家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ベビー・ルーム」・・・(240)

2007-05-31 18:54:13 | Weblog
「ベビー・ルーム」Peliculas Para No Dormir: La Habitacion del Hijo
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:ハビエル・グティエレス、レオノール・ワトリング、サンチョ・グラシア、他
2006年・スペイン・76分<レンタル>

<STORY>
若夫婦のフアンとソニアは、ベビー誕生を機に築は古いがきれいにリフォームされた家に引っ越した。荷解きも早々に、フアンは寝室からでも赤ん坊の様子が分かるよう、ベビー・ルームに音声モニターを取り付ける。だがその夜、モニターからは赤ん坊の笑い声と、聞き慣れぬ男の声が聞こえて来た。フアンはあわてて子供部屋に駆けつけるが、誰かがいた形跡は見あたらない。一度はラジオの混信だと納得したものの、不安に駆られたフアンは、今度はビデオカメラの付いたモニター装置をベビー・ルームに設置するのだが...

「クリスマス・テイル」と同じく”スパニッシュ・ホラープロジェクト”の1本。
「クリスマス・テイル」は小品ながらなかなか良く出来た作品だったので、今作にも期待してたのですが...子供部屋のモニターカメラに男が映ってる...っていうプロットはなかなか良かったのですが、その後の展開がイマイチというか、結局「ビデオカメラが違う扉を開いた」って話で、ある種の”幽霊話”って感じですね。

日本の幽霊ものって結構怖いものが多いですが、海外の幽霊ものって何かあんまり面白くないんですよね~霊ってものの捉え方が違うせいでしょうかね?

オープニングの子供のシーンやラジオの老婆を含め、建物のいわくって語られてないんじゃないでしょうか?私が見落としてるんですかね~まぁたま~に5分くらい居眠りすることもありますが...(笑)
この建物のことが語られてないと話がわかりにくいと思うのですが...

このシリーズは予告編を見る限りではどれも面白そうなんですけど、今作を観るかぎりではそんなでもないかなぁ~って感じです。
また気が向いたら他の作品も観てみます。

「雑談」

2007-05-28 23:56:37 | Weblog
さきほどテレビで松本人志のインタビュー番組やってました。今週の土曜日から「大日本人」公開ですが、どうなんでしょうかねぇ~?
どういう話かとかほとんど情報入れてませんが、たぶん「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコントのグレードアップ版という感じなんでしょうね~。
ビートたけしの「みんな~やってるか!」も、それ”映画”でやる必要あるの?って感じだったんでちょっと怖い気もしますが、まぁとりあえず初監督作品ってことなんで...劇場には行かないでしょうけど...また観てみようと思います。
ちなみに北野武は正直言ってそんなに凄い監督だとは思いません。松本もたけしもお笑いに関しては「天才」かも知れませんが、「映画」を撮る以上は誰でも楽しめる作品を撮って欲しいですね。それでこそ「お笑いの天才」が”映画”を撮る意味があると思うのですが...

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」も公開されて、3時間近い作品ですがまぁまぁ評判も上々のようです。1作目は面白くなかったですが、2作目がなかなか良かったので3作目は期待しています...まぁこれも劇場へは行きませんが...(笑)

「パッチギ!LOVE & PEACE」はもう公開されてるんでしたっけ?...今調べてみました(笑)もう公開されてました...公開前は監督が色んなところでプロモーションしてて話題になってましたが公開後の評判はあまり聞こえてこないですね...同じく「スパイダーマン3」「バベル」も全然評判が聞こえてこないんですけど...

