古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の
「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。
育成中の稲の苗 側面を削り取ったパンフルート用竹管
新緑も日に日に濃くなる5月半ば今年も田植えシーズンがやって来ました。
毎年巡ってくる季節の移り変わりのなかで自然とともにパンフルート笛作りを行なっております。
パンフルートうた口前のタッチ面を決めた段階で当然管横のとなりの管との接地面がきまります。
両端の管は片面、中にはいる管は両面となりますのでチョークで目印をつけておきましょう。
つぎに2管をとりだし接地面をあわせ明るいほうに透かしてみてください。
両管ともどちらかに反っていますのでどこかに隙間ができるはずです。
この反りを処理しないまま組み立てるとある隙間はくっつき、つぎはおおきく離れてしまうように各管のうた口の
位置はバラバラになってしまいます。
最低限この隙間がなくなるよう両管の接地面をヤスリで削り取っていきましょう。
こだわりのある方は両接地面をさらに0・5ミリずつ計1ミリ削り取りましょう。
というのは後の工程で紐で各管を縛っていきますが、間に糸が入るので楽器の幅がが横に広がってしまうのです。
パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
広島パンフルート愛好会へもどうぞ。 nakamura@an-pan.org.vcf