家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ゾンビ・リミット」・・・(913)

2015-11-16 09:56:07 | Weblog
「ゾンビ・リミット」THE RETURNED
監督:マヌエル・カルバージョ
出演:エミリー・ハンプシャー、クリス・ホールデン=リード、ショーン・ドイル、クローディア・バソルス、バリー・フラットマン、他
2013年・スペイン=カナダ・98分<レンタル>

<STORY>
ゾンビウィルスの発症をワクチンで抑えられるようになった世界。ウィルス感染者は「リターンド」と呼ばれ、定期的にワクチンを打つことで普通に生活することができる。
リターンドをサポートする病院で働く女性ケイトは、リターンドの恋人アレックスと幸せに暮らしていた。ところがある日、ワクチンの在庫が残りわずかだという噂が流れはじめる。
不穏な空気が街を覆うなか、ケイトとアレックスは大量のワクチンを持って逃亡するが...

はっきり言いますが、ゾンビものでもホラーでも無いと言い切って良いと思います。
ジャンル分けするなら「社会派サスペンス」でしょうね。
ウイルス系ゾンビがモチーフとなっていますが、これはエイズなんかのメタファーなんだと思います。

タイトルやDVDのパッケージとかイメージするような派手なエンターテイメント性はありません。
ただ、サスペンスとしては良く出来ていると思います。
ゾンビに恋愛や感動を絡めた中途半端なゾンビ映画は嫌いですが
今作はもうほとんどゾンビ関係ないですから(笑)これはこれで良いと思います。
ゾンビをモチーフにしながらこういう作品もあるんだという感じなので
普段ゾンビものを観ない人にこそ観ていただきたい作品ですね。

<引っ越し>
ブログを引っ越しました。
アドレスはこちらになります→http://blog.goo.ne.jp/oneofthebroken_paddy
しばらくは並行して更新しますが、年内には上記の新ブログ1本で行きますのでよろしくお願いします。

「地獄でなぜ悪い」・・・(912)

2015-11-09 09:51:05 | Weblog
「地獄でなぜ悪い」WHY DON'T YOU PLAY IN HELL?
監督・脚本・音楽:園子温
出演:國村隼、 二階堂ふみ、友近、 長谷川博己、 星野源、堤真一、他
2013年・日本・130分<レンタル>

<STORY>
とある事情から、激しく対立する武藤と池上。そんな中、武藤は娘であるミツコの映画デビューを実現させるべく、ミツコ主演作の製作に乗り出すことに。
あるきっかけで映画監督に間違えられた公次のもとで撮影が始まるが、困り果てた彼は映画マニアの平田に演出の代理を頼み込む。
そこへライバルである武藤の娘だと知りつつもミツコのことが気になっている池上が絡んできたことで、思いも寄らぬ事件が起きてしまう...

「冷たい熱帯魚」「愛のむきだし」の園子温監督作品。
まぁ漫画ですね~むちゃくちゃなバイオレンスに「映画製作」を絡ませたコメディです。
ヤクザの抗争を映画として撮影するという荒唐無稽な話ですが、
とにかくパワフルで勢いがあって、2時間超の割にはサクサクと観れました。

正直、もう園作品を観ることは無いと思ってましたが
これだけ精力的に作品を発表し続けられたら観ざるを得ないと言うか(笑)
まぁ嫌でも目に入ってきますよね~
今作はコメディだからということもあるのかも知れませんが、今まででいちばん観やすかったかも知れません。
もしくは園監督のパワーに対抗しうる何かを私が身につけたのかも知れませんが...(笑)

とにかく馬鹿げたお話でコメディ以外の何ものでも無いのでしょうけど
全編を貫く哀愁というか切なさみたいなものは園監督独特の感性なんでしょうね。
その辺は嫌いじゃないです。
コメディとは言え、基本はヤクザの殺し合いですからどぎついシーンも多いですが
まぁとにかく観ていただきたい一本です。

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「ロッジ LODGE」・・・(911)

2015-11-03 09:41:40 | Weblog
「ロッジ LODGE」DON'T BLINK
監督・脚本:トラヴィス・オーツ
出演:ミーナ・スヴァーリ、ブライアン・オースティン・グリーン、ジョアンヌ・ケリー、フィオナ・グーベルマン、ザック・ウォード、他
2014年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
休暇を利用して山奥のリゾートに出発した10人は、キャンプ場に到着する。帰りのガソリンがない彼らは、ほかに旅行者がいないか捜そうとふた手に別れ探索し始めるが...

「TSUTAYAだけ」です。
はっきり言って観なくて良い作品なのでネタバレします(笑)


まぁ反則ですよね~
ジャンルとしては「ホラー」か「サスペンス」という感じで進んで行き
オチは「SF」です...
そのSFにしても特に説明はありません。
90分間、一人ずつ人が消えて行き、最後に「メン・イン・ブラック」らしき人が登場
(私は見落としましたがエンドロールにメン・イン・ブラックのクレジットがあったそうです)
それで、これは「アブダクション」(エイリアン・宇宙人による誘拐)なんだとぼんやり理解出来るかな~って感じです。
それまでサスペンス的に一人ずつ消えてたにも関わらず
ラストは救助隊が全員一瞬にして消え去るという雑さ(笑)
そして生き残った女性だけはここでも消えないという映画的御都合主義。

これはこういう作品なんだと理解は出来ますが、このオチがありなら何でもありだな~って感じです。夢オチと一緒ですね。
途中までは雰囲気があって良かったですが、途中から明らかに何か超自然な力が働いてるんだろうな~と思ったところで冷めました。
学生映画なら面白いかもしれませんが、商業用作品でこれはダメですね。
「なるほど、そういうことか~」と観客を唸らせる何かがあってこそのプロじゃないですか?
ちなみにキャストでいちばん有名だろうと思われるミーナ・スヴァーリはほぼカメオです。ソッコーでいなくなりますよ(笑)

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