個人的には「ダイハード4.0」は久々に観に行きたい作品ですね~...ハズレでもいいっすよ~そんなに期待もしてないし(笑)
あとはまだ公開は決まってませんが「ランボー4」は予告編を見る限りではなかなかハードな感じで良さげでした。「ロッキー・ザ・ファイナル」もなかなかの評判のようですし、もし1作目の雰囲気を取り戻していればこちらも化ける可能性大ですね。

映画業界はなかなか賑わってるようですが、私のようなB級ホラーやアクションが好きなものにはまだまだ冬の時代です...「片腕サイボーグ」と「吐きだめの悪魔」の2本立てが劇場で観れたあの頃が懐かしいっす...(笑)

「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」・・・(239)

2007-05-27 01:44:15 | Weblog
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」The Three Burials of Melquiades Estrada
監督:トミー・リー・ジョーンズ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、バリー・ペッパー、ドワイト・ヨーカム、ジャニュアリー・ジョーンズ、他
2005年・アメリカ=フランス・122分<レンタル>

<STORY>
アメリカ・テキサス州。国境にほど近い荒れ地で、メキシコ人カウボーイ メルキアデス・エストラーダの死体が見つかる。純朴なメルキアデスを心から愛していた友人ピートは、深い悲しみに襲われながらもある約束を思いだす。「俺が死んだら、故郷ヒメネスに埋めてくれ」。ひょんなことから、メルキアデスが国境警備隊員のマイクに殺されたことを知ったピートは、マイクを拉致。彼に無理矢理メルキアデスの死体を担がせ、メキシコヘの旅に出発する...

最近ではコーヒーを飲んでる印象が強い(笑)トミー・リー・ジョーンズの初監督作品。
正直言ってこの作品を「人種問題」や「不法入国」の問題にまで言及していくと私の脳みそではもう理解不可能です(笑)ですので私は単純に友情と成長の物語として観ました。作りとしてはいわゆる”ロードムービー”です。

決して悪い作品では無いと思います。ただ、地味で重いですし結構ツラい話だと思います。そういう意味では娯楽エンターテイメントって作品では無いですね。

狂気と紙一重の愚直さで友人との約束を守り通そうとする男、狂気の旅を通して他人を思いやることに気づかされた自己中心的な若者、「撃ち殺してくれ」と頼む盲目の老人...とにかく私は観ていてツラかったですね。
そしてやるせなさが重くのしかかるラスト...もうお腹いっぱいです(笑)

人と人との繋がり、そして孤独感...淡々とした作風だからこそ却って色んなことを考えさせられます。
上にも書きましたとおり悪い作品ではありません。ただ、脳天気な娯楽作品を求めてる方には絶対向いてないです。
あと、前半は時系列がバラバラで唐突にシーンが行ったり来たりしますのでご注意ください。


「ゾンビナイト」・・・(238)

2007-05-26 00:20:47 | Weblog
「ゾンビナイト」ZOMBIE NIGHT
監督:デヴィッド・J・フランシス
出演:ダニー・チクノヴィッチ、サンドラ・セゴヴィック、ドウェイン・モニズ、ジョン・カーソン、他
2004年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
パキスタンがインドに核化学兵器を発射。中東は混乱状態に陥り、世界が大パニックになる中、ゾンビがアメリカ北部に出現し始めた。何も知らないマークとアンバー、娘のエミリーは、静かな田舎町で休暇を過ごし、市街にある家へと向かっていた。途中、車が故障し近くの建物に助けを求めに行くが、そこでゾンビから逃げてきたデイブと彼の家族に遭遇し、今何が起きているのかを聞かされるのだった...

えぇ、もうどうしようもないくらいダメなゾンビ映画です(笑)
とりあえずロメロの「ゾンビ」に影響を受けたというか、そのままいただいたんだろうなぁ~って感じの場面も見受けられますね。
特に最後に立てこもる場所のロケーションは「ゾンビ」のショッピングセンターの倉庫によく似てます。

しかし...まったくのゴミホラーであることは誰の目にもあきらかなのですが、何故か良い雰囲気を出してます。おそらく低予算がゆえのチープさが、奇跡的に70年代のホラー映画の雰囲気をかもし出してるのでは?と思われます。

ただ、脚本が致命的にダメですね~。「ゾンビ」の脚本を100点だとすると今作は0点と言っても過言ではないです。最初から最後までツッコミ入れまくりです...辻褄のあってるところの方が少ないかも(笑)

