家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

雑談

2007-11-30 01:12:20 | Weblog
拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
ここ最近、ライブ(生意気にも音楽活動をやっております)の準備やら何やらで忙しかったのですが、さらに身内に不幸があったり年末で仕事がバタバタしてきたりとなかなかブログの更新ができません。
時間ができましたら更新しますので、またお暇な時に覗いてみてください。
(今のところ観たけどブログに書いてない作品が4本あります)

明日からTSUTAYAの半額セールなのですが仕事の都合がわからないのでセーブして借りることになりますが、年内にあと5本くらい観れればいいなぁ~と思ってます。

最近は観たい作品がすごく多いのですが(「SAW4」「ブレイブワン」「クローズ ZERO」「ディスタービア」「AVP2」「アイ・アム・レジェンド」などなど)なかなか劇場へ行く暇も金もありません...orz
唯一の救いはDVD化のスピードが早いことですかね~まぁ嬉しい反面どこか寂しさもあったりして、一映画ファンとしては現在のレンタル事情・DVD事情に何か複雑な思いもあったりしますね...

とりあえず「ヒルズ・ハブ・アイズ」シリーズ(「サランドラ」のリメイク)が来年大阪で上映されるそうなので是非観に行きたいです!

「鉄コン筋クリート」・・・(297)

2007-11-25 02:11:37 | Weblog
「鉄コン筋クリート」鉄コン筋クリート
監督:マイケル・アリアス
原作:松本大洋
声の出演:二宮和也、蒼井優、伊勢谷友介、宮藤官九郎、大森南朋、他
2006年・日本・111分<レンタル>

<STORY>
義理と人情とヤクザの“地獄”の町「宝町」。自由に飛び回る2人の少年クロとシロのたった1つの住処でもあった。しかしそこへ、開発という名の地上げ、ヤクザ、暴力、実態の分からぬ“子供の城”建設プロジェクト、不気味な3人組の殺し屋の影、そして<ヘビ>と呼ばれる男が現れ、町は不穏な空気に包まれる。宝町が大きく動くとき、2人の運命も大きく揺り動かされていく...

「ピンポン」の松本大洋原作コミックの映画化作品。
今作は実写映画化された「ピンポン」とは違いアニメ作品です。
個人的には松本大洋の絵柄ってあまり好きではないんですけど、話が面白そうだったので観てみました。(ちなみに原作は未見ですしアニメもあまり観ません)

正直言って途中までは非常に面白かった。
井筒和幸の名作「ガキ帝国」を思わせる、少年たちの抗争とそこに絡んでくるヤクザ...この後どうなるんだろうとワクワクしてたのですが...

もっとエンターテイメント作品だと思っていたのですが、どちらかと言うと哲学的というかどんどん深い話になっていきますね~まぁ基本的にはファンタジーだと思うのでこの作りはしょうがないかなぁーとも思うのですが...監督と脚本家が外国人であることも関係してるのでしょうか?

「ピンポン」がスカッとした青春映画で全然期待せずに(というかピンポンも松本大洋もまったく知りませんでした)観たにも関わらず非常に楽しめたので今作も期待したのですが、私の思ってたのとは方向性が違ったようです。

また機会があれば原作マンガも読んでみたいと思います。

「フリーダムランド」・・・(296)

2007-11-23 00:31:25 | Weblog
「フリーダムランド」FREEDOMLAND
監督:ジョー・ロス
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジュリアン・ムーア、イーディ・ファルコ、ロン・エルダード、ウィリアム・フォーサイス、他
2006年・アメリカ・113分<レンタル>

<STORY>
刑事のロレンゾは黒人低所得者が住むアームストロング団地を担当し、住人から厚い信頼を寄せられていた。そんなある日、病院に手を血まみれにした女性が現れた。彼女―ブレンダは、アームストロング団地で黒人男性にカージャックされたと、駆けつけたロレンゾに告げる。しかしその態度に違和感を覚えるロレンゾ。彼がさらに問い詰めると、ブレンダは追い詰められた表情で答えた。「後部座席に4歳の息子が乗っていた」と...

