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風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

銘を入れる

2013-11-14 | 木のパンフルート

 山桜の木のパンフルート作りもあと数工程で完成いたします。

   

パンフルート工房内薪ストーブで刻印の先を数百度に熱します。 パンフルート工房で作った証の銘を入れました。

 山桜の木のパンフルート作りもあと数工程を残すのみとなり、最低音管の外側に「香」印の銘を入れました。

この銘はパンフルート工房で丹精込めて作った証であり、工房が「一人前の楽器であり世に出してもよろしい」と

認めた証でもあります。

   

      親の代から使っている我が家の刻印。         一発勝負なので何回も他の材料で試します。

 パンフルートに「香」の刻印が入ると「未来ではどのような方の手に渡って行くのだろうか」など想像しながら

作業にも熱が入ります。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

パンフルート工房住所 〒739-0302 広島市安芸区上瀬野町205

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底部補強・箱形作り

2013-10-30 | 木のパンフルート

 山桜の木のパンフルートは底部・箱形作りに入っています。

   

山桜の木のパンフルート底の形状が整いつつあります。里山では雑きのこの発生が少なくなりました。(ほうき茸)

 パンフルート底部は樹脂で骨格を作りが乾燥し固まった後次の工程に入ります。

次は木工パテを使って盛りつけ形状を整えていきます。

   

パンフルート工房裏の富有柿も食べごろとなっています。  木工パテをパンフルート底部に盛りつけて行きます。

 木工パテは粘り気のある液状ですから1度にたくさん盛りつけるとだれてしまいますので、薄く何回にも分けて

盛りつけて行きます。

きれいな箱形に仕上げるには30回程度盛りつけ・乾燥・削り取りを繰り返します。

特に管の接着部分の奥まった角の部分が手間取ります。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

パンフルート工房住所 〒739−0302 広島市安芸区上瀬野町205

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パンフルート底部固め加工

2013-10-24 | 木のパンフルート

 山桜の木のパンフルート製作工程も終盤戦に入りしだいに形を整えて行きます。

   

パンフルート管底部に余分な糊付着防止のための養生をします。 庭先のザクロの実が美しい赤色を見せてくれます。

 当パンフルート工房が製作するパンフルートを樹脂で固めるのには2つの理由があります。

一つ目は、固めることで水平方向に戻ろうとするカーブの状態を固定してしまうことです。

   

 科学物質を扱うので屋外で作業をします。    樹脂とガラス繊維を練ってパンフルート底部に盛りつけます。

二つ目は、底の方向を重くすることで重量感ある音に変えることです。

     音の伝わり方が具体的にどのように変わるかというと(私の感覚であることを承知ください)

     上下同じバランス 音の広がりはあらゆる方向に同じ力で広がる。

     下の方が重い 中央部に厚く外枠は薄くなる。このことを私は「芯がある音」と仮に呼んでいます。

この「芯がある音」については別の機会(音の研究)でとりあげてみたいと思います。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

パンフルート工房住所 〒739−0302 広島市安芸区上瀬野町205番地

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手間をかける管の下処理

2013-09-15 | 木のパンフルート

 最近の私のパンフルート作りは管の下処理に時間をかけているのでなかなか組み立て作業に入れません。

   

 桜の木と弾き語り用パンフルート竹管の下処理作業。    松の木の枝部分(肥松)管下処理中と完成品。

 パンフルート作りでは一旦組み立ててしまうと出来なくなる作業が多々あります。

特に管の内側・穴の部分は直接音の質に影響を与えますので何工程もかけて入念に作業をおこないます。

できるだけ凹凸がなく表面が滑らかなほうがよいのです。

竹の場合は穴の表面に薄皮がありますので丸棒の先に布を巻き付けた手製の工具を使って差し込み掃除をします。

がんこにこびり付いている場合は水を塗り柔らかくして取り去ります。

木の場合はドリルで穴をあけたとき年輪の柔らかい部分がむしり取られ突起(バリ)として多数残ります。

これも丸棒の先にサンドペーパーを貼付けた手製の工具で削り取ります。

木の管の場合この1工程ではバリは取り除けないのでニスを塗りバリごと固めてしまいます。

数日後固まったところで穴の中のバリを削りとります。これを2~3回繰りかえします。

穴の表面がなめらかになったところで仕上げのニス塗りをこの時点で完成させておきます。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082−894−0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org

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木で作ったパンフルート

2012-06-06 | 木のパンフルート

         古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

            「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

パレスチナから送られたオリーブの木のパンフルート     松の枝部分(肥え松)のパンフルート

暖かく力強い音。音の歯切れも良い。            松ヤニを含んでいるせいか、音の響きが尋常でない。

              

                         檜の木

    

檜の木のパンフルート                   桜の木のパンフルート

硬めの澄んだ音。音の響きも申し分なく独自の世界を築く。  柔らかくほのぼのとした音。木独特の響きも有す。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf

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