ぶらぶら人生

心の呟き

青い空と土筆

2014-03-04 | 身辺雑記
 昨日は、久々に晴天となった。
 午後、郵便局と草花舎に出かけた。

 青い空は春めいて、心も晴れやかになる。
 見上げた空が、青一色に彩られているのも悪くはないが、虚空は少々さびしいし、興がそがれる。
 <おーい>と呼びたけたくなる雲がほしい。
 西北の空に、なかなか形のいい雲が、思い思いに浮かんでいた。
 画竜点睛となって、空を美しくしている。

    


 野の春は、土筆に始まる。
 昨年の日記を見ると、3月3日に土筆と朱書している。
 草花舎の敷地内に、たくさん土筆を見つけたのだった。
 今年はどうだろう? と思いつつ、草花舎の地内に入ると、真っ先にその在り処を探した。

 昨年、土筆が群れていた草むらには、最近伐採された木々が、置かれていた。
 それでも、数本の土筆を見つけることができた。
 もうスギナになってしまったのもあった。

 野には、人知れず春が来ているのだ。 

    

 「鶯の声を聞きました」
 と、草花舎の客が話しておられた。
 山にも、春が来ているらしい。
 私も散歩の途次、声を聞いたように思って立ち止まったが、それは鶯を待つ、私の心に忍び込んだ幻の声であった。
 まだ本物の声は聴いていない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜盗虫のこと | トップ | 3月の庭 (空と花&「丁子恵... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