...てっきり”サスペンススリラー”的な作品だと思ってましたが...
もちろんミステリー的な要素は多分にありますし、分類するなら”サスペンス”や”ミステリー”に分けられると思います。
が、どっちかって言うとこれは人種問題を扱った社会派の人間ドラマですよね~

よく内容を知らずに借りた私も悪いのですが、でもパッとパッケージを見た感じではもっとサスペンス的なものを期待すると思いますよ。
これを”戦略”と呼ぶのか”詐欺”と呼ぶのかは置いときますが...

ベストセラー小説の映画化ということで、実際原作は文庫の上下巻ある結構な長編ですので、原作を読めばもっと深いところまで描かれているのかもしれませんが今作を観る限りではミステリー的な部分と社会派の部分とどちらにも比重を置こうとして中途半端になってる印象があります。

DVDのパッケージに「衝撃の結末」とか書いてありますが大して衝撃はありません(笑)あまり期待し過ぎないように...

「ダウト」・・・(295)

2007-11-20 20:29:10 | Weblog
「ダウト」SLOW BURN
監督:ウェイン・ビーチ
出演:レイ・リオッタ、LL・クール・J、メキー・ファイファー、ジョリーン・ベレイクロック、他
2005年・アメリカ・93分<レンタル>

<STORY>
地方検事のフォードは、恋人で地方検事補のノラがレイプ事件に遭遇し、犯人の男を射殺してしまったとの一報を受ける。ところが、この事件は計画された殺人事件だと言う男が現れ...

「ユージュアル・サスペクツ」「アイデンティティー」タイプの生存者の回想でストーリーが進んでいくサスペンスです。

...最初は確かに面白いです。この先どうなるのか?と思わせる展開はなかなかワクワクさせてくれる作りで期待しながら観たのですが...正直尻すぼみ感は否めませんね。

物語は二転三転しながらある最終目的に向かって進んでいくんですけど、ちょっと話に凝りすぎて分かりにくいですし、時間が短い割にはテンポ良くないですね~

良い雰囲気は持ってるけど完全に生かしきれなかったって感じです。
きっと色々と思惑はあったのでしょうけど、残念ながらあまり面白い作品ではなかったですね。

「ブラックブック」・・・(294)

2007-11-18 12:06:13 | Weblog
「ブラックブック」ZWARTBOEK
監督・脚本:ポール・バーホーベン
出演:カリス・ファン・ハウテン、セバスチャン・コッホ、トム・ホフマン、デレク・デ・リント、他
2006年・オランダ=ドイツ=イギリス=ベルギー・144分<レンタル>

<STORY>
1944年、ナチス占領下のオランダ。美しいユダヤ人歌手のラヘルは、南部へ逃亡する途中、ドイツ軍により家族を殺されてしまう。レジスタンスに救われたラヘルは、エリスと名を変え、髪をブロンドに染めレジスタンス運動に参加する。彼女はその美貌を武器にスパイとしてドイツ人将校ムンツェに近づいていくが、その優しさに触れ、次第にムンツェを愛するようになってしまう。一方、レジスタンス内では裏切り者の存在が浮かび上がる...

ポール・バーホーベン監督がハリウッドに見切りをつけ、母国オランダでの凱旋作第一弾です。

ハッキリ言いまして面白いです!
バーホーベン監督がアメリカで撮ったどの作品よりまっとうな作品ではないでしょうか?(笑)

物語は家族をナチスに殺されたユダヤ人女性がレジスタンスのスパイとなる話で、まぁサスペンスタッチですが基本的には人間ドラマです。
時間も長めですし私は普段そんなに観るタイプの作品ではないんですけど、バーホーベン監督作ということで観ました。

上にも書きましたがこれが結構面白いんですよね~
オランダで撮った作品ですのでいわゆるハリウッド俳優は一切出ておりません(多分)。とりあえず私は今作の出演者は全然知りませんでした。が、まったくそんなことは微塵も感じないくらい作品に入り込みました。
あと主演の女性が非常にいいです。オランダの女優さんらしいのですが、今後ハリウッド作品からもオファーが来たりするんじゃないでしょうか?

