ぶらぶら人生

心の呟き

所感 その2 (さすが中3)

2015-01-11 | 身辺雑記
 私のブログに、いつも目を通してくださる方に、昨日、草花舎でお会いした。
 その時、鎌倉幕府の創設年(1192)が、現在の教科書では、早くなっていると聞いた。

 帰宅後、タブレットで、鎌倉幕府について調べた。
 創設年は、1180年、1183年、1185年、1190年、1192年と、諸説があるというのが常識らしい。
 (その根拠は、歴史の資料を調べれば明瞭であるから、ここに記すことはしないでおく。)

 妹の孫が、中3である。
 そこで、教科書の鎌倉幕府の創設年がどうなっているか、電話して聞いてみた。
 1192年になっていて、「イイクニ」と憶えているという。
 年号の丸暗記で、歴史を学んだと思うのは意味のないことだが、学習法は、昔も今も変わらないらしい。

 歴史の解釈は、出版社によって違うのかもしれないと思い、それについて尋ねた。
 その返答の仕方に感心したのである。
 
 「いくほうしゃ。… 育てるの『育』にね、白鵬の『鵬』、会社の『社』」
 と、中3のAYAちゃんは、よどみなく教えてくれた。
 私は即座に、「育鵬社」という出版社名を思い描くことができた。
 さすが中3。
 実に、要を得た説明だと思った。

 中3であれば、その程度は当然のことかもしれないけれど……。
 しかし、大人でも、『鵬』の説明には戸惑うかもしれない。

 (『育鵬社』についても調べてみた。2007年創立の、比較的新しい出版社である。)

 なお、AYAちゃんのお母さんにも感心した。
 というのも、お正月には、本人の仕事の都合で会えなかった。

 「ちょっと電話を代わります」と、AYAちゃん。
 お母さんの声に変わった。
 改めて、新年の挨拶をし、
 「いつも心遣いありがとうございます」
 と、わが子がもらったお年玉のお礼を言われた。

 これも当然と言えば当然のことかもしれないけれど、お礼など言えない人の方が多い。
 その心映えを美しく思った。

 
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所感 その1 (声の表情)

2015-01-11 | 身辺雑記
 人の顔には、もちろん表情がある。
 柔和であったり、険しそうであったり。
 知的であったり、少々間抜けてみえたり。
 千差万別である。

 声にも、それと同じように表情がある。
 私は、人の声を聞いて、ひとりでに、声の主の、心の表情を読んでいる。
 そして、気分がよくなったり、妙に寂しくなったりする。
 声が優しければほっとし、トゲがあれば心が傷む。

 私は皺だらけの老女であるが、<声の表情>には気をつけたい、と自戒している。 
 
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