既製の曲の中にも4度飛びは多く出てきます、チェックしましょう。
4度飛びが連続して出てくるクラシックの曲は「タイスの瞑想曲」です。
曲の始まりから断続的に出てきますが、中盤22小節から34小節まで連続して
入り4度飛び中心の進行となります。
4度飛びは3度・5度の安定した響きの間に挟まれて曖昧でどっちつかずの響き
であります。
もちろん音楽は真面目一辺倒の響きの配列では退屈であり、性格の違う響きが入
ることが表現の幅を広げます。
瞑想曲前半の表現記号はreligiosoレリジョーソ・厳粛に敬虔にとなっていますが、
4度飛びが連続して現れる中盤からはappassionatoアッパシオナート熱情的に感
情豊かにとなっています。
4度飛びが連続して出てくると表情がガラリと変わりますので、体感してみてく
ださい。
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