殺人シーンは相変わらずグロですし、非常に良いところをついてくるエロも健在です(笑)もちろんエログロシーンはそんなに多くありませんので、そういうのが苦手な方でもきっと気にせずに観ることが出来ると思います。
未見の方は是非観てください。

「ナイト ミュージアム」・・・(293)

2007-11-17 01:32:47 | Weblog
「ナイト ミュージアム」NIGHT AT THE MUSEUM
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク、他
2006年・アメリカ・108分<レンタル>

<STORY>
ニューヨークに住むラリーは、現在失業中。しかも最愛の息子ニッキーは、元妻の再婚相手になついてしまっている。父子の絆を取り戻すため、まずは仕事を持とうと決心したラリーは、自然史博物館の夜警の仕事に就く。しかし勤務最初の夜、ひとり見回りを始めたラリーは愕然とする。ホール中央にあったティラノサウルスの骨格標本が、忽然と消えているのだ!その直後、ラリーは館内を動き回るティラノサウルスに追いかけられ...

画面が凄いのでついつい騙されそうになりますが、これは子供向け映画ですね~
親子愛を描いた良いストーリーだとは思います。ただ、おっさんが一人で観て楽しむタイプの作品では無いですね(笑)

ロビン・ウィリアムズが出ておりますが、正に「ジュマンジ」タイプの作品です。
ただ「ジュマンジ」と決定的に違うのは、やっぱり”話が面白くない”んですよね...
「ジュマンジ」もどちらかというと子供向け作品だと思いますが、SFアドベンチャー的な話でワクワクさせてくれましたし、ラストも泣かせる良いストーリーでした。しかし今作はストーリーにイマイチ起伏が無くて、正直退屈でした。
コメディ的には猿とのカラミの部分で笑えるところもありますが、まぁそのくらいですかねぇ~...

毒が無いので好き嫌い別れる作品だと思います。
私のような汚れた大人には(笑)この毒の無さはまったく物足りませんでした。

「HUNT ハント」・・・(292)

2007-11-15 00:23:40 | Weblog
「HUNT ハント」VOODOO LAGOON
監督・脚本:ニック・コーエン
出演:アシュレイ・ハミルトン、ジョン・ノーブル、ララ・コックス、他
2006年・イギリス=オーストラリア・79分<レンタル>

<STORY>
バカンスのために南の島へとやってきた7人の大学生たち。しかしその島は、ブードゥー教の予言を叶えるため生贄を集める狩場だった。パラダイスのようなバカンスが一転、悪夢のような殺戮に巻き込まれていく...

これまた驚くほどのゴミホラーです(笑)
監督のニック・コーエンは「24 TWENTY FOUR」の脚本家というフレコミなんですけど、色々調べましたがそういう事実は見受けられませんでした。
おそらくちょっと協力した程度なんじゃないでしょうか?

まぁとにかく面白くないですね~
格安旅行に釣られてやってきた旅行者を生贄にするホテルのオーナーというストーリーもイマイチなら脚本もイマイチです。

ほんとに観なくていい1本です。
ホラー好きな方も観なくていいです(笑)

「スローター 死霊の生贄」・・・(291)

2007-11-14 00:13:30 | Weblog
「スローター 死霊の生贄」THE SLAUGHTER
監督・脚本:ジェイ・リー
出演:ジェシカ・エリス、ザック・キルバーグ、トラビス・ウッド、ビリー・ベッグ、ローラ・シュタイン、ブラッド・ミルン、他
2006年・アメリカ・94分<レンタル>

<STORY>
掃除のバイトで古い館にやって来た学生たちは、館で古い書物を見付ける。その書物には、悪霊を生き返らせる儀式がこの館で行われていたことが記載されていた。そして彼らは偶然にもその儀式を行ってしまい...

