パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ペット ★★★★

2016年08月12日 | アクション映画ーハ行
「ミニオンズ」のイルミネーション・エンターテインメントが贈るコメディ・アドベンチャー・アニメ。犬や猫をはじめとしたかわいいペットたちを主人公に、飼い主が留守中の彼らの知られざる日常と思わぬトラブルから大冒険を繰り広げるペットたちの運命を描く。監督は「怪盗グルーのミニオン危機一発」のクリス・ルノーとこれが長編初監督のヤーロウ・チェイニー。
あらすじ:ニューヨークのマンハッタン。優しい飼い主ケイティに愛情いっぱいに育てられ、幸せな毎日を送る小型犬のマックス。ご近所にはポメラニアンのギジェットやデブ猫のクロエなど楽しい仲間もいっぱい。飼い主が仕事で留守にする日中は、思い思いの時間を過ごしたり一緒に遊んだりと気ままなペットライフを満喫していた。そんなある日、ケイティが毛むくじゃらの大型犬デュークを保健所から連れて帰ってきた。以来、厚かましいデュークのせいでマックスの平穏な日常はメチャクチャに。おまけに散歩中にデュークの悪戯が原因でふたりは迷子になり、ついには保健所の職員に捕まってしまう。やがて途方に暮れていたところをキュートなウサギ“スノーボール”に助け出されるマックスとデュークだったが…。注意:ネタバレで書いてますので、これからご覧になる方はご注意を!

<感想>昨年公開された「ミニオンズ」の異例の大ヒットには、登場するキャラクターたちがものすごく可愛いし、刺激的でした。あの何語でもない言葉といい、それぞれの兄弟なのか性格が面白いし、お決まりのボケとツッコミなど、思考をすっ飛ばしてダイレクトに体内に入ってくるからこそ世界中にファンが急増したのでしょう。
冒頭にて「ミニオンズのアルバイト大作戦」が上映され、ミニオンズたちが映し出され、TVショッピングの番組でバナナをミキサーでシェイクした“バナナジュース”が美味しそうに見えて、早速購入しようと貯金箱を壊して中を見ると25セントしか入ってなかった。それで、じゃあ、アルバイトでお金を稼ごうとします。近所の老人ホームへ行き、芝刈り機も近所のを拝借して、庭の掃除なんかでお金を稼ごうとします。

庭ではいつものように、ミニオンズがドタバタとお掃除をするも、枯れ葉を吸い込んだり、置物の人形に話しかけてどいて欲しいと言ってみたり、とにかく大騒ぎなんですね。その可愛さもあってかご老人たちは大笑いをして、楽しかったとお金をくれる。そしてやっと念願のミキサーを購入するも、またTVショッピング番組を見て、今度はミキサーのボタンを押す手が付いているのを売り出していて、それが欲しくなり大騒ぎをするミニオンズでした。

さて、今回の主人公はNYでご主人様と暮らすペットたち。いつもは従順で可愛いペットたちは、「ご主人様が留守の間は一体どんなことをしているのか?」

動物好きにはたまらなく魅力的なペットたちが、それはもうたくさん出てきます。

ワンコやネコちゃんたちが、家具や家電でアトラクションよろしく遊びまくったりと本作も御多分にもれず、とにかくキャラクターたちが魅力的なんです。

特に面白かったのが、インコがTVを付けて扇風機もつけ、その風に乗って、TVのグランドキャニオンの雄大な山間を飛ぶというのが面白かった。

それに、プードルがご主人様が出て行った後に、ヘビメタロックの音楽を聴きながら、体を揺するのが最高に受けた。

まずは、飼い主のケイティが大好きな犬のマックス。しかし、ケィティが里親として大型犬のデュークを連れてきてから、マックスの幸せな生活は一転するわけ。この2匹が主人公であり、散歩に行った時にリードを放されて公園で遊んでいる時に、ひょんなことからNYで迷子になってしまう。

保健所の人に捕まってしまうところを、2匹の前に現れたのは、ウサギ“スノーボール”。地下道に住み着く「元ペットたち」のところへと連れていかれるのだが、そこはたくさんの種類のペットたちの住処になっていた。一見可愛らしいウサギのスノーボール。だが、彼の素顔は地下水道にアジトを構える元ペット集団のリーダーだった。

人間を恨むこの集団にマックスとデュークは巻き込まれて、中でも、土管の中にいる大蛇の洗礼を受けるため、危うくマックスが食べられそうになるも、急いで逃げる2匹。下水道のまた地下水道へと、流れが急で汚水も多くどうなるのか心配でしたが、運よく河川にでることになる。

そして、イーストリバーに飛び込み連絡船に泳ぎ着く2匹。だが、船の行き先はマンハッタンと反対岸のブルックリンだった。

寂しがりやの主人公マックスと、体格のわりに繊細な新顔のデューク、恋を恋と認めないお隣のポメラニアンのギジェット。真っ白でフワフワの毛並みで、目が大きくて可愛いったらないのに、勇敢なんですね。
彼女はマックスに夢中なんですよ。だから、早速マックスを捜しに行こうとデブ猫のクロエらペット仲間を引き連れて創作を開始するのだが。

屋上へいき、小屋に繋がれているタカのタイベリアスを仲間に入れて、NYのことなら何でも知っている歩行器装着の老犬のポップスらの協力を得て、マックス&デュークの行方を追跡するわけ。
一方のマックスとデュークは、少しずつも仲良くなりつつも逃亡劇を続けていた。そこは、デュークの飼い主がいた場所で、ブルックリンのデュークの家へ行ってみると、猫が飼われていて、お爺さんは猫は嫌いなのにと。すると、飼い主のお爺さんは亡くなってしまい、別の住人が住んでいたのだ。

それからは、お腹がペコペコで、ソ-セージの匂いに釣られて工場へと入っていく。コンベアーベルトに乗って、ソーセージの山の中へと飛び込み腹いっぱい食べて満腹になり、気分は最高なのだ。これは、きっと腹が減り過ぎて大好きなソーセージが、2匹の頭の中に幻覚を見させているのでしょう。それは擬人化されたソーセージたちが笑い、踊り、喜んで食べられる。なんて幸せななんでしょう、これは正夢かと思っていたら、ソ-セージが全部不衛生になって台無しになってしまう。ワンコはそんなこと考えてないよね。だが、工場の人が保健所の職員を連れてマックスたちを捕獲にやってきた。最大のピンチなのだ。

そのころポメラニアンのギジェットは、タカのタイベリアスが見つけてきたノラ猫が、マックスの首輪を出して、地下水道のウサギ“スノーボール”がボスの集団のところへと行き着くのです。勇気あるポメのギジェットの活躍のおかげで、保健所に連れて行かれるところを、助けられる2匹。

無事にNYの家に帰れた2匹は、仲良くケィティの帰りを待つのです。玄関のドアが開くと、嬉しそうに飛びつくマックスにデューク。
まさか、こんな物語になっていたとは、飼い主に捨てられ、地下空間で徒党を組んでいる傷心のペットたちには、格差社会を思わせます。
結局は動物を飼っても、何かの原因で捨ててしまった動物たちの怒りの現れですよね。一度飼ったら、飼い猫、その他のすべての動物、小鳥も死ぬまで面倒をみましょうというメッセージですね。
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