家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

いつもありがとうございます

2014-02-25 09:13:02 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
おかげさまでこのブログも丸9年を超えて、10年目に突入しました。
どんどん劇場に足を運ぶ回数が減り、それどころか映画を観る本数まで減ってしまってる今日この頃ですが
まぁ元々が入院を経験してのリハビリとして始めたブログですので
これからもボチボチダラダラと続けて行ければと思ってます。
最近は完全に週一更新、しかも観てる作品が半年遅れ(笑)というような状況ですが
お暇な時にでも覗いていただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。

「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説」・・・(824)

2014-02-24 15:28:50 | Weblog
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説」戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説
監督・脚本・撮影・出演:白石晃士
出演:大迫茂生、久保山智夏、他
2013年・日本・73分<レンタル>

<STORY>
ある池の中から現れた異形の生物を映した映像が投稿される。状況証拠から、これは日本古来の妖怪・河童だと推測した取材班は、投稿者と共に映像の収められた池へと向かうのだが...

「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 」シリーズの第三弾。
今回は”河童”です(笑)
まぁ良くも悪くも白石ワールド全開で、今作も突っ走ってますね~
このシリーズでは工藤Dという暴走キ○ガイキャラが出てきますが、
今作ではもう一人娘を河童にさらわれた鈴木というキャラが出てきて良い味を出してくれてます。
最初は反発し合ってたこの二人が手を組んで河童に挑む展開はかなり胸アツですね(笑)

正直言って中盤以降ちょっと退屈してまして
このままただ河童を捕まえようとする展開で終わってしまうのか?と思ってたところ
陰陽師あたりから、待ってましたの白石ワールドです!
河童にキュウリってとこもかなり笑ってしまうとこなのですが、最後の最後に相撲って...
あまりにもお約束過ぎて笑ってしまいました。
あと1作目から使用されている呪術道具の髪の毛の束が今作でも大活躍します。
もはや「水戸黄門」でいうところの印籠ですね(笑)万能すぎます。

個人的にはAD市川の活躍というか、発言力が強くなってきてるところが好きですね~
シリーズの回を追うごとに工藤に取って代わっていくのではないでしょうか?楽しみです。

今作では映像特典として監督のコメント映像が収録されています。
監督の話では、このシリーズは最低でも10作目までは作られるということで
それはそれで非常に楽しみではあるのですが
個人的に興味深かったのは、白石監督がおふざけが嫌いだということです。
白石監督の作品はそれなりに観てきましたが、てっきり「映画秘宝」系の深夜の居酒屋で企画を考えるような(笑)そんな監督だと思ってました。
でも、この発言をふまえて改めて作品を思い返すと確かにおふざけ的なことってやってないんですよね~
確かに笑ってしまうようなシーンは多々ありますが、全て笑わせようとしての結果では無く、あくまで真面目にやった結果なんですよね。
このコメント映像を観て、白石監督を見直しました。

そーいえば、こないだカラオケに行った時に「いきものがかり」の「ありがとう」という曲のビデオに
工藤D役の大迫茂生氏が映ってました。調べてみるとどうやらご本人のようですね。
ちなみに大迫茂生氏が私より遥かに年下だったのがかなりのショックです(笑)

「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊」・・・(823)

2014-02-15 02:35:28 | Weblog
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊」戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊
監督・脚本・撮影・出演:白石晃士
出演:大迫茂生、久保山智夏、他
2012年・日本・72分<レンタル>

<STORY>
廃墟で肝試しをする面々に、暗闇の中から、鈴の音と共に震える女が近づいてくる。そんな投稿者の映像を観たスタッフたちは“震える幽霊”の正体を確かめるため、件の廃墟へと向かう...

「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 」シリーズの第二弾。
白石監督のお家芸であります(笑)モキュメンタリーです。
前作の口裂け女がなかなか面白くて今作もずっと観たかったのですが
この2作目だけが全然レンタルで見つからなくて、普段行かないツタヤでやっと見つけました。

いや~相変わらずのトンデモ作品ですねー素晴らしい!
狂犬ディレクター工藤の暴走が加速してますし、幽霊を探しに行ったはずがあんな展開になるなんて...
前回も書きましたが、あくまで個人的な感覚ですが映画作品という意味では全然ダメです。
今作が「スターウォーズ」「ゴッドファーザー」「ジョーズ」などと並んで語られる作品だとは思いません。
しかし!やはりこの心が「ザワザワ」する感じ。
心臓を鷲掴みでは無く、心臓をゴム手袋を着けた手で撫でられるような何とも奇妙な感覚は白石監督ならではですね。

前回、白石監督のことを「三流・四流」と書いてたのですが、そのブログの宣伝ツイートを御本人のツイッターにリツイートされました(笑)
御本人が見てるかも知れないんであんまり強気な書き方はしませんが(笑)まぁ少なくとも一般的な意味での一流監督では無いです。
ただ、唯一無二の監督であることは間違いないですね~
正直、バカ映画・トンデモ映画の部類だとは思いますが、某監督(たち)の作品のように途中で観るのを止めるようなことは無いですから
半分悪口的な感想を書いてますが(笑)知らず知らず白石晃士ワールドに取り込まれてしまっているのかも知れませんね。

