ぶらぶら人生

心の呟き

秋の気配 1 (ススキの穂)

2007-07-19 | 散歩道
 家を出て国道を歩き始めたところに、大きな萱のひと塊があり、穂を出していた。
 こういう瞬間もあるのかと、小さな感動を覚えながら足を止めた。というのは、萱の穂先が、まるで、毛筆の穂先を糊で固めた状態になっているのだ。(写真)
 すでに先端の部分がほどけて、ばらばらの穂になったものもある。その状態を、ごく当たり前の姿だと思い込んでいた。

 初めて見る穂先の姿が、すべてのことには、プロセスがあるのだということを思い出させた。穂が、一度にほどけるのではないという事実!
 その寸前の姿が見られたのは、今朝サボらずに散歩に出かけたおかげであった。明日の朝には、大方の穂先がばらばらにほどけ、いつもの見なれた姿に変わっていることだろう。
 草木の変化するテンポは、実に速いのだから……。
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