ぶらぶら人生

心の呟き

暑気中り ?

2007-07-28 | 散歩道
 昨日はまいってしまった。暑さのために。
 暑さはすべての人に公平なはずなのに、私ひとりが傷めつけられているような気がした。
 病院で、健康診断を済ませたあと、M駅前で食事した。それまではよかったのだが、そのあと、買い物のために街を歩いたとき、アスファルトの反射光を浴びながら、<ああ、これがまさに、真夏の炎暑だ!>と思った。
 わずかな間に、身体の芯にまで暑さが通り、全身焼かれたような気がした。
 熱中症というのが、どんな症状か知らないが、帰途のバスに乗ったあたりから、変調が現れた。生欠伸の連発である。私は、日ごろ欠伸の少ない方である。ところが、湧き出るような欠伸を抑えようがないのだった。
 帰宅後、すぐ横になった。
 が、休む暇なく、前日、刈り取った草の片づけに、同級生の夫妻が来てくださった。仕方なく起き上がった。作業のあと三人で話しながらコーヒーを飲み、暫くは気分が紛れていたが、そのあと、今度はお腹の調子がおかしくなった。朝食抜きの空腹なところへ、お昼に食べたものが負担となったのだろうか。
 これでは、夜の集金常会に行けそうにない、お隣へ依頼しようと電話をしたら、常会は29日とのこと。私の勘違いだった。9と7を読み違えたらしい。老人にありがちな間抜けた話だ。
 安心して、とにかく横になることにした。
 しかし、深夜まで、身体の芯に入り込んだ暑熱が抜けず、息苦しくて眠れない。苦手な冷房を入れてみる。と、身体の表面の熱はどんどん奪われるのだが、芯の熱は依然として抜けない。
 眠れないので、深夜、誘眠剤のお世話になった。

 今朝、目覚めたのは、四時であった。
 気分はよさそうであった。
 新聞を取りに玄関に下りたついでに、外に出てみた。
 フクロウの、野太い声を久しぶりに聞いた。
 <ノリツケ ホーセ  ノリツケ ホーセ>
 と、鳴いて、今日の晴れを予報していた。

 新聞を読んだあと、六時から散歩に出た。
 が、朝食後は体をいたわりながら、昼過ぎまで休養。
 ひたすら怠惰を友にして。
 
 写真は、散歩途中の荒地にそよいでいたエノコログサ(ネコジャラシ)。
 私は、雑草たちの鄙びた風情にも心を惹かれる。
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