ホラーをあまり観ない方にはお薦めできませんが、ホラー映画上級者の方ならもしかしたら惹きつけられる何かがあるかも知れません。

「夕闇にベルが鳴る」・・・(237)

2007-05-25 00:15:35 | Weblog
「夕闇にベルが鳴る」WHEN A KILLER CALLS
監督:ピーター・マーヴィス
出演:レベカ・コーチャン、ロバート・バックリー、マーク・アーヴィンソン、他
2006年・アメリカ・87分<レンタル>

<STORY>
ベビーシッターのトリシアは仕事の依頼で豪邸に赴く。立派な家具、広く沢山ある部屋。それらにすっかり寛いだ彼女だったが突然、携帯に非通知の着信音が鳴る。無言のまま切られたそれを悪戯電話と意に介さないトリシア。だがその後、執拗にかかってくる電話に徐々に恐怖をおぼえてゆく。そして警察に連絡した彼女に告げられた言葉に、緊張が戦慄に変わった。「発信者は貴方の家にいる!」...

かつて「暗闇にベルが鳴る」「夕暮れにベルが鳴る」というホラー映画がありましたが(ちなみにこの2本は”電話”がキーワードになってる以外はまったく違う作品です)、今作は「夕暮れにベルが鳴る」と同じ都市伝説をモチーフにしたサイコホラーです。

ハッキリ言いまして、ゴミホラーです(笑)
このテの作品では冒頭で第一の殺人を描いて観客を惹きつける(いわゆる”ツカミ”ってやつですね)ことが多いので、「あ~この女の子が最初の犠牲者かぁ~」と思ってたら、なんと!ヒロインでした(笑)全然魅力ねぇ~...この時点でかなり冷めてました。

後半、犯人の正体が明らかになるわけですが何かあんまり衝撃も無いし、その点の描き方も回想シーンを入れるなり工夫すべきだったと思います。あまりにも不親切な作りですね。

ダメ映画の見本の様な作品でした。

「ブラック・ダリア」・・・(236)

2007-05-24 00:06:18 | Weblog
「ブラック・ダリア」THE BLACK DAHLIA
監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:ジェイムズ・エルロイ
出演:ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク、ミア・カーシュナー、マイク・スター、他
2006年・アメリカ・121分<レンタル>

<STORY>
1947年ロサンゼルス。ダウンタウンの空き地で、身体を腰で切断された女性の惨殺死体がみつかった。黒い炎を思わせる漆黒の髪、青白い肌を照らす黒ずくめのドレス。ハリウッド・スターを夢見ながら大都会の暗闇に葬られた女を、人は「ブラック・ダリア」と呼んだ。捜査線上に浮かび上がる一編のポルノ・フィルム。ダリアと瓜二つの大富豪の娘、そして彼女の一族にまつわる黒い秘密。事件の謎は、捜査にあたる若きふたりの刑事の運命をも狂わせていく...

...う~ん...なんかよくわからん(笑)
「L.A.コンフィデンシャル」も正直言ってよくわからなかったし、面白くなかった。デ・パルマは難解な映画を撮る監督とは思わないんで、やっぱりエルロイがダメなのかなぁ~...

話は横溝正史っぽい感じっすね~(笑)なんか金持ち一家のドロドロした話というか...
あと劇中で何度も”似てる”と言われているエリザベス役のミア・カーシュナーとヒラリー・スワンクが「全然似てない」と思うのは私だけでしょうか?
とにかくその違和感は最後まで拭いきれないままでしたね。

ハリウッドの超メジャー作品ですので色んな理由で今作を観る方がいると思いますが、ハードボイルド・サスペンスみたいな感じで期待してる人はちょっと肩透かしくらうかもしれません...私は完全に時間の無駄でした~

「カオス」・・・(235)

