ぶらぶら人生

心の呟き

2月の庭 (クロッカス)

2008-02-25 | 草花舎の四季
 昨日は真冬、今日は一転して、雲のない快晴で、春の日差しに満ちた好天であった。草花舎の庭を歩いていても、寒さを全く感じなかった。

 しかし、まだ木々は芽吹かず、植物の春は遠いな、と思いながら、地面に目をやると、クリスマスローズの横に、クロッカスが、「私は春を迎えました」とばかり、黄と白の可憐な花を咲かせていた。慎ましやかに。
 庭の地面のあちこちには、地所取りをしているかのように、オオイヌノフグリの薄紫色の花もたくさん咲いていた。
 植物界にも、確実に春は近づいているようだ。
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2月の庭 (姫の香 椿)

2008-02-25 | 草花舎の四季
 三種類の椿の苗木が、草花舎の庭においてあった。
 既に地に下ろされたものと、鉢にあるものとがあった。
 花を開いていたのは、淡いピンクに赤い斑の入った、小ぶりの上品な椿であった。(写真)
 その名は<姫の香>であったように思う。花にふさわしい名前だと思いつつ眺めたのに、記憶が不確かである。次回行ったとき、もう一度点検し、間違いであれば訂正することにしよう。
 あと二つは、蕾をつけてはいたが、開花には間がありそうに思えた。
 その名札には、<紅妙…寺椿>(お寺の名前に似ていた)と<黒椿>とか、書いてあったように思う。これくらいはメモの必要なしと思って眺めたのに、四、五時間後には、記憶が曖昧になるのだから、始末が悪い。
 記憶力の老化の甚だしいこと!
 嘆いても仕方ないので、もっと几帳面にメモを取ることにしよう。
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案内板のありがたさ

2008-02-25 | 旅日記

 和食のお店「松山閣」の窓辺には、そこから客の視野に入る風景が、案内板に説明してあった。こうした心配りは、実にありがたい。(写真)
 説明を見て実景を眺め、記憶としてある山や建物の位置を確認することができる。そして、名と実が明らかとなり、ささやかな喜びを味わうことになる。
 関心のない人もあるかもしれないけれど、私はすぐ忘れるくせに、妙に知りたがり屋のところがあり、案内板などあると、嬉しくなる方である。
 最近は、公園の樹木や街路樹などにも関心があり、名札がついていると、ありがたいと思う。名前を知らなかった樹木に対し、急に親しみが増すのだ。それは草や花についても同じである。

 食事の後、コーヒーを飲もうと、場所を移すことになった。新幹線の中で、車内販売のコーヒーを飲んではいたが、本格的なコーヒーが飲みたかった。
 その前に、まずは、京都駅ビルの最上階にある広場に出て、空を仰いだ。
 最上階の高さは何メートルあるのだろう? より天に近づいて佇んでいる思いがし、青空に浮かんだ雲が手の届く近さに感じられた。下を見下ろせば、地上の人は小さく見える。
 三年前の晩秋のころ、旅の途中、友人と屋上に佇んだことがあった。それ以来ということのようだ。今は早春の京の空。

 エスカレーターで、二階まで降り、グランヴィアの喫茶室に入ることにした。かつて友人と入った時には、記憶は定かではないが、もっと空いていたような気がする。今回は、入り口の椅子にかけて順番を待たねばならなかった。人の多さ、これが都会なのだと思う。縁もゆかりもない人たちが、どこからともなく蝟集する。私はその雑踏が嫌いではない。
 別のところへ行こうかと思案しているうちに、順番が来た。
 グランヴィアのコーヒーをいただく。
 
 ひとりの妹は、既に「川端康成と東山魁夷」展を見ており、グランヴィアを出たところで別れた。三時になっていた。
 もうひとりの妹と展覧会に行くため、タクシーで、<京都文化博物館>に向かった。

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京都伊勢丹11階「松山閣」にて

2008-02-25 | 旅日記
 新幹線の新大阪駅ホームには、二人の妹が待ってくれていた。
 何しろ、私の旅立ちの思いつきが急だったので、妹に会うことなど考えてもいなかった。が、京都に行くことを知らせたところ、二人とも、その日は空いているので、久しぶりに会って、お昼を一緒にしようということになったのだった。

