パンフルート演奏者は笛の音源の一番近くにいるので、真っ先に音に包まれます。
そこで自己満足していると「自分の周りを中心に響いている音」なのか、「前方でよく響
いている音」なのか見失います。
私の演奏が終わった直後校長先生の感想は「香原さんの今日の演奏は音がよく聞こえて
きました。」というものでした。
裏返せばいままでの演奏は自分のまわりに響いていただけで、遠くには届いていなかった
ということになりますが・・・・。
ともかく、事前の練習で20・30m先に焦点をあててそこにしっかり届く音を探求してき
た成果が形として見えたので方向性に誤りはなかったと確信できました。
演奏しながら目線の位置を時々チェックしましたが、下写真の児童の真ん中あたりを常に
見ていたようです。
演奏している楽器を見てもらうため暗譜もしましたし、顔が天を向くことで気道が大きく
開き豊かな空気を送ることが出来たのが要因の一つと思われます。
次回のページでは吹き方・空気の送り方の違いを探求してみたいと思います。
風の音パンフルート製作工房では被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートを全て作り終えまし
た。 見学受付中 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い、志和インター、瀬野駅)