古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の
「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。
防護網でトマトをサルとカラスの被害から守る パンフルートの歌口部分
パンフルートの各管が動かなくなるようにしっかりと固定されたらうた口の最終調整に入りましょう。
ここで「簡易パンフルートを作ろう」前記事に誤りがありましたので訂正いたします。
5月12日付け「うた口の仕上げは組み立て後行なうのでいまの段階では軽くR面を取るにとどめる」とうた口加工の
段取りを説明しましたが、これは誤りでしたので訂正し「うた口加工はその時点で仕上げる」ことにしてください。
というのも固く縛り付けたパンフルート組み立て後にヤスリでゴシゴシと削り振動を加えるとせっかく固くしまって
いる糸が緩んでしまうのです。
単管の時うた口前タッチ面にチョークで印をつけた位置にヤスリとサンドペーパーを使って滑らかなアールをつけて
ください。また反対側エッジ面も内側の角を残しながら少し鋭角になるよう加工しましょう。
この時前タッチ面の内側もゆるい鋭角になり角が立ちますが、半音を出すときここに唇をかぶせたりしますので唇が
痛まないよう軽くR面を取りましょう。このときの道具は丸棒の先にサンドペーパーを貼付けたものを使うと均一に
加工ができます。
この丸棒サンドペーパーは他にも使途がたくさんあるので大きさ別、ペーパー目の種類別に何本か作ってください。
組み立てた後は隣や全体のバランスを見ながら細かい目のサンドペーパーで削り微調整をしてください。
パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
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