昨日は、久々に晴天となった。
午後、郵便局と草花舎に出かけた。
青い空は春めいて、心も晴れやかになる。
見上げた空が、青一色に彩られているのも悪くはないが、虚空は少々さびしいし、興がそがれる。
<おーい>と呼びたけたくなる雲がほしい。
西北の空に、なかなか形のいい雲が、思い思いに浮かんでいた。
画竜点睛となって、空を美しくしている。
野の春は、土筆に始まる。
昨年の日記を見ると、3月3日に土筆と朱書している。
草花舎の敷地内に、たくさん土筆を見つけたのだった。
今年はどうだろう? と思いつつ、草花舎の地内に入ると、真っ先にその在り処を探した。
昨年、土筆が群れていた草むらには、最近伐採された木々が、置かれていた。
それでも、数本の土筆を見つけることができた。
もうスギナになってしまったのもあった。
野には、人知れず春が来ているのだ。
「鶯の声を聞きました」
と、草花舎の客が話しておられた。
山にも、春が来ているらしい。
私も散歩の途次、声を聞いたように思って立ち止まったが、それは鶯を待つ、私の心に忍び込んだ幻の声であった。
まだ本物の声は聴いていない。
午後、郵便局と草花舎に出かけた。
青い空は春めいて、心も晴れやかになる。
見上げた空が、青一色に彩られているのも悪くはないが、虚空は少々さびしいし、興がそがれる。
<おーい>と呼びたけたくなる雲がほしい。
西北の空に、なかなか形のいい雲が、思い思いに浮かんでいた。
画竜点睛となって、空を美しくしている。
野の春は、土筆に始まる。
昨年の日記を見ると、3月3日に土筆と朱書している。
草花舎の敷地内に、たくさん土筆を見つけたのだった。
今年はどうだろう? と思いつつ、草花舎の地内に入ると、真っ先にその在り処を探した。
昨年、土筆が群れていた草むらには、最近伐採された木々が、置かれていた。
それでも、数本の土筆を見つけることができた。
もうスギナになってしまったのもあった。
野には、人知れず春が来ているのだ。
「鶯の声を聞きました」
と、草花舎の客が話しておられた。
山にも、春が来ているらしい。
私も散歩の途次、声を聞いたように思って立ち止まったが、それは鶯を待つ、私の心に忍び込んだ幻の声であった。
まだ本物の声は聴いていない。
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