2007-05-22 18:11:06 | Weblog
「カオス」CHAOS
監督・脚本:トニー・ギグリオ
出演: ジェイソン・ステイサム、ライアン・フィリップ、ウェズリー・スナイプス、ジャスティン・ワデル、他
2005年・アメリカ・107分<レンタル>

<STORY>
武装した強盗団が銀行を襲撃。人質をとり立てこもった彼らのリーダー、ローレンツは、包囲する警察に対し、交渉人としてコナーズ刑事を呼ぶよう要求する。コナーズは以前担当していた事件での失態で謹慎処分中だったが、新人のデッカーとコンビを組むことを条件に謹慎を解かれて現場に復帰。強盗事件現場での交渉に乗り出した。そんなコナーズに対しローレンツは「混沌<カオス>の中にも秩序はある」と謎めいた言葉を残し...

銀行強盗と刑事の攻防を描いたクライム・サスペンス。

久しぶりにちゃんとした映画を観ました~最近はB級ホラーばかり観てたので...まぁこの後もB級ホラーが続々出てきますが...(笑)

とりあえずジェイソン・ステイサムが出ているサスペンス・アクションという以外の予備知識はまったく無しに観ました...”黒い長渕”ウェズリー・スナイプスが出ていることすら知らなかった...(笑)

ジェイソン・ステイサム、ライアン・フィリップ、ウェズリー・スナイプスと役者陣がいい仕事しておりますのでそれなりに楽しめることはできます。
特に悪人顔の割りに善人役の多いウェズリー・スナイプスが悪人やってるのが個人的には嬉しいっすね~。
ただ...銀行に立てこもった強盗と警察が攻防戦を繰り広げる。が、実は強盗には別の目的が...とか、最近結構多い感じのストーリーですし、途中でネタバレするストーリー展開もちょっとどうかな~って感じです。

まぁ私のように粗探しをするような屈折した映画ファンはともかく(笑)普通に観ればそれなりに楽しめる娯楽エンターテイメント作品だと思います。
特にラストは良かったと思います。キライな人も多いかも知れませんがメジャー作品ではなかなか珍しいエンディングではないでしょうか?

ちなみにベテラン刑事役のジェイソン・ステイサムと新人刑事役のライアン・フィリップって実年齢は2歳しか違わないんですよね~...驚きました。
しかもジェイソン・ステイサムって私より3歳も年下だなんて...orz

「クリスマス・テイル」・・・(234)

2007-05-20 14:04:22 | Weblog
「クリスマス・テイル」Peliculas Para No Dormir: Cuento de Navidad
監督:フランシスコ・プラサ
出演:マル・バルディビエルソ、イバナ・バケロ、ダニエル・カサデヤ、クリスティアン・カサス、パウ・ポチ、他
2006年・スペイン・71分<レンタル>

<STORY>
クリスマスシーズンのある日、子供たちの仲良しグループが、森の中の涸れ井戸に落ちたサンタ姿の女性を発見する。彼女は落ちたときに足を痛めたらしく、自力では這い上がれそうにない。子供たちは警察に助けを求めに行くが、応接室に待たされている間、ふと緊急手配のファックスを見てしまう。そこには先ほどの女の顔写真と共に、レベカという名前と銀行強盗という罪状が記されていた。一転して子供たちは通報を止め、女から盗んだ金のありかを聞き出そうとする。なにしろ女を生かすも殺すも自分たち次第なのだ...

「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」というシリーズの1本です。
おそらくテレフィーチャーだと思うのですが、話が面白そうなので観てみました。

まったく期待していなかったんですけど、これが意外に面白いです。
前半は森の中の穴に落ちてしまった強盗と子供たちとのやりとりを描いたサスペンスですが後半は一転して強盗が子供たちを追いかける遊園地内での攻防戦を描いたホラーになります。
ラストでさらに一転して別の展開になっていくのですが...

