風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート管底部の固定

2012-06-17 | パンフルート作り

         古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

            「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

   パンフルート工房軒先に実をつけたデラウエア                パンフルート管底部加工中

 パンフルートの楽器はそれぞれが単独で音程を受け持つ1管1音の単管楽器の集合体であります。

パンフルート製作者はそれぞれの管の側面を一定の厚さに削りカーブに沿って接着して固定していきます。

接着剤が乾けばそれなりの強度はありますが少し力を加えると歪んでしまいそれが繰り返されると竹管にひび割れが

入り音がでなくなってしまいます。

なんらかの補強をしなくてはなりませんが一般的には板状のものを中間位置に貼付けたり底部に板を箱状に組み立てて

歪み防止としております。

当パンフルート工房ではより強く固定するため中にガラス繊維を入れた樹脂を練って塗り付けた後、乾燥させ固めて

おります。

頑強にはなりますが重量が増すため最近ではできるだけ薄く塗りつけるようにしています。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。 nakamura@an-pan.org.vcf


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