も失敗。

その女キリコは吹き出物のブス顔で、オデブちゃん。だから、死んで友達にのり移り取り憑いたということ。教授の娘の体から出てくるブス女キリコが、次に憑依するのは純真無垢な「灘こよみ」なのである。絶対に彼女を守ると言っていた八神森司が、間一髪のところで食い止めるのだが、その後にキリコの幽霊は学校の用具物置の中へ潜んでおり、「灘こよみ」に憑依する機会を狙っているのだ。
ホラー映画は好きなので、結構エグイ赤ん坊の腐乱死体とか、貞子みたいな幽霊が出てきたりするし、屋上から飛び降り自殺をしたキリコは、ラストまで続いており、最後まで観ていると、あの用具物置から黒い影のような液体状態で、またもや「灘こよみ」を襲って憑依するようなシーンで終わるのも、続編作りたいからですね。それでも、他の学生は八神のように霊感がないので、キャンパスライフの青春感も伝わってきて、コメディなのと思えるくらいに笑えるシーンも多く、恋人同士の胸キュン要素もあるという。

2016年劇場鑑賞作品・・・135映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング