「しあわせのパン」しあわせのパン
監督・脚本:三島有紀子
出演:原田知世、大泉洋、光石研、中村嘉葎雄、渡辺美佐子、中村靖日、本多力、あがた森魚、余貴美子、他
2011年・日本・114分<劇場>
<STORY>
りえと尚の水縞夫妻は東京から北海道・月浦に移住し、パンカフェ「マーニ」を開く。尚がパンを焼き、りえがそれに合ったコーヒーと料理を出すマーニには、北海道から出ることができない青年や口のきけない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦などさまざまな人々がやってくる...
このブログをご覧いただいてる方にはお分かりかと思いますが、普段私がまったく観ないタイプの作品です(笑)
実は知り合いの方にチケットをいただきまして、昨年は1本も劇場で映画を観れなかったこともあって観に行ってきました。
一応言っておきますが...レンタルビデオやシネコンの普及・低価格化で映画の見方が変化してきて、私の場合はB級ホラーを中心に観るようになってしまいましたが(笑)どんなタイプの作品でも嫌いとか観たくないってことは無いですよ。
ネット上ではそれなりに好評価の作品でしたが、公開1ヶ月で日曜にもかかわらずお昼一回きりの上映ってことで
評判ほど入ってないのかな~と思っておりました。
が、まぁさすがに小さめの劇場の半分以上は埋まってましたね。客層は私と同年代くらいの女性が多かったように感じました...この辺も普段私が観るような作品とは違います(笑)
本当に静かでゆったりとした作品で、全体がやさしさに包まれてるようなそんな映画でした。
カフェを中心にした一年間(四季)のお話で、基本的に3つのエピソードで構成されています。
何も事件は起きないのかと思ってましたがそうではなく、結構シビアな男女や家族の問題が描かれています。
そんな人たちがカフェ「マーニ」を訪れ、そして痛みや悲しみを抱えつつも、また一歩明日に向かって歩き出すような、そんな感じの内容です。
個人的には物の売り買いがあるのにお金のやりとりが出てこないのがちょっと不自然だったのですが、逆にこれはある種のファンタジーなんだろうな~と思いながら観ておりました。
監督のブログを見ますとやはり寓話(ファンタジー)として撮られたようです。
(ちなみにこちらが監督のブログ→http://yukikofilm.exblog.jp/)
三島監督は本屋とカフェと映画館をこよなく愛している方らしく、年齢は公表されておりませんが私と同年代で(私の知り合い<チケットをくれた方とは別の方>と学生時代、映画サークルで一緒だったそうです)こう言ってしまうとちょっと偏見と言われるかもしれませんが(笑)今作はまさにそういう方が撮ったと思える作品ですね。
初の長編映画ということで監督の思いのすべてが詰め込まれた作品と言っても過言ではないと思います。
泣ける感じの内容ではありますが、そんなに泣かそう泣かそうって感じでは無く、結構淡々としていてその辺は個人的には好感が持てました。
エンディングに矢野顕子の「ひとつだけ」が忌野清志郎とのデュエットヴァージョンで使用されています。
元々この曲にインスパイアされて脚本が書かれたということで、まさにこの世界観を締めくくるにふさわしい曲ですね。
今は亡きキヨシローの歌声が切ないです。
そういえば原田知世主演映画って劇場では「時をかける少女」以来、約30年ぶりに観ましたね~
普段あまり原田知世が出てる映画もドラマも縁が無くって本当に久々って感じでしたが、30年経っても印象が変わらない女優さんでした...さすがに高校生の頃に比べると老けたな~とは思いますが(笑)
あと大泉洋は素朴で優しさの溢れる役どころでしたが、「水曜どうでしょう」「おにぎりあたためますか」ファンとしましては、やはり大泉洋は”ヒネくれたクソ野郎”ぐらいの感じが個人的には一番好きですね(笑)
監督・脚本:三島有紀子
出演:原田知世、大泉洋、光石研、中村嘉葎雄、渡辺美佐子、中村靖日、本多力、あがた森魚、余貴美子、他
2011年・日本・114分<劇場>
<STORY>
りえと尚の水縞夫妻は東京から北海道・月浦に移住し、パンカフェ「マーニ」を開く。尚がパンを焼き、りえがそれに合ったコーヒーと料理を出すマーニには、北海道から出ることができない青年や口のきけない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦などさまざまな人々がやってくる...
このブログをご覧いただいてる方にはお分かりかと思いますが、普段私がまったく観ないタイプの作品です(笑)
実は知り合いの方にチケットをいただきまして、昨年は1本も劇場で映画を観れなかったこともあって観に行ってきました。
一応言っておきますが...レンタルビデオやシネコンの普及・低価格化で映画の見方が変化してきて、私の場合はB級ホラーを中心に観るようになってしまいましたが(笑)どんなタイプの作品でも嫌いとか観たくないってことは無いですよ。
ネット上ではそれなりに好評価の作品でしたが、公開1ヶ月で日曜にもかかわらずお昼一回きりの上映ってことで
評判ほど入ってないのかな~と思っておりました。
が、まぁさすがに小さめの劇場の半分以上は埋まってましたね。客層は私と同年代くらいの女性が多かったように感じました...この辺も普段私が観るような作品とは違います(笑)
本当に静かでゆったりとした作品で、全体がやさしさに包まれてるようなそんな映画でした。
カフェを中心にした一年間(四季)のお話で、基本的に3つのエピソードで構成されています。
何も事件は起きないのかと思ってましたがそうではなく、結構シビアな男女や家族の問題が描かれています。
そんな人たちがカフェ「マーニ」を訪れ、そして痛みや悲しみを抱えつつも、また一歩明日に向かって歩き出すような、そんな感じの内容です。
個人的には物の売り買いがあるのにお金のやりとりが出てこないのがちょっと不自然だったのですが、逆にこれはある種のファンタジーなんだろうな~と思いながら観ておりました。
監督のブログを見ますとやはり寓話(ファンタジー)として撮られたようです。
(ちなみにこちらが監督のブログ→http://yukikofilm.exblog.jp/)
三島監督は本屋とカフェと映画館をこよなく愛している方らしく、年齢は公表されておりませんが私と同年代で(私の知り合い<チケットをくれた方とは別の方>と学生時代、映画サークルで一緒だったそうです)こう言ってしまうとちょっと偏見と言われるかもしれませんが(笑)今作はまさにそういう方が撮ったと思える作品ですね。
初の長編映画ということで監督の思いのすべてが詰め込まれた作品と言っても過言ではないと思います。
泣ける感じの内容ではありますが、そんなに泣かそう泣かそうって感じでは無く、結構淡々としていてその辺は個人的には好感が持てました。
エンディングに矢野顕子の「ひとつだけ」が忌野清志郎とのデュエットヴァージョンで使用されています。
元々この曲にインスパイアされて脚本が書かれたということで、まさにこの世界観を締めくくるにふさわしい曲ですね。
今は亡きキヨシローの歌声が切ないです。
そういえば原田知世主演映画って劇場では「時をかける少女」以来、約30年ぶりに観ましたね~
普段あまり原田知世が出てる映画もドラマも縁が無くって本当に久々って感じでしたが、30年経っても印象が変わらない女優さんでした...さすがに高校生の頃に比べると老けたな~とは思いますが(笑)
あと大泉洋は素朴で優しさの溢れる役どころでしたが、「水曜どうでしょう」「おにぎりあたためますか」ファンとしましては、やはり大泉洋は”ヒネくれたクソ野郎”ぐらいの感じが個人的には一番好きですね(笑)