「脳男」・・・(822)

2014-02-08 02:37:26 | Weblog
「脳男」脳男
監督:瀧本智行
原作:首藤瓜於
出演:生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ、太田莉菜、大和田健介、染谷将太、他
2013年・日本・125分<レンタル>

<STORY>
都内近郊で発生した無差別連続爆破事件の捜査を進める茶屋刑事は、爆弾魔・緑川のアジトを突き止め、そこで共犯者と見られる男を逮捕する。取り調べでは鈴木一郎と名乗る以外、なにも供述しようとはせず、精神科医・鷲谷真梨子による精神鑑定が行われることに。真梨子は感情を一切表に出さない男に興味を抱き、その過去を調べ始めるが...

同名小説の映画化作品。
原作はかなり前に読みましたが、例のごとく内容はほとんど覚えてません(笑)
改めて調べてみますと、原作とはかなり設定が変更されているようですね~
まぁ最近では当たり前って言えば当たり前ですけどね。

感情を持たず、痛みを感じない”脳男=鈴木一郎”と彼を付け狙う連続爆弾魔との攻防戦を軸に
展開していくサスペンス・アクション。
まぁ原作が第46回江戸川乱歩賞を受賞しているだけに話は面白いですし、結構頑張ってる作品だと思います。
内容的には「人が人を裁けるのか?」みたいな、割と深いテーマを扱っております。
松雪泰子演じる精神科医が人間の善の面を信じる役柄で結構全面的に扱われてはいますが
そんなに説教臭い事も無く、どっちかっていうと勧善懲悪的なエンターテイメントに仕上がってますね。
ただ、結構アクションシーンが多いのですが、何か突き抜けきれない中途半端なアクションが却ってショボいです。
予算もあるし、安全面のこともあるのでしょうが、日本でカーアクションなどはやっぱり難しいんでしょうかね?
「頑張って車壊してます!」みたいなのが画面からにじみ出てきてる感じがするんですよね~(笑)

125分とちょっと長めの作品ですが、まぁ観れないことはなかったです。
生田斗真も演技してるのは初めて見ましたが、松雪・江口を相手にちゃんと渡り合ってて悪く無かったですね。
ただ「ヒミズ」「悪の教典」に続いて染谷&二階堂のセット出演はちょっと鬱陶しいです(笑)
エンディングテーマがキング・クリムゾンってとこが個人的に◎

あまり話題になった記憶は無いですし、レンタルでもそんなに人気がある感じではないですが
調べてみますとそれなりに興行収入は上がってるようで
原作も続編がありますし、そちらの方も映画化されるんじゃないですかね?
また時間があったら原作の方を読み直してみようと思います。

「生贄のジレンマ<上・中・下>」・・・(821)

2014-02-01 17:25:03 | Weblog
「生贄のジレンマ<上・中・下>」生贄のジレンマ
監督:金子修介
原作:土橋真二郎
出演:須賀健太、竹富聖花、木ノ本嶺浩、山本ひかる、菅野莉央、他
2013年・日本・各90分<レンタル>

<STORY>
高校卒業の朝、篠原純一が数週間ぶりに登校すると、校庭に底の見えない巨大な穴が出現していた。そこへ突然「今から1時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法は生け贄をささげることです」と謎の校内放送が流れ、篠原や同級生の鈴木理花らは、否応なしに理不尽なサバイバルに巻き込まれていく...

同名小説の映画化作品とのことですが、残念ながら小説は未読。っていうか存在すら知りませんでした(笑)
金子修介が監督で3部作ってのも興味があったので観てみました。
まぁいわゆる「バトル・ロワイアル」タイプのサバイバルサスペンスですね。

まぁ正直言いましてダルいです(笑)
3部作といってもトータル4時間以上でやっぱり長過ぎると思いますし、
内容だけで言えば2時間で十分作れたんじゃないでしょうか?
その方がスピード感もあって良かったと思うのですが...
当然命がけのゲームに強制参加させられた高校生たちを丁寧に描きたかったのだと思いますが
若手俳優ばかりで誰が誰かもよくわからないし(笑)キャラもイマイチ立ってない感じでした。
中途半端に時間が使われて、ただダラダラしてる印象だけが残りました。

個人的にはもうすぐ死ぬかもしれないという高校生がこんなに冷静なのかな~ってのはずっと気になってました。
もちろん取り乱す生徒もいますし、童貞で死にたく無いとレイプをしようとする者もいます。
それにしても冷静な生徒が多いなっていう印象です。
あと、やはり「何故、誰が、こんなゲームを仕掛けたか?」というオチですが...
まぁこういう感じにしないと風呂敷は畳めなかったんでしょうね~
「CUBE」のパクリかも知れませんけど(笑)
正直言ってわざわざ3部作で作るほどじゃなかったと思いますし、そこまでして観るほどの作品でも無かったです。

少女アイドル好きの金子監督らしく、同性愛の女生徒カップルのエピソードが結構長く描かれていますし(笑)
まぁ全体的に女性メインに描かれてますので、アイドル好きな方には楽しめるのかも知れませんね。