 新大阪から三人で京都に出た。
 <ジェイアール京都伊勢丹>のレストラン街に行こうと、11階に上がった。
 眺めのいい「松山閣」で和食はどう? と、ひとりの妹が提案し、そのお店に入ることになった。
 妹たちは、京都に来た時、折に食事をしているお店のようであった。
 「松山閣」は、<ゆばと京旬菜>を主体にしたお店である。
 お店の紹介には、
 <京都五山を一望できる落ち着いた数寄屋造りの店内。旬の食材、ゆばと京野菜などを組み合わせた京料理をご堪能ください。>
 とある。

 大きな窓から、遠い山並みと、それに囲まれた町並みを眺めながら、ゆばを中心とした、上品な京料理を美味しくいただいた。妹たちにとの語らいを楽しみながら。ここの食事は、ふたりの妹がおごってくれることになった。ありがたくご馳走になった。

 旅に出て、まずは京の風景を遠望しながら、京料理をいただくことから、今回の旅はスタートした。(写真は、「松山閣」の窓から眺めた風景。遠い山並みは雪を着ていた。)
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山陽・山陰を巡る旅 (益田→益田)

2008-02-24 | 旅日記
 2月19日から22日まで、3泊4日の旅に出た。
 16日(土)の昼過ぎ、壁に掲げたカレンダーを見上げ、来週のうちに出かけてこようと急に思いたった。

 一つの目的は、京都で開催中の「川端康成と東山魁夷」展を観ることであった。もう一つは、2月13日の朝日新聞掲載の<よくばり湯の旅> 「文豪たちが愛した城崎温泉」を読んで以来、志賀直哉ゆかりの三木屋に泊まってみたいという思いがまっており、ついでに随分久しく通っていない山陰路を旅してみたい思いもあった。
 新聞には、志賀直哉が宿泊した三木屋には、<執筆した当時の面影を残した部屋が現在も残る。見学可>と記されていた。

 温泉地では、特に一人旅の宿泊は好まれないだろうという予感があった。だが、ダメならダメで次の手を考えることにし、パソコンで三木屋の電話番号を調べ、即刻、電話してみた。来週中に、一人一泊という条件で、宿泊をお願いできる日があるだろうかと尋ねた。
 「20日なら、部屋をお取りできます。料金が少しお高くなりますけれど」
 との返事を得た。幸運であった。
 これで、私の旅の予定はほぼ決まった。
 問題の城崎温泉の宿が取れれば、それを基準に、後の日程を考えればよかった。
 前日を京都に泊まり、城崎の後を鳥取にもう一泊して来ようと。
 次いで、「ホテルルビノ京都堀川」と「白兎会館」に問い合わせの電話をした。
 両ホテルとも、運よく洋室を予約することができた。
 後は、時刻表を繰って、無理のない日程を考えるだけだった。

 山口線は特急おき号に乗り、山陽新幹線のひかりレールスターに乗り換えて新大阪まで行き、快速電車で一時過ぎ京都へ(泊)。
 京都からは、特急きのさき号で城崎温泉へ(泊)。
 不便なのは、そこから鳥取まで。普通列車で浜坂まで行き(途中二つ手前で、餘部鉄橋をのんびり越える楽しさも計画に加えた)、小一時間待って、また普通列車に乗り換えて鳥取へ(泊)。
 鳥取からは、特急まつかぜ号で益田へ、というコースである。

 特急座席指定の券は四枚だが、切符は一枚切符。
 山口線で検札に来た車掌も、しばし眺めて、指で環を描き、
 「ぐっるっと廻って益田ですね」
 などと念を押す。
 京都では、自動改札口を通過できず、駅員に見せて出入りしなければならないという、多少の不便はあった。が、検印の沢山ある珍しい切符なので、最後、益田駅で使用不可となる前に、デジカメに納めておいた。(写真)
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2月の庭 (カンガルー・ポー)

