ぶらぶら人生

心の呟き

幸運なイヤリング

2009-11-26 | 身辺雑記
 二週間くらい前、病院で定期健診を受けた後、R喫茶店で食事をした。
 申し合わせたように友達が入ってきたので、一緒に食事をした。
 その際、マスターが、あなたのではないかと、イヤリングの片割れを差し出された。私の座席近くに落ちていたらしい。間違いなく、私の物であった。
 早速、左耳につけ、もう一方の耳に手を当てたところ、すでに右耳のイヤリングもなくなっていた。両方とも落とし、喫茶店で落とした物だけが拾われたのだと気づいた。
 イヤリングは、戸外で落すことが多い。したがって、なくなった物が見つかったためしがない。
 また、片端(かたわ)を作ってしまった、と思いながら、マスターに拾われ、一旦は耳につけたイヤリングを外して、財布に収めた。

 友人からプレゼントしてもらったものなので、とりわけ残念であった。
 ネックレスとの揃いでもある。
 片方だけ残ったイヤリングを、記念として残しておいた。
 このほかにも、すでに連れをなくしたイヤリングは沢山ある。
 私ばかりでなく、イヤリングの一方を落とす人は多いようだ。

 M歯科で定期健診を受けた後、今日も食事をするため、R喫茶店に寄った。
 すると、マスターがまた、イヤリングを差し出されたのだった。
 前回、片方を拾ってくださった日、夕方店の掃除をしていていて、見つけてくださったのだという。
 両耳のイヤリングを、R喫茶店に入ってから落としたらしい。
 運よく、二つともマスターに拾われたのだった。
 嬉しかった。
 しっかりお礼を言った。
 こうして、すでに諦めていたイヤリングが、再び私の元に返ったのだった。

 <幸運なイヤリング>である。(写真)


            
コメント
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