時折、小雨も降ったらしい。
施設では、毎日が、部屋に籠りっきりの生活である。格別の猛暑続きで、外歩きはできず、心は、少々鬱しがちであった。
今日は、午後になっても、幾分凌ぎやすかった。
久々に、戸外へ出てみた。
相変わらず雲が低く、青空はない。
河口からの眺め。
鴨島大橋の方向を見ても、高い山並は見えない。
トベラの実が、大きく膨らんできた。そのうち弾けて、赤い粒々の実が現れるだろう。
ブタナは春の花かと思っていたが、この時期にも咲いていた。
この花は外来種。
私の生まれた1933年に入ってきたと知っただけで、格別、親しみを覚えている。
ヘクソカズラの花期は長く、施設の北寄りの一角に、群がって咲いている。
先日来、4階の相談室近くの窓から、2階の花壇に咲いている花を眺めている。
あの花は、 リナリア であろうか? と思いながら。