2008-02-18 | 草花舎の四季

 カリフラワーの横に、初めて見る花が挿してあった。
 「あれは?」
 と尋ねると、
 「カンガルー・ポー」
 と、Yさんは答え、ベランダの鉢に誘ってくださった。
 「株分けしたのがいけなかったのか、勢いがない」
 とのことだが、何しろ初めて見る私には、よく分からなかった。

 その名は、花がカンガルーの足に似ているところから名づけられたらしい。<ポー>は、足の意味。オーストラリア産。

 帰宅後、パソコンで調べてみた。
 花色は、赤、オレンジ、黄など、いろいろあるようだ。草花舎の花は、深紅といえばいいのだろうか。

 ついでに、英語のお勉強。
 ポー=paw =(イヌ・ネコのようなかぎづめのある哺乳動物の)足、手。
 hoof=ひづめのある動物の足。
 foot=人の足。
 最後の単語は大丈夫だが、後は記憶にない。学習はしたのだろうが、使わない単語は、どんどん忘れてゆく…。

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2月の庭 (紅梅)

2008-02-18 | 草花舎の四季
 草花舎の白い小梅は満開で、樹下の地面には、小さな花弁が落ち始めていた。
 紅梅は今花盛り。古木の高い梢に、品よく淡い紅の花が沢山咲いている。(写真)

 昨日の午後、ひと時であったが、わが家の木々の葉に雪が降り積んだ。
 草花舎の庭も、珍しく雪景色となったそうだ。
 今日、その話を聞いて、一年に一度あるかないかのチャンスを逸したことを残念に思った。紅梅に雪の風情は、きっと味わい深いものであっただろう…と。
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2月の庭 (チューリップ)

2008-02-18 | 草花舎の四季
 草花舎の庭に春を捜して歩いた。
 しかし、春の子は、まだ目覚めそうにない。
 ただ、鉢に植えられたチューリップが、寒い大気の中で、開花の時期を探っている様子であった。(写真)
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器の上のカリフラワー

2008-02-18 | 草花舎の四季
 「これは何?」
 と、Tちゃんに尋ねた。
 周囲の葉に比べ、なんと大きな花(?)だろう(!)と思いながら。

 カリフラワーだと教えてもらった。
 「仏像の頭みたい」
 と、Tちゃん。
 指で触ってみたが、妙に硬質な感じで、食べられそうにもない。
 でも、湯がけばちゃんと食べられるのだそうだ。
 私は初め、精巧な貝殼を連想したが、Tちゃんの比喩の方が適切だろう。

 カリフラワーを載せている器は、吉岡萬理さんの作品である。(写真)
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<吉岡萬理作陶展>のポスター (草花舎入り口の…)

2008-02-18 | 草花舎の四季
 二週間ぶりに草花舎へ出かけた。
 入り口に、次回展覧会のポスターが置いてあった。既に、葉書の案内はいただいている<吉岡萬理作陶展 2008年2月29日~3月16日>のポスターである。(写真)
 ポスターには、昼過ぎの日差しが当たって、木々や空の影を映していた。

 展覧会というのではないが、草花舎には、以前から萬理氏の陶器が置いてあり、私は、いつも楽しく眺めてきた。
 萬理氏の器の絵柄や色使いを眺めて、もの悲しくなる人は、まずないのではなかろうか。
 赤ん坊や小動物のしぐさを見て、気難しい顔をする人がないように、萬理氏の陶器は、人の心を和ませてくれる。私は相当気分が滅入っているときでも、萬理氏の陶器を眺めていると、気分が不思議とほぐれてくる。そこで、身近に置いて楽しむために、昨年の暮れに、花瓶を一つ求めた。
 また、お世話になっている友人の誕生日には、マグカップをプレゼントした。机の上に置いて眺めるだけでも、きっと楽しい気分が味わってもらえるだろうと考えて。

 展覧会には、もっと沢山の陶器が陳列され、草花舎が吉岡萬理の色に染まることだろう。楽しみである。
 タイガー魔法瓶のCMには、萬理氏のデミタスカップと水玉模様のポットが使われているそうだ。気をつけていれば、テレビ画面でも、お目にかかれるかもしれない。
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