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風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

工房は木工所に様変わり

2014-02-11 | 木のパンフルート

当パンフルート工房では竹と木を素材にパンフルート製作を行なっております。

   

 粉塵飛散防止のためにシートで取り囲みます。     パンフルート用木材の切断面には美しい木目が現れます。

 木のパンフルート製作のために新調した丸ノコ盤ですが以前の機械に比べパワーがあり粉塵の飛散がより広がって

きました。

工房中に粉塵がふり積もるので丸ノコ盤のまわりをシートで取り囲むなど対策をしています。

   

パンフルート製作工房を半分に分けてシートで囲みました。    残りの半分は物が散乱していて整理が必要です。

 当分は新しく買った「丸ノコ盤」を使って木のパンフルートの素材作りの作業をおこないます。

パンフルート製作・販売をしております。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで。

歌口の改造・割れの修理・蜜蝋販売・教室など行なっております。お申し込みください。

 

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機械の新調

2014-02-09 | 木のパンフルート

木のパンフルートを製作するのに欠かせない機械が壊れたので新調いたしました。

   

       新調したテーブル付き丸ノコ盤。   木のパンフルート製作最初の工程は素材を角材に加工します。

 今まで使っていた丸ノコ盤はホームセンターで購入していたため安価ではあるが粗雑品でした。

パンフルート用の木材を角材に仕上げるよう使い進めるうち振動が激しくなりテーブルの上の木材が踊り始めるよう

になったのです。

   

           パンフルート工房近くの雪は1日でほとんど溶けてしまいました。

太い材料から切断して行きますが、材料が細くなるにつれ保持するのが困難になります。

丸ノコの刃が高速回転している側で木片を使ってはいますが切断作業をします。

このままでは怪我をする可能性があると判断しメーカー品を新調いたしました。

国内での電動工具トップメーカーである「マキタ」の製品は振動もなく使いやすい仕様となっています。 

パンフルート製作・販売をしています。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

歌口改造・割れの修理・蜜蝋販売・教室なども行なっています。お申し込みください。

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曲あわせ

2013-12-20 | 木のパンフルート

 山桜の木のパンフルートの製作は曲を吹きながらの歌口調整に入っております。

   

製作中の山桜の木のパンフルート(アルトとテノール)      初雪でうっすらと雪化粧のパンフルート工房。

 調律の時は単音でパンフルートの音の出方を確認しますが、曲を吹きながら連続して音を出して行くと新たな不具

合箇所が出てきます。

それを1つ1つ空気の流れを変えるように微量に削り進め調整していきます。

いったん削りすぎると盛り上げることは出来ないので繰り返し音を確認しながら慎重に作業を進めます。

    

           パンフルート工房前冬の朝。            山桜の木のパンフルート(テノール)

 パンフルートで曲の流れに沿って音を出す場合は、瞬時に立ち上げて次の音(管)へ進まなくてはなりませんので楽

器の基本的な立ち上がり音の性能が問われます。

演奏者のビームが歌口向かい側の壁にとどいた時、す早く反応する性能が求められるのです。

そのためには歌口開口部(円の部分)の面の取り方もビームを効率よく届ける工夫も必要ですし、霧吹き状態となる

向かい側壁の逃がし角度加工も重要なポイントの一つとなります。

新しくパンフルートが誕生した時は必ず立ち上げ音を見極める試奏を行い微調整いたします。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org

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底部色塗り

2013-12-12 | 木のパンフルート

 山桜の木のパンフルート作りは底部箱形部分の色塗り工程にはいりました。

   

 ハケでパンフルート底部に塗料を塗り重ねます。                パンフルート工房付近風景。

 パンフルート底部に色を塗り重ねて行くと外観上は完成に近づきます。

管の表情と底部箱形の色合いが溶け合って独自の表情を見せてくれるようになります。

   

  パンフルート工房近くのJR 山陽本線。          パンフルート底部色塗りは4~5回塗り重ねます。

 一般的に塗料の色塗りは1度に厚く塗ると色むらができたり余分な塗料がだれて1カ所に集まり色の濃い凸部が

出来たりして乾燥後の後処理が手間がかかります。

均一な色合いに仕上げようとするならばやはり薄く塗っては乾かすことを繰り返すのが1番です。

それでもハケ塗りの場合は色むらが出てしまいますが手作りの味わいとしてご容赦ください。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

パンフルート工房住所 〒739-0302 広島市安芸区上瀬野町205

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歌口加工

2013-12-10 | 木のパンフルート

 製作中の山桜の木のパンフルートは歌口のアール取り加工にはいりました。

   

唇が痛まないようパンフルート歌口をR加工します。 JRトンネルから見たパンフルート工房(一番奥の山沿いの家)

 パンフルート歌口は演奏者の唇が触れて音を立ち上げて行く重要な部分であります。

多管楽器であるパンフルートでは1つ1つの管が独立した楽器であり、演奏者はその間を移動して音をつなげて音楽

として成立させて行きます。

   

         パンフルート工房付近風景。            テノールパンフルートの歌口。

 パンフルートの歌口加工はまず大型鉄工ヤスリで大ざっぱに面を取り、目の細かい中型ヤスリに移って形を整えて

行きます。

 次に目の荒いサンドペーパーで少しずつ削り進めしだいに細かいサンドペーパーに持ち替えて仕上げて行きます。

以前は「唇が痛くてしかたない」という声があり歌口アールを大きくとっていましたが、痛みの原因が「唇の押し付

け過ぎ」とわかり現在は管の肉厚部分にかかる程度の小さなアールをとるにとどめています。

最後は鹿のなめし革を使って何百回もこすり上げ光沢が出るまで磨き上げます。

当工房製品を購入された方はこの歌口アールで唇が痛くならない程度の間隔をつかんで演奏してください。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-08954またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org

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