突っ込みどころも多いですし、特に子供たちがあまりにも計算高く冷酷なのは”さすがにそこまでは...”と思わないでもないですが、まぁスペインといえば「ザ・チャイルド」を生んだ国ですからね~スペインの子供ってみんな残酷なんでしょうか?(笑)
時間も短くて観やすいですし、お薦めします。

「ザ・ダーク」・・・(233)

2007-05-19 11:37:05 | Weblog
「ザ・ダーク」THE DARK
監督:ジョン・フォーセット
出演:ショーン・ビーン、マリア・ベロ、グウェニス・ペティ、モーリス・ローヴ、他
2005年・アメリカ・93分<レンタル>

<STORY>
娘のサラを連れて別れた夫の住む地を訪れたアデル。そこは50年前に人々が暗く深い海へと飛び込む悲惨な事件が起きている場所であった。そうとは知らず、海辺を散歩していたサラが姿を消してしまい、必死に娘を探すアデルの前には不思議な少女が現れ...

「バイオハザード」の監督ポール・W・S・アンダーソン製作のホラー...「バイオハザード」とは打って変わって、ゴシック的な匂いもある地味~な作品です。
どちらかというと低予算の作品だと思いますが、マリア・ベロ、ショーン・ビーンとメジャー作品でも2番手、3番手あたりで出演してる役者が主演しておりますし、画面からも一切安っぽさは感じません。
ただ...もちろんこの雰囲気を狙ってるんでしょうけど...やっぱり地味で退屈です。せめてストーリーがもうひとひねりあれば良かったんでしょうけどね...

雰囲気は同じくショーン・ビーンが出演している「サイレントヒル」と似てますね~(製作は今作が先ですが)とにかく重くて暗くて地味です。
こういうタイプの作品がすきな人にはそれなりに楽しめるかもしれませんが、個人的にはあまり面白くなかったですね。

「28日後... 特別編」・・・(232)

2007-05-18 00:51:12 | Weblog
「28日後... 特別編」28 DAYS LATER
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、クリストファー・エクルストン、ミーガン・バーンズ、ブレンダン・グリーソン、他
2002年・アメリカ・114分<セルDVD>

<STORY>
交通事故による昏睡から目覚めたジムは、病院はおろか街全体から人が消えたロンドンをさまよう。28日間で広まったウイルスによって感染者は凶暴化し、非感染者たちはロンドンから脱出していたのだ。ジムは、感染者の攻撃をかいくぐりながら、わずかに残された非感染者とともに安全な場所を目指す...

DVD発売時にレンタルで観まして、今回セル版を購入しての2回目の鑑賞です。

ジャンル的に言うとSFサスペンス・ホラーって感じでしょうか?内容的にはすべてどこかで観たことあるような感じなんですけど、全然飽きずに最後まで緊張感を保ったまま観れましたね(もちろん2回目も)。
無人になったロンドンの描写は「地球最後の男(オメガマン)」からの影響が見えますし、特にジョージ・A・ロメロの「リビング・デッド3部作」からの影響はかなり強いっすね~...と言うかロメロの3部作を1本にした感じの内容です。

ただ、今作はゾンビ映画として語られることが多いようですが、厳密に言うとゾンビではないですよね...ゾンビは基本的に死人で、今作のはウイルスで凶暴化した人間ですからゾンビというよりは一種の「病人」ですね。

とにかく「ゾンビ」や「死霊のえじき」に通ずる、この息詰まるような終末観は素晴らしいですし、ホラー好きで未見の方は絶対観るべき1本だと思います。
ちなみに続編の「28 WEEKS LATER」も現在製作中です(もう完成したのかな?)。

もう一つちなみに、私は劇場では観ていないのでわからないんですけどセルDVDの「特別編」のエンディングは劇場版とは違うみたいですね(劇場版の別エンディングは特典映像で収録されてます)この「特別編」のエンディングが一番ハッピーエンド(ハッピーと言っても「死霊のえじき」レベルですが...笑)です。ホラーなのでバッドエンドもアリだと思いますが、今作に関しては内容がヘヴィすぎるので個人的にはこのエンディングが一番良いと思います...劇場で観た人は結構重い気分で家路についたのではないでしょうか?(笑)