今日は、津和野在住のSさんにお会いした。
今から21年前、パソコンの扱い方について教えていただいたのが、ソコロシステムズに勤務しておられたSさんである。
私は91歳の老女となったが、Sさんはまだ50歳代の方である。
20年前、パソコンを見たこともなく、操作方法など全く知らない初心者の私に、その手ほどきをしてくださるのは、大変なことであっただろう。時間をかけて、個人指導をしていただき、一応の操作ができるようになったとき、ブログを勧めてくださったのだ。
私自身は、ブログの存在さえ知らなかった。
ブログの指導は、ソコロシステムズの他の職員が当たってくださったが、それは確か一回限りの指導で、その折、ブログ名をその場の思いつきで<ぶらぶら人生>と決め、簡単な文章を書いた。
それをきっかけに、今に至ったわけだが、91歳の今は、濁点をとって、<ふらふら人生>に変えた方が現実的である。が、ブログ名は以前のままである。
数独を解いたり、「天声人語」を書き写したり、読書をしたりが、比較的楽な作業であるのに対し、書くことは、一番骨の折れる仕事である。
最近は一度怠ると、それが惰性となって、長期にわたって怠けてしまいがちでもある。
ブログを諦めなくてはならない日が遠からず訪れるだろう。しかし、可能な限り、老いの日々の思いを書き続けたいと思っている。
パソコンの指導者・Sさんから、一度会いたいとの電話があって、今日、久々にお会いすことになった。
レストラン・ジャルダンで、一緒に食事をしながら、お話した。
ブログには、いつも目を通してくださるらしく、しばらく怠ると、調子が悪いのでは? と、心配してくださるようだ。
私は、人に読んでいただくというより、私自身の楽しみとしてブログを書いている。
世界の諸問題、日本の政治や社会の動向に無関心ではないが、「ぶらぶら人生」は、もっぱら身辺の雑記である。
が、その老女のつぶやきに、今も目を通していただけるのは、ありがたいことだと思っている。
ソコロシステムズとSさんには、感謝している。
(付記 パソコンを習った本来の目的は、小説を書くことであったのだが……。)
以下の写真は、ジャルダンのお店の前に咲いていた花々。