結構なゴミホラーを堪能させていただきました(笑)
偶然悪霊を甦らせるっていう展開はおそらく「死霊のはらわた」からいただいたんだと思いますが、とにかく脚本がダメダメです。
悪霊を甦らせてしまうシーンとか全然ドラマティックでもなく”なんなんだこれは?”としか言いようがありません(笑)

しかし!実は結構褒めれるところがあるんです。
まずDVDのパッケージにも写ってる悪霊のメイクですが、これ結構怖いんですよー(笑)B級ホラーは「顔を青とか赤とか緑とか塗っときゃエエやろ」っていうレベルのメイクも決して少なくないんですけど、今作のメイクはなかなか怖がらせてやろうという気合が感じられて嬉しいです。
あとオープニングの悪霊を甦らせる儀式のシーンも70~80年代のB級カルトぽくってなかなか良かったです。

もちろんトータルで見るとハナクソ映画ですので(笑)良識ある一般人の方は手を出さない方が賢明かと思われます。
まぁ一風変わったエロ・グロホラーですのでホラー好きな方はご覧になってみてもよろしいかと思います。

「ゴーストライダー」・・・(290)

2007-11-13 23:39:05 | Weblog
「ゴーストライダー」GHOST RIDER
監督・脚本:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ピーター・フォンダ、他
2007年・アメリカ・123分<レンタル>

<STORY>
スタント・ライダーのジョニーは、父の命を救う代わりに自らの魂を売り渡す契約を悪魔メフィストとしてしまう。それから長い年月が過ぎたある日、メフィストの息子ブラックハートが地上に現れ、地獄を我が物にしようとしていた。メフィストは、それを阻止するために"ゴーストライダー"を差し向ける。そのゴーストライダーこそジョニーだったのだ!彼は炎を吹き上げるヘルバイクとともに、悪魔たちとの壮絶な戦いに挑む...

原作がアメコミですが、正に”マンガ”ですね(笑)
とりあえずニコラス・ケイジほどのキャリアのある人が何故こういう作品に出たのか不思議ですね...

私は残念ながら原作のコミックは見たことないのですが、主人公の年齢はいくつくらいの設定なのでしょうか?さらに言うならルックス的にニコラス・ケイジはハマッているんでしょうか?(笑)
単純に今作を観るとニコラス・ケイジはミスキャストのように思えてしょうがないです。

思わせぶりに出てきた敵キャラたちも驚くほど弱くて全然ハラハラしません。
小中学生くらいなら楽しめるかもしれませんが、大人の鑑賞に堪えうる作品ではないですね~

久々にピーター・フォンダやサム・エリオットを観れたことだけが収穫でしたね~

「ハンニバル・ライジング」・・・(289)

2007-11-09 20:02:29 | Weblog
「ハンニバル・ライジング」HANNIBAL RISING
監督:ピーター・ウェーバー
原作:トマス・ハリス
出演:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス、ケヴィン・マクキッド、スティーヴン・ウォーターズ、他
2006年・イギリス=チェコ=フランス=イタリア・121分<レンタル>

<STORY>
1952年リトアニア。戦争で家族と死に別れ、記憶の一部と言葉を失ってしまったハンニバル・レクターはソ連の孤児院に収容される。ある晩、彼は脱獄を謀り、唯一血の繋がりがある叔父のいるパリへと逃亡する。そこでレクターは、ひとりの美しい日本人女性との運命的な出会いを果たす...

「羊たちの沈黙」シリーズ3作目といいますか「トマス・ハリス」シリーズ4作目といいますか、とにかく”人喰いハンニバル”誕生秘話を描いたいわゆる”ビギニングもの”です。

まず率直な感想としましては「ハンニバル」よりは面白いけど「羊たちの沈黙」の足元にも及ばないって感じです。
個人的には”いかにしてハンニバル・レクターは人喰いになったのか?”ってのはどうでもいいので(笑)この作品の存在意義に関してはいささか疑問なんですけど(それ以前にビギニングものはそんなに好きじゃないです)今作は単純に1作品として楽しめました。

ギャスパー・ウリエルのシャープでちょっとしゃくれ(笑)なルックスが非常に冷酷的で良かったですね~そういう意味ではキャスティングに救われた部分も大きいかと思います。

私はあんまり悪人に感情移入する方ではないので悪人しか出てこない「ハンニバル」は気持ちの持って行きようが無かったのですが、今作のレクターにはまだ感情移入しやすいところもあったので、その辺が「ハンニバル」より面白いと感じた部分かもしれません。

「羊たちの沈黙」は正直言って出来すぎた作品だったので比べるのは酷だと思います。
今作もあくまで一サスペンススリラーとして観ればそれなりに楽しめる作品だと思いますよ。