風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

クラシック曲に見る4度飛び

2020-05-20 | パンフルート演奏研究

既製の曲の中にも4度飛びは多く出てきます、チェックしましょう。

 

  

 

4度飛びが連続して出てくるクラシックの曲は「タイスの瞑想曲」です。

曲の始まりから断続的に出てきますが、中盤22小節から34小節まで連続して

入り4度飛び中心の進行となります。

4度飛びは3度・5度の安定した響きの間に挟まれて曖昧でどっちつかずの響き

であります。

もちろん音楽は真面目一辺倒の響きの配列では退屈であり、性格の違う響きが入

ることが表現の幅を広げます。

瞑想曲前半の表現記号はreligiosoレリジョーソ・厳粛に敬虔にとなっていますが、

4度飛びが連続して現れる中盤からはappassionatoアッパシオナート熱情的に感

情豊かにとなっています。

4度飛びが連続して出てくると表情がガラリと変わりますので、体感してみてく